お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

ヒュウガカサゴ

2008年01月14日 | 市場

 今日は水揚げ後、入札は既に終わっていたが市場内で面白い魚を探す。するとフサカサゴ科の魚を見つける。ヒュウガカサゴと思われる。ヒュウガカサゴは魚ボラの先生が標準和名を提唱した魚である。先生と出会うまではここの市場に水揚げされているのは全てオニカサゴと思っていたが、見分け方を教えて頂き、それからはイヌカサゴとヒュウガカサゴを見つけられるようになった。特にヒュウガカサゴは教えてもらった一昨年には、普通のオニカサゴよりも多く水揚げされていた時期もあった。ところがブログで紹介しようと思っていた昨年は1個体も水揚げされる事がなかった。回遊魚ならそういうこともあると思われるが、先生曰くあまり移動する魚ではないとの事。どうして昨年は捕れなかったのかは疑問である。ヒュウガカサゴは眼隔域が深いため体側面からみて眼の上方1/2が頭部の輪郭から突出していて、比較的眼が大きいのでオニカサゴの鋭い顔つきからすると、どこか可愛い感じがする。ただ、素人の私が見た目だけでは同定できないフサカサゴ科魚類ではある。
コメント
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