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背鰭第一軟条(赤印)
初入網3種目。今日は定置網でカレイ目魚類の幼魚?が種類に数と多く獲れる。そんな中、1個体だけ今までに見たことのない種を見つけ、魚ボラの標本用に確保する。持ち帰り写真撮影する為展鰭作業をする。カレイ目は鰭立てが面倒で特に背鰭・臀鰭軟条の最初の方が無眼側に折れ込んでいるので、立てるのを忘れないように注意しなければならない。この個体も無眼側に折れていないか確かめると、背鰭第一軟条が入り込んでいた。ところがこの軟条は他とは形が違い、皮弁のようなものに覆われている。この軟条も立てようとするが根元が他の軟条と向きが違い、同じ方向に向かない。何も確かめもせずこれはこういうものなのだろうとそのままにして撮影。背鰭第一軟条は無眼側に写る。撮影後、同定を試みるとこの軟条をきっかけにセイテンビラメとなる。セイテンビラメはこの背鰭第一軟条をルアーのように使い、摂餌をするらしい。さらに調べると地元鹿大水産学部の先生の論文まで見つかる。この第一軟条を立てなかった事を後悔する。標本は既に冷凍中なので魚ボラで改めて写真撮影しなければならなくなる。
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