お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

今年初の夜間採集

2022年01月02日 | 採集
 明けましておめでとうございます。昨年の後半はブログネタに溢れ、とても楽しいお魚三昧生活を送ることが出来ました。今年もその流れのままお伝え出来ればと思いますので、今年もお付き合いの程よろしくお願い致します。
 さて、今年一発目と言う事で期待したい夜間採集である。昨年の終わりにここの港内の砂が溜まっているので大きな船が入り掘削作業をしたのだが、結局採集には影響のない所を多く取ったみたいである。干潮時に干上がった港内に降り、歩いての散策はしばらくは出来ないものと思っていたのだが、今まで通り出来そうである。今日も干潮時なので今まで通り港内に降りて歩いて散策する。何も見つからないので以前にシラヌイハタの幼魚を採集した場所でハタ類の幼魚を探す。岩の下を探すがクモハゼばかりである。そのような状況の中、石の下でミミズハゼの仲間を見つける。水の中だが砂に潜らなかったのであっさりと採集する。干上がった場所で石の裏を探しミミズハゼの仲間を見つけたことはあるが、水中の石の下からは初めてである。水中では素早いのだが意外と簡単に採集することが出来た。そのほか、時期的にまだ早いがムツの稚魚なども採集し終了。家に帰り採集したミミズハゼの仲間を水槽に入れ撮影。その写真を拡大して胸鰭の遊離軟条を確認する。水中にいたのでオオミミズハゼだろうと思っていたが、遊離軟条が1本くらいしか確認出来ない。となると普通のミミズハゼとなるのだろうか。ミミズハゼ類は自分では殆ど理解出来ていないので、このまま生かしておいて魚ボラに持ち込み見てもらう事にする。




ミミズハゼの仲間



ムツ稚魚



クロダイ属かヘダイの稚魚かな

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