お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

市場便り

2008年06月19日 | 市場

 今日は水揚げを終え、市場内を覗いていると仲買人からあの魚は何だと聞かれる。見に行くとトビハタが水揚げされていた。トビハタだと教えるとこれがハタ?と返ってくる。最初は信じてもらえないだろうと思っていたので、思った通りの返事がきた。それもそのはず、見た目はメジナの仲間を思わせる姿である。実は私もトビハタを初めて見たときは何だか分からず、漁協の人に聞いたことがある。その時もハタと教えてもらうが最初は冗談でそう言ったのかと思っていた。写真を撮り図鑑でメジナ近辺を調べるが該当する魚が見つからず、ひょっとしてと思いハタ類を調べ、ようやくトビハタと分かった次第であった。1属1種ではあるが、何をもってハタの仲間となっているのか未だにハッキリと答える事ができない。以前に魚ボラの先生にハタ類の標本が集まっていないと教えられ収集依頼されており、また、ここの市場でもトビハタは稀種な為、魚ボラの標本用に確保したかったのだが今回はそこまで時間がなく断念する。稀種ではあるが次回があると信じたい。

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