お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ちょっと変わった採集 ミジンベニハゼ・イレズミミジンベニハゼ

2008年11月05日 | 定置網

今日は定置網の網替え作業の日。定置網の運動場という個所の網を替えるのだが、この網替え作業で魚の採集ができる。というより、この作業時でないと採集できない魚がいる( ブログ、2008 3.15)。ミジンベニハゼとイレズミミジンベニハゼである。今回も網替え作業前からこっそりと採集準備をして挑む。網替えは大変な作業であるが、この魚達が採集できるのであれば気分的にも大変さが半減される。網が船のデッキ上に揚がってくると、その下に早くもミジンベニハゼ・イレズミミジンベニハゼの両方を見つけ、魚ボラの標本用に生きた状態で確保。幸先いいなと思うのだがどこかいつもと感じが違う。よく見ると揚がってくる網があまり汚れていない。普段は網の中・下層までフジツボが着いているのだが、今回は水面近くにしか着いていない。結局、その2個体採集できたのみでその後はまったく捕れなかった。恐らく水中ではフジツボの死んだ殻の中でこのハゼ達が生活していると思われ、今回は網の汚れが少なかった為、採集できた個体数が少なかったと思われる。網がかなり汚れるまでそのままにしておけば網替え時に採集できる個体数が増えると思われるが、網を汚せば魚の入りも減り、その後の作業も困難になるので、やはりなるべく早い時期に網替えを行ないたい。この運動場という網は年に2~3回しか網替えをしないので、今度採集できるのは来年と思われる。

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