上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

中止した「熊本城マラソン」への4,593万円の負担金支出に市民の理解は得られない

2021-09-15 18:57:06 | 議会活動
9月14日の予算決算委員会総括質疑の2点目は、「イベントへの負担金支出について」です。
中止した「熊本城マラソン」への4,593万円の負担金支出に市民の理解は得られません
中止の「火の国まつり」「江津湖花火大会」は支出「0円」、なぜ「熊本城マラソン」は「約4600万円」の支出
新型コロナの影響で、昨年の「熊本城マラソン大会」は7月に中止となりました。同じく「火の国まつり」「江津湖花火大会」も中止でした。「火の国まつり・江津湖花火大会」は、実行委員会への負担金が支出されていませんが、「熊本城マラソン」だけが4,593万円も支出されています。

負担金の大部分は「社会教育振興事業団」への委託金、「1年分全額」を支払うことには納得できません
熊本城マラソン負担金の大部分を占める社会教育振興事業団への委託金は、中止にもかかわらず、12か月分の3,716万円が支払われています。中止決定後の分は、支払い中止または減額すべきです。中止後も、実施した時と同様に1年分を全額払っていることに市民の理解は得られません。

支出した市はきちんと使途の内容をチェックして、自治体の会計原則に則った「負担金」の執行を
熊本城マラソンの負担金は、中止になったことで次年度開催の準備に使ったり、委託事業の成果品もないまま、契約にない事業(災害支援など)まで行われていることがわかりました。
支出先の社会教育事業団の委託事業の執行状況がきちんとチェックされていません。
 熊本市が実行委員会で実施するイベントへ支出する「負担金」の原資は「税金」です。
自治体財政の基本である「会計年度独立の原則」や「単年度予算の原則」がおろそかになり、「熊本市会計規則」の運用も曖昧な執行ではいけません。質疑では、関係法令に則った執行を求めました。
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