お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

最短の夜間採集

2010年02月27日 | 採集

また、土曜日の夜を迎える。今は月が大きく月明かりで夜も明るい。夜間採集は港の外灯の明りに集まる魚を採集するのが目的だが、周りが明るいと外灯の明るさもあまり意味がなく、魚が散ってしまい効果がない。ところが今夜は曇っていて月が出てなく辺りは暗い。また、大潮で満ち潮と最高の条件が揃い期待が高まる。現場に着くとプランクトンがたくさん見られ、小魚が集まっている。まずはロープに付いている海藻をタモ網でひと掬いするとニジギンポが捕れる。そこで突然の雨。とりあえず車に避難し雨が止むのを待つ。ところが雨が止むどころか風も吹いてきて一気に港内は荒れてしまう。結局今日はここで断念。港に来て5分位だろうか、タモ網ひと掬いで終わるのは初めてである。曇空で喜んでいたのも束の間、期待が高まっていただけに残念。採集したニジギンポは定置網で毎日見ていて普通種であるが、今回の個体は普段目にするニジギンポよりもかなりサイズが大きく、尾鰭上下の2番目の軟条が伸長している。そのような個体の写真はまだ撮っていないので持ち帰り撮影し、さらに魚ボラの標本用にタグを付ける。この手の魚は鰭立て時に体が曲がってしまい不得意。今回も気を付けていたが、やはり曲がってしまう。
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