今日、漁協の定置網の人に標本用として秋太郎の幼魚を頂いた。秋太郎とはバショウカジキの鹿児島での呼び名。鹿児島でのバショウカジキ漁の最盛期が秋であるのでこう呼ばれ、風物詩にもなっており鹿児島県民には馴染み深い魚である。当然、かごしま水族館としても飼育展示したい魚であろう。定置網にはこの幼魚が今頃の時期から入りだす。網の中ではたくさんの魚が泳ぐが、何かの拍子に黄色い腹鰭を突っ張りそれが目立ち直ぐに目に付く。それを水族館の職員が採集して持って行くが、いまだに飼育展示までには至っていない。網の中では綺麗に泳ぐものの、船が港に帰る間にこの長い吻を容器に擦ってしまい弱ってしまう。恐らく水族館の水槽に綺麗な状態で入れる事ができれば飼育可能のような気がする。となると第一歩は我々漁師がいかに綺麗な状態で港まで活かしてくるかという事になる。ちなみにかごしま水族館だけでなく、数ヶ所の水族館がチャレンジしてきたが、どこも失敗に終わっている。
今日、漁協の定置網の人に標本用として秋太郎の幼魚を頂いた。秋太郎とはバショウカジキの鹿児島での呼び名。鹿児島でのバショウカジキ漁の最盛期が秋であるのでこう呼ばれ、風物詩にもなっており鹿児島県民には馴染み深い魚である。当然、かごしま水族館としても飼育展示したい魚であろう。定置網にはこの幼魚が今頃の時期から入りだす。網の中ではたくさんの魚が泳ぐが、何かの拍子に黄色い腹鰭を突っ張りそれが目立ち直ぐに目に付く。それを水族館の職員が採集して持って行くが、いまだに飼育展示までには至っていない。網の中では綺麗に泳ぐものの、船が港に帰る間にこの長い吻を容器に擦ってしまい弱ってしまう。恐らく水族館の水槽に綺麗な状態で入れる事ができれば飼育可能のような気がする。となると第一歩は我々漁師がいかに綺麗な状態で港まで活かしてくるかという事になる。ちなみにかごしま水族館だけでなく、数ヶ所の水族館がチャレンジしてきたが、どこも失敗に終わっている。