お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ニジョウサバ

2008年10月18日 | 定置網

 今日は水揚げ作業中、他所の定置網の人が「この魚何?」と持ってきた。見てみると ニジョウサバのようであった。ニジョウサバは分布域が沖縄以南となっている魚ではあるが、昨年初めてうちの定置網で獲れ(ブログ、2007 8.27)、それから他所の定置網でも獲れて水揚げされているところを何度か見てきた。だが、みんな全長が50センチ程ある成魚ばかりであった。ところが今回見せて頂いたニジョウサバは全長が30センチに満たない若魚である。個体が小さい為か、腹部の方の側線が肉眼では見え難く、現場では確証が得られないが、小離鰭が確認できるので間違いないと確信する。標本用には適したサイズなのでお願いして頂く。今までは成魚ばかりであったが、今回のように若魚や更には幼魚などが獲れるようになってくれば、漁獲量が増えてきそうである。だが、まだ食べた事はないが身が柔らかく美味しい魚とは言えないようである。
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