goo blog サービス終了のお知らせ 

宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

全宇宙必聴

2015年09月27日 | 音楽
先週はシルバーウィークと名付けられていたようだが、高齢者の方と関わる仕事なので、文字通り「シルバー」って感じではあった。休みなし。
でも通勤中は矢野顕子さんの新譜「Welcome to Jupiter」を毎日聴いていたので、快調に乗り切れましたよ。

私ごときが言うのもなんですが、ほんとにカッコイイ素敵なアルバム。
聴くたびにあ、こんな音がという発見があり。
今回制作に参加している若い人たちと同世代以下の人たちにもぜひ聴いてもらいたい。
(GYAO!のインターネットライブを見て、いやうんちょっとねAZUMA HITOMIさんを除いてビジュアル的には世代ギャップを感じた私だったが…若者男子の間であごひげ流行ってんのかな…)

「わたしと宇宙とあなた」という曲の一節に

わたしに会えて良かったと
あなたに言わせたい

というのがありまして、私は「くーっ」っとツボを押された。

矢野さんは愛情深く愛着の強い人なんだなー、でも愛着が執着に変わることを潔しとしない人なんだなー
作用反作用の法則か(?)、愛着が強いほど、執着を嫌ってココロを遠くにぶん投げる力が強くなるのかなー
と、ふと、新しい発見をしたような気になった。
が、思えば、デビューアルバムの「気球に乗って」からして、「未練の綱を断ち切って」空高く舞い上がれという歌だった。
どんどん遠くへ行っちゃって、ついには成層圏を突き抜けてしまったのね。

「悲しくてやりきれない」の曲調がさらに歌詞から乖離したものになっているのも、そういうところからきてるのかなー。
が、「乖離してる」と書きながらも、聴いているうちに、これこそがぴったり、と思えてくるのだった。
悲しみの気分に耽溺するのではなく、歌詞に出てくる「空のかがやき」や「白い雲」や「風の唄」のほうを音楽にしてるのねー。
今歌詞ページを見ながら思った。

「そりゃムリだ」はいまや「これでいいのだ~♪」と並んで、メロディー込みでの究極の決め台詞御三家。
(あと一つは今考え中)

「颱風」は年末のTin Panとのコンサートで演るかなー。ギターがシビレル。

あ、「モスラの歌」は最高です!

ワインディングロードを飛ばして行きました!

2015年09月02日 | 音楽
(9月7日記)

9月2日新潟県三条市中央公民館大ホールにて、「矢野顕子リサイタル2015 in Sanjo」というのがありまして、休みを取って行ってきた。
2012年長岡でコンサートがあったときは、列車で行ったのだけど、駅から会場まで公共交通で行くのが結構難しくやっぱり車社会だなーと痛感したので、今回は思い切って車で行ったのだった。
とはいえ、マイカーは軽自動車、高速道路に乗るのは怖いので(と周囲に言うと驚かれるのだが)、8号線をひたすら北上、結果、往復2日間ほとんど車を運転するだけで終わってしまった。
しかも、今回の会場は割と街中にあり、ようやっと辿り着くと小さな駐車場はすでに満杯、停められる場所を探して右往左往することになってしまった。

会場の中で駐車場案内をやっていたようなんだけど、そんな、一旦車を路上に停めないと中に入れないじゃないのー、これまで行った郊外型ホールだと誘導係が複数いて行くべき場所に誘導してくれたんだけどなー…
(あ、でも会場への不満はそれくらいで、会場の係りの人たちもみな温かい感じでよかったです)

ま、でも、ドライブ旅は一度やってみたかったので、よし。
帰りのBGMは弾き語りアルバムを中心にひたすら矢野さんの曲オンリー。
こんな何時間も延々と聴く機会はそうない。
特にアルバム『Home Girl Journey』は「会いたい気持ち」(会った帰り道ですけど)「赤いクーペ」(私はクーペじゃないですけど)「海辺のワインディングロード」(親不知海岸)「雷が鳴る前に」(天候不安定で激しい雨が降ってきた)「Photograph」(夕暮れの景色)…と目の前の風景とシンクロする曲が多かったなー。

で、肝心のリサイタルだが、平日だし、全席自由席とあったから、当日券でいいかなと思っていたんだけど、会場は満席。チケット売りの人には「完売だったんですけど戻りがあってよかったです」と言われた。よかった…
いちばん後ろの席に座ったんだけど、矢野さんの表情も下腕の筋肉(!)もよく見えてよかった。
知らなかったんだけど全席500席だったのねー。
音響は凝った感じがなくてそのまま聞こえてくるのがかえって気持ちいい。
(うまく言えないけど、最近の音楽専門ホールにあるような、いかにも音響に気を配ってますよーという音ではなかった)

セットリストは
1.春先小紅
2.CHILDREN IN THE SUMMER
3.夏が終る
4.横顔
5.ニットキャップマン
6.セラピー
7.Time(ブルーノートでも演奏した、舞台「My Mother Has 4 Noses」の中の曲 
8.サッちゃん
9.ISETAN-TAN-TAN
10.そりゃムリだ(新曲)
11.大丈夫です(新曲)
12.あたまがわるい(新曲)
13.ごはんができたよ
14.YES-YES-YES
15.ひとつだけ
EC1.飛ばしていくよ
EC2.PRAYER

矢野さんがツイッターに「客席が本当に老若男女を絵に描いたようで、こちらから眺めてるだけでうれしくなりました」とあったけど、ほんとそんな感じで、セットリストもそれを反映したものになったのかなーと思った。
「ISETAN-TAN-TAN」は駅から会場に向かう途中で伊勢丹の看板を見てびっくりして、とのこと。
「うちのデパート」は伊勢丹なのに坂本家は京王デパートだったのよーなんて話も。
途中、手拍子とスキャット(?)でつなぐ珍しくカッコイイ趣向。みんな一緒に手拍子。
が、モノがデパートだからまだいいけど、なんかヘタすると新興宗教っぽくないか、それこそ京王デパート派は反発するのでは…と気になっていたら
「この歌けっして嫌いではないんですけど、私、西武デパートに勤めてるんです…」というファンからのメールがあったそうで(^^;

新曲もどれもすてき。歌詞がすっと頭に入ってくる。

「YES-YES-YES」は「いい日旅立ち」とどっちがいい?ってことで拍手が多いほうになったんだけど、今の矢野さんを象徴する熱い演奏。よく分からないけど、音が多層、ピアノだけでベースやドラムのパートも担ってるような一人バンド状態。

アンコール2曲のタイプの違いというか振り幅がつくづくすごい。

ということで、このセットリスト、「矢野スタンダード」ともいうべき、代表曲というか初めての人にもまずは聴いていただきたい曲の数々に最新版の矢野さんをプラスって感じで、全体にまとまってるなーと思った。
というか、まったくの出たとこ勝負ってわけでもなくて、やっぱり大体の枠は決まってるのよね。そりゃそうだ。
最近はバンド演奏に魅了されていたけど、やっぱりピアノだけの弾き語りもいいなと改めて思った2日間であった。(リサイタルと翌日のドライブミュージックで。 弾き語りアルバム5枚分聴いてもまだ家に帰れない…しかしまだまだ聴けるぞーという…)

ヨ・ロ・コ・ビ

2015年08月20日 | 音楽
(8/25記)

8月20日
今年も行ってきた!
矢野顕子トリオ featuring ウィル・リー&クリス・パーカー@ブルーノート東京

久々の東京はくーもりぞらー♪(「曇り空」ユーミン原曲yanokamiヴァージョンの一節)だったけど、
とても素敵に見えた。

オフコース原曲の「YES YES YES」を、今回のトリオでも演奏したのだけど、
3人のつくりだすグルーヴ(grooveの使い方はこれで合っている?)に身を任せながらも
「君の嫌いな東京もー♪」
のフレーズには
「いえいえ、私は大好きですよ。秋じゃなくても素敵ですよ」
と脳内即答してしまったくらい。

「アイラヴユー、トーキョー♪」
なんて、会場への道すがら、しばしば声をかけたくなったくらい。
景気を反映してか、青山周辺の景色も、数年前に比べて活気が戻っているような気がしたよ。

と、心はウキウキしていたものの、いかんせん体は結構お疲れぎみ、前日までは旅を楽しみにする余裕もなく、当日は地下鉄駅からブルーノートまで歩くのも足がしんどかったりしたのだが。

いやはや、音楽の力ってすごい。
帰るときは、すっかり足取り軽やかになっていたんですねー。こりゃびっくり。

今回の演奏は特に「ああずっとこのグルーヴが続いてほしい」と切望するものが多くて、なんていうのかなー、全身マッサージのような効果が大きかったのではないか。
「ああずっとこの身を任せていたい」と夢見心地でいるところで、ぷつっと終わっちゃうものだから(そこがカッコいいんだけどね)、拍手よりも、呆然としてしまったりして。

1st show だけでは終わりたくなくて、こそっと舞い戻って2nd show も鑑賞してしまった。
(終演が遅くなるので、今回は帰りましょうということで、同行の人と一緒に一旦駅まで行ったのだったが(^^;)

1stのアンコールでは無かった「飛ばしていくよ」も聴けて大満足。
(「決めたセットリスト通りにいかないこともあるけど、大勢に問題なし」というようなことをおっしゃっていたのは、このことかなーなんて思ったり。もちろん1stも大満足だったです)
ウィルさん、クリスさんのTシャツも1stとは色が違っていて、お召し替えされたのだなと。
(Tシャツにチョッキというかベストというかジレというかをはおるスタイル、シンプルだけど好きだなー。クリスさんにはYAMAHAのTシャツを着てきていただきたかったが)
クリスさんのドラムセットには、独自の打楽器として「茶筒」(一保堂のものだそうだ)もくくりつけてあったのだが、たしかになぜ「茶」には「お」をつけて「お茶」と言うのに「お茶筒」とは言わないのか、謎だ。「筒(つつ)」の上に「茶」がつくと「づつ」と濁る法則を覚えるのは、日本語学習として応用がききそうだけど。つーか、今の日本人には「茶筒」よりも「ティーキャニスター」のほうが通りがよかったりして(^^;
(↑クリスさんは真剣に日本語学習中であるという話から)

あー思い出すと会話も楽しかったなー
「Bamboo Music」yanokamiヴァージョン、坂本さんにも聴いてもらっていたのだねー。
「やめるわけにゃいかないわ」作曲富田勲ってめずらしいなーと思ってたけど、原曲「新日本紀行」だったのねー! なるほどたしかに。

で、超久々に「やめるわけにゃ…」が入っているアルバム「ト・キ・メ・キ」を聴き返したら、あらーなんて素敵、時代のせいか今よりも神秘的に聞こえるシンセサイザーが来るべき未来を祝福してる感じっつーか、意味不明だが。
「ヨ・ロ・コ・ビ」(原曲はベートーヴェンの第九歓喜の歌)をライヴで聴いてみたいなーと思いましたです。

(ということで、文章まとまらないのだが、ライヴ中とそれを思い出している今の気持ちにぴったりの曲だなってことで、タイトルにしました(^^;)

いろいろ聴いてみる

2015年07月14日 | 音楽
ツタヤのオンラインクーポンというのがありまして、今まではパソコンメールに来ていたので、いちいち印刷して見せるのも面倒でほとんど使っていなかったのだが、最近やっと携帯メールに来るようにして、そうすると、店頭で画面を見せればいいだけなので、使い勝手がよくなり、ここのところとんとご無沙汰だったツタヤにまた行くようになった。

ゲスの極み乙女。のヴォーカルの人が入っているもうひとつのバンド indigo la End のアルバムも借りてみたら、これまた好きになった。
作詞作曲ヴォーカルの彼はほんと天才だわ。天才ってのは、自分のものが確立されてるってことですが。
でもこっちも、ギターとかベースとかメンバー個々の人が演奏の個性を表現できるフレーズもちゃんとあって、そういうなんていうのかなー自分だけが突出してワンマンにならないようにしてる感じが、現代、だな、とふと思ったんだけど、私が勝手にそういうふうに聴いているだけ、かもしれない。

ちょこっと検索したら、くるり主催の京都音楽博覧会にも出演するそうで、高野寛さんも出るそうだし、行きたいなー…体力的に無理そうだけど… メンバーにくるりの大ファンの人がいるそうで、一緒のステージに立てるって嬉しいだろうね。そういうの、いいなー。

そういえば、バンド名の indigo はスピッツの曲名からだそうで、そういわれると曲中スピッツっぽいと思う一瞬があるのだが、たちまち別物になっていくところがおもしろい。la End は謎。何語?

ツタヤといえば、大江千里さんの昔のアルバムもあるかなーと探したのだが、複数のアルバムから曲を集めた『Sloppy Joe』しかなくて残念。
これも、私の持っていた唯一のアルバム『1234』(「Rain」を聴くために購入したのだが、あらためてこれは名盤なのではと思う)のジャケットも千里さんの顔面どアップで、当時どれだけビジュアル押しだったんだ!?元祖メガネ男子ってやつ?と、ちょっと気恥ずかしい。
しかし、中身はバラエティに富んだ曲調と、千里さん自身の歌唱が追い付かないくらいの音の幅広さ、演奏している人たちも当時はたぶんみんな若手で、一緒にいい作品をつくろう!という意欲が溢れている感が、あって、すごくいい。懐かしいような新鮮なような。
(当時はほとんど知らなかったのであった…周りの人に聞いた感じだと、ファンの中核は私よりちょっと下の世代の人かなー…と。ビジュアル萌えは上の世代の人かと思うが)

これはツタヤではなく、iTunes Store でダウンロードしたんだけど、ORIGINAL LOVE のアルバム『ラヴァーマン』もなんかかっこよくて、リピート中。
まったくなんの予定もなかったんだけど、たまたまカスタマーレビューを見たら、ほう、これは聴いてみたいと思うレビューがいくつもあって、にわかに購入決定したのだった。
それで思うのは、良いファンがついているというのも、聴き手を増やし、セールスを増やすには重要な要素だな、と。

最近はほぼ100% 車に乗っている間に iPhone から聴いているのだけど、ダウンロードしただけでまだちゃんと聴いていないのもいくつも(^^;
iPhone のミュージックの表示形式がにわかに変わったのも、変化に弱い私はうろたえる(^^;


絶賛リピート中

2015年06月24日 | 音楽
ひきつづき、ゲスの極み乙女。を聴いている。

前回書いて以降『私以外私じゃないの』『ロマンスがありあまる』と立て続けにシングルが出て、どちらも大メジャーになった今この時期だからこそ作られる必然性がある楽曲と感じられて、その切実さに胸が締め付けられるんだけど、そういう個人的な内面を吐露した内容にもかかわらず、大手広告媒体とタイアップしても違和感なく、キャッチーなメロディーラインでしっかり大ヒットする要素を備えているってところに、ほとほと感心する。

前回並べて SEKAI NO OWARI の名前も出したけど、両者の音楽性というか表現の方向性ってまったく別物だったのね。

私が長年大好きな矢野顕子さんも、歌声や雰囲気でいろんなミュージシャンと並べて書かれたり混同されたりしているが、そういうのを見聞きするたびに、結構びっくりしていたものだった。
それと同じことをきっと若い熱心な音楽ファンは感じていたね。
(そういう人がここを見ることもないとは思うが)

バンドって、ヴォーカルの人が全作詞作曲もしていると、その人のワンマンバンドになりがちだと思うけど(熱心なファンには違うと思うが、一般層にはヴォーカルの人の印象しかないっていうバンドは数限りない)、ゲス乙女はそこが違うところも好き。
ドラムもピアノもベースもしっかり均等に曲に絡んでるっていうか、それぞれの個性が生きるアレンジになってるのよねー。
上記新曲には女性のコーラスワークも入ってたりして、うわぁさらにこのバンド編成を生かすことを取り入れていると感心。初期の、コーラスじゃないセリフの掛け合いも好きだったが。
ヴォーカルの人以外の3人の声もそれぞれなんかいいんだよねー。
加えて、4人が並んだビジュアルもなんかほほえましくてかわいいんだよねー。
PVも繰り返し見ちゃったりして。

そして「若さっていいなー」というフレーズが聴くたびに出てくる(^^;
自分が若いときは、この台詞を聞くと「こっちは辛くて必死なのになに言ってんのよ」と憤っていたものだが。
そして「私もがんばろう」と思う。
世の中の応援ソングを聴いても全然がんばろうとは思えないんだが。
いろんな葛藤を作品に昇華して音楽性を高めていってるという軌跡に刺激を受けるのかな。

雪ニモマケズ

2014年12月14日 | 音楽
(12/23記)

12月14日
「矢野顕子さとがえるコンサート2014」に行ってきた。
今年は with TIN PAN (細野晴臣/林立夫/鈴木茂)。

ライブ鑑賞のためわりとほいほい上京しているわけだけど、気象条件によってなかなか厳しいときもある。

川端康成『雪國』はやはり日本を代表する名作であることよ、とこの時期上越新幹線に乗ると思う。
行きは出発を遅らせたら、新幹線の復旧が間に合ったが、帰りは新幹線は通常通りだったものの、他の列車が線路で立往生したとかで、越後湯沢駅でしばらく待機、結局代替バスで特急はくたかが乗れる駅まで移動することとなった。

まぁ、それはそれとして。

開場時間に遅れてNHKホールに辿り着いたら、ロビーは大混雑、グッズ売り場にも長い行列が。
例年以上の盛況ぶりは、やはりTIN PAN の参加が往年の音楽好きを集結させたのか。

私はといえば、往時の音楽状況にはまったく詳しくない者だが、そういう人も今回のパンフレットを読めばばっちり。大変勉強(?)になった。

(とはいえ、うちに帰って思い出してみたら、2000年に「Tin Pan」のアルバム買ってるし、たぶんその流れでリマスター盤の「キャラメルママ」byティン・パン・アレーも買っていたのだった。また聴いてみなくては)

さて、今回のアッコちゃん、最初の衣装は黒のノースリーブワンピース、裾がゴールドで、ちらっとシルバーっていうのが、すごいかっこよくて好きだった。
(今回はめずらしく休憩を挟んで2部制、そのときにお召しかえされていた)
演奏が始まると、わーやっぱりバンドっていいなー、と。
パンフレットに書いてあったかもしれないけど、脱力っていうんじゃないけど、力みがない演奏が心地よい。
音楽的なこと分からないんだけれど、時々やってくるハーモニーがなんかすごく気持いい。
そして、ギターの鈴木茂さんのカッコよさにシビれた^^
やっぱりギターはバンドの華だねー。
それを支える3人の存在があってこそかもしれないが。

WOWWOWの放送のためにテレビ機材が入るってことで、ちょっと型どおりになっちゃうかなという危惧があったんだけど、全然そんなことなく、のびのびしていてよかった^^

コンサートからもう1週間以上経って記憶がおぼろになってしまっているのだが、今回のツアーはライブCDになるそうで。
すごく嬉しい! んだけど、ライブの貴重な1回性をかみしめていたときに知って、複雑な気持になったりも・・・

ま、ともあれ、よいときを過ごして気持ちも晴ればれ。
年齢は関係ないなー、とか。
(↑ことあるごとにこのフレーズが出てくるが、老若ではなく、ライブの場では年齢という概念が頭から無くなるなー、と。逆に日常はずっと年齢のことを気にしているのかもしれないが^^;)
70年代の音楽シーンにおける邂逅のような、人と人との出会いを現代にも期待する気持ちとか。
自分も、社会の状況も、もはや「青春」って感じではないわけだが、そういうのは気の持ちようだな、とか。
久しぶりに文章を書くのと、表したいことも漠然としているので、うまく書けないが、まぁとにかくそういうことをちょっと思ったという記録を。

10月と幸宏さん

2014年10月04日 | 音楽
(10月9日記)

「まめに更新してみる」と書きながら早くも10月に突入してしまっているのだった・・・
ブログのもともとの方針としては、お金をかけない小さな楽しみ些細な発見を書こうと思っていたはずなのだが。
やっぱりイベントがあると、書いておかなくてはと弾みがつきますな。

ということで
10月4日はライブ
「高橋幸宏 with Dr.kyOn、高田漣 ゲスト鈴木慶一」@福野文化創造センターヘリオス
に行ってきました!

どこで告知を見たのか忘れてしまったけど、とにかくびっくり。
これはぜひ行かなくては!とチケットを取ったのであった。

とはいえ、幸宏さんの活動についてはほとんど無知なもので、こんな私が楽しめるのか、不安があったりもしたのですが。
いやはやステキな音楽世界。好きだー。
幸宏さんの声はもとから好きだったけど、今回の3人(プラス慶一さん)がつくりだす音がとても好み。会場の効果もあってか別世界にいざなわれる感じ。
(照明効果か、または会場の立地のせいか、途中からぐんと「夜が深まった感」があった)
終演後CDを買って余韻にひたろうと思ったのに、会場に売ってなくてほんとに残念。
でも、よそでセットリストをみるとカヴァー曲が多かったみたい?
(私がはっきり知っていると言えたのは「RADIO JUNK」だけだったので、とてもライブレポートは書けない^^;)

幸宏さんのいでたちはグレーの短め丈のカーディガンジャケットで、はっきり見えなかったんだけどボタンホールのところからピンクの裏地?がちょっと覗いていて、靴下もピンクで合わせているのかしら、とにかくさすがというかおしゃれでステキだった。
でもかすかに危惧していたスカした感じは全くなくて、観客に余計な緊張をさせない気配りっていうのかなぁ、そういうのはさすがベテランだなーと思った。
ご本人がおっしゃっていたが、こういうゆるゆるとリラックスした感じのライブは他では見られないのかも。
音に対する厳しさとか愛情に、ああやっぱり音楽家なのだなぁと思ったり。
そういえばドラマーのイメージだったので、舞台にドラムセットがないというのが、意外だった。

おしゃべりなどの覚え書き(全体に曖昧^^;)
幸宏さん、北陸はたぶん初めて。お母様は能登半島のほうの出身なのだそうだが、ライブなどで来ることはなかった。
慶一さんは、2年ほど前?釣り番組?の収録で訪れたそう。
木彫り名人と庄川で鮎釣りをしたそうだが、やったことのない釣りのやり方で散々だったそうだ。
慶一さんは毎日作曲に取り組んでいる。
羽田ー東京間の飛行機では、幸宏さんがずっと話しかけてきて、慶一さんは眠れなかった。

自分メモ
高田漣くんはSMAP香取慎吾くんに似ている。

タイトルは10月の季節感が幸宏さんのイメージにぴったり合っている気がして、そういうときに来てくださってよかったなー、と。

今年の夏も

2014年08月10日 | 音楽
(9/20記)
書き始めると時間がかかるのでブログから少し離れていたのだけれど、ふと思い立ってまめに更新してみることにした。
思い立っただけで、実現するかは分からないが^^;
ということで、毎年書いている夏の上京日記はやっぱりまず書いておかなくては、と。
おぼろな記憶で書いているので事実関係はいい加減ですが^^;

今年も、矢野顕子グループの演奏を聴きにブルーノート東京へ行ってきましたよ。
最終日の8月10日
たしか前日から雨やら雷やらがすごくって、大丈夫かしらんと少し心配になったが、まぁなんとか列車は動いていた。
今年のオリジナルカクテル、命名は「ずっと好きだったんだ」。
すいかが丸く切ってあるのが印象的だった。

演奏はもちろんサイッコーでした!
(と、もはや文章で再現することが不可能なので、肝心の内容は1行で済ませてしまうのであった・・・詳しくは他のサイトで^^; あ、そういえば、イセタンの歌で、手振りで踊っていた人たちがいた。関係者だったのかな)

1st show の予約だけしていたんだけれど、同行の人と相談のうえ、2nd show も観ることにした。
しかし、さすがに最終日、混み合っていたので、空いている座席をぎりぎりまで待つことに。
2階の席が空いてますーということで見せてもらったんだけど、なんか会場との一体感がなくて断った。
というか私はあの場所はVIP席だと思ってたんだけど(一般の人と一緒だといろいろ困ることがある人のための個室かと)、違ったのね。
結局は通路に置いた椅子に座って観たが、出演者が通るのをすぐ間近で見られてすごく良かったかも。

幕間の待ち時間にブルーノート周辺をうろうろしたのだが、なんだか行列ができている店があった。
後日購入した雑誌『カーサブルータス』(「朝の楽しみ」という特集がステキに見えた)に載っていて判明。「クリントンストリートベイキングカンパニー東京」というニューヨーク発のパンケーキやらエッグベネティクトやらが食べられる人気店とのこと。ほほう。「行列ができる人気店」を実際に見ただけでなんだか得した気分になる田舎者の私である。
私たちが入ったカフェ「COUTUME AOYAMA(クチューム青山)」もカーサブルータスに載っていた。
蒸し暑かったのでレモネードを頼んだのだが、次回は「パリで一番のカフェ」と賞される所以のコーヒーをを飲みたいものだ。

上京日記としては、まだいろいろあるのだが、また気が向いたときに。

遅れての覚え書き2つ

2014年06月19日 | 音楽
またしばらく書かないでいたが、今まで書いていたことを書かないままでいると、なんとなく落ち着かないので再開。

ずいぶん遅れたが、自分が行った矢野顕子さんのライブと上京時の覚え書きを。

去年のことだが、さとがえるコンサート2013ももちろん行った。
12月8日。
テーマは90年代に出たアルバム『エレファント・ホテル』全曲演奏。
当時の自分や社会や、メディアで知った矢野さんのプライベートな状況とかから離れて、あらためて純粋に楽曲を聴けたことは、個人的にはとてもよかった。
アルバムに対する印象が更新されたというか。
MATOKKUの現代音楽的編曲もとても好き。
奥田民生がゲストで久々に見られたのもお得感大であった。

当日日中、おのぼりさんらしく、都会で話題のパンケーキのお店にでも入ってみるかと行ってみたのだが、あまりのボリュームに私としてはありえないことに残してしまったということがあった。
パンケーキ、ホットケーキ、フレンチトーストは私にとって、名前のおいしそうなイメージに惑わされる3大スイーツだが、実際は食べ過ぎると大体後悔するのであった。
翌日は伊勢丹詣でをした。(何も買わなかったが^^;)

今年の初ライブは「飛ばしていくよツアー2014」
最終日5月22日。
わざわざ休みを取って上京するのはいかがなものかという気がしないでもなかったのだけど。
いやはや、本当ーに心から!行ってよかった!!
小さいハコでのナマ音はやっぱりすごく!イイ!
スタンディング2時間も全然へっちゃら。
(しかし中年の身には、疲れは当日ではなく、遅れてじわじわやってくるのだった)

会場の渋谷クラブ・クアトロはブックオフが入ってる建物の上階にあって、階段を使わない多数者はぞろぞろエレベーターに乗って行くんだけど、自分が乗り込んだところで、例のブー(重量オーバーの音)が鳴ってしまい、それで一旦降りて次を待ってたんだけど、なかなかエレベーターが下りてこず、遅いなーとイラついていたら、列の後ろの誰かが「ボタン押してないんじゃね?」と言ったことで原因判明。ドアの一番前にいた私がボタン押しとかなきゃいけなかったんじゃない^^; あー恥ずかしい申し訳ない。

などということも、よい思い出(?)
当日は急な雷雨があったらしいが、すでに建物の中に入っていたため幸運なことに遭遇せず。

翌日は恵比寿→代官山→中目黒めぐりをした。
もう少しちゃんとリサーチしてから行けばよかったと後悔したが、位置関係が大体分かって散歩は楽しかった。
目黒川沿いカフェの乱立ぶりにびっくり。

時間が経つとすべてがおぼろげになってしまうが、今からでもなんでも書いておくと、後で読んで自分で楽しいかな、と。

3月下旬の私

2014年04月16日 | 音楽
3月の最終週はお楽しみが重なって、嬉しいけれど、ひとつひとつが堪能しきれない(>_<)というもったいなさもあった。

3月26日は矢野顕子さんのオリジナルCD『飛ばしていくよ』の発売日。
初聴きのときは100%アッコちゃんだなって感じで新鮮な驚きってこともなかったんだけど、私の知らない若い人の違った音を取り入れていながら、アッコちゃんらしいって思わせるのってすごいよね。
聴けば聴くほど好きになり、毎日聴いています。大好き^^
スペースシャワーTV(加入しているケーブルTVのチャンネルに既定で入っている)の特番も観た。
30分しかなかったけど。
ライブが楽しみだ!

-----
3月28日はこちらに行っていました。
『大貫妙子 40th Anniversary Live』! (@東京国際フォーラムホールC)

トリビュートアルバムを購入するとチケットが先行予約できたので、嬉々として予約したのだけれど、アルバム発売から何日も経ってなかったと思うけど、取れた座席は3階のほんとに1番後ろ・・・
やっぱり一夜限りの特別ライブってことでかな。

アコースティックライブしか行ったことがなかったので、電子音だったのにまずびっくりした^^;
大貫様の声は、終盤ほんとに調子が上がってきたところで、もう終わり・・・という印象があった。
もっかい最初からやってーという会場の声は、半分本心のような。

トピックとしては
ゲストにハナレグミの人が来て、デュエット。
細野晴臣、鈴木茂、そして松任谷正隆の3氏が来て、この日のドラムスは林立夫氏(と沼澤尚氏のツインドラム)だったので、キャラメル・ママ再結成、という趣。
アンコールの花束贈呈に、もたいまさこ、小林聡美のお二人。
(最初なんで?と思ったけど、映画音楽のつながりがあったのね。そういえばもたいさんと大貫さんは同い年?)
こっそり書いちゃってもいいかな。
『蜃気楼の街』で、ベースの弦が切れるというアクシデントがあったそうで(気づかなかったけど)、WOWWOWの収録用にアンコール時、もう一度演った。1曲分予定よりも多く聴けて嬉しかった。

個人的には、日中東京の街を歩いてきたせいか、タイトルどおりだけど、街、都会の歌が印象に残った。
(本人様が若いころは、そういう歌をよくつくったとおっしゃっていたせいもあるかもだが)
あと、本編最後の曲が『dreamland』だったのが、なんというか、未来への希望に溢れてて、ステキないい選曲だったなーと思った。

パンフレットには大貫様の自選CDが付いていて、その1曲目が『船出』なのもよかったなー。
もともとBeautiful Songs 2002 で生まれた歌なんだよねー。私ナマ大貫様はこのときが初めてだったので、個人的には、そういう意味でも、印象深い曲。

-----
ちょうどフィギュアスケートの世界選手権の真っ最中でもあったのだけれど、こちらは録画で楽しみました。といっても珍しくテレビ放送もナマだったし、タイムラグ無しで観たかったわーというのが本音だけど。画面越しに、さいたまスーパーアリーナの熱気と、日本のスケオタさんたちのすばらしさにも感嘆しました^^;

-----
上京時、なんとなく日本橋高島屋へ行って『武井武雄の世界展』(ステキな童画画家)を見てきたのだけれど、次回の展示『浅田真央10年の軌跡展』の予告ポスターもあって、いいなーこっちもいきたいなーと思った。
実は午前中にはフジテレビ展望室の浅田真央展へ行ってきたんだけれど、高島屋の会場はその数倍広くてしかも無料だし!(フジテレビは展望室の入場料500円が要った)
それでも、衣裳の展示ではシニアデビュー時のカルメンとくるみ割り人形、バンクーバーの時のもの(メダルもあり)、今シーズンの、世選では着てないほうのものがあり、4シーズンの競技ビデオがあり、じっと見入ったのであった。