先日中学生の頃からの友達2人とランチしてきました。
その一人(過去に我が家の学会問題を打ち明けた心の友)が毎度のように愚痴る問題に、ご近所さんの問題があります。
ご近所さん、バリバリの学会員さんのようで、友達の娘とバリ活さんの娘さんが同い年ということもあり、何かにつけ投票依頼や公明党素晴らしいアピールがあるようで迷惑がっているのですが。
娘同士が友達であり、いずれ小学校も同じところに通うことになるであろうことを考えるとそうきつく拒絶することもできず・・・ということで曖昧に「ハイハイ」と流して聞いているようです。本人曰く、明らかに態度で迷惑がっているの分かるはずやのにしつこい!とw
そりゃ無理だよ。そんな空気は読めないし、感じていても逆に折伏魂は燃え上がるだけだよ、バリ活さんは。ということで彼女の中で学会員さんの図太さは「鉄の心臓」として尊敬の対象になっているほどです。
今回はその娘さんのお話(以下バリ活娘)。
まだ小学校前の小さな女の子なんですが、この子も図太く、しかもズルイとのこと。
友達のうちにもよく遊びに来るそうなのですが、驚いたことにチャイムも鳴らさず勝手に玄関を開けて入ろうとしたりするとのこと(鍵がかかっているので入れず)。注意しても全然聞いてないと。
そしてマンション住まいなのですが、友達はまだ子供が小さいこともあり、マンションの廊下で遊んでもいいけど子供だけでエレベータは乗らないようにと子供に約束させているそうです。
しかしそのバリ活さんのお宅ではそのような躾はなくかなり放置気味の育児方針のようで、一人でエレベータも乗ってどこへでも遊びに行くのだとか。そしてその遊びに、友達の娘を強引に誘って連れて行くのだと。
住んでいる階にいないことに気付いた友達が娘を探して、見つけた下の階で約束を破ってエレベータに乗って移動したことに激怒してバリ活娘の前で手をあげて怒ったそうです。そしたらバリ活娘は逃げるように自宅に帰っていったと。友達は娘に手をあげたものの「ごめんな、心配やったから」と抱いて帰ったそう。
その後バリ活娘が連れて行ったことを謝りにバリ活母が娘を連れて来たそうですがその時の言葉が「(バリ活娘に向かって)もうやったらアカンで。○○さん(友達)に怒られるからな」と。友達は内心「ハァ?お前が怒れや!!」とそのズレた発言に余計に怒りを募らせていました。
しかもバリ活娘の様子を見る限り、自分が悪いことをしたという自覚はないようで。親に怒られないんだから当然でしょう。
その他にも友達の娘に自宅にあるお菓子を持ってこさせたのに、「○○ちゃんが勝手に持ってきた」と嘘をついたり。というのも、バリ活母はかなりふくよかな体型らしく、娘がそうならないようにと子供にお菓子を一切与えないようにしているそうです。
それでお菓子を食べているのを見つけて怒ったところ、友達の娘が勝手にやったことだと嘘をつくと。
友達は「子供のうちはちょっとくらいお菓子食べさせたら?」と何度か言ったことがあるそうなのですがバリ活母は「私みたいな体型なってほしくないから。(自分が)何回もダイエット失敗して惨めな思いしたから、子供に同じ思いさせたくない」と取り合わないのだそう。
私はすかさず言いました。「(ダイエット失敗するなんて)題目足らんのんちゃうん」と。ほんまや~wwと笑い合っていたのですが、その後の別の話題で「何でも題目で解決できると思ってるからな~」と言うと友達はハッとして「そうや!バリ活母も『いつでも痩せようと思ったら痩せられるし』って言ってるわ!」と。本気で題目あげてないだけ、っていうことなんでしょうね。
それとは別の機会に聞いた話で、ちょっと切なくなるエピソードがありました。
友達の母、つまり娘にとってお祖母ちゃんが近所に住んでいるのでしょっちゅう家に遊びにだったり用事してくれたりで来るのですが、いつも帰る時に孫をぎゅっと抱いてバイバイするそうなんです。
ある日バリ活娘がいるときに、お祖母ちゃんも来ていて帰ることになり玄関先で友達の娘が「ぎゅってする~」とお祖母ちゃんに抱きついたのですが、それを見ていたバリ活娘が「私もぎゅってして欲しい・・・」と赤の他人である友達のお祖母ちゃんにねだったのだと。
お祖母ちゃん自身とは特に仲がいい訳でもなくほぼ喋ったこともないような間柄だったので驚いたそうですが、ぎゅっとしてあげたそうです。
それを見た友達はこのバリ活娘は普段図太くてずる賢くて生意気だけど、心の底に「寂しさ」を持っているんじゃないかと感じたようです。
バリ活さんに限らず、チョイ活さん、ユル活さんと言われる程度の人であっても、学会や名誉会長が一番大事という人は少なくありません。それこそ口では「子供が大事」「家族が大事」と言いながら、子供のために家族のためにとの名目で「だから学会(や名誉会長)を大事にする」という思考になります。
私の母親もそのタイプ。
子供・家族のために学会(や名誉会長)を一番大事にする。そういう考え方です。
友達のママ友であるバリ活母は近年稀に見るバリバリっぷりのようですので、子供より学会を優先していることは想像に難くありません。そしてこのバリ活母も例に漏れず口では「子供が大事~」「子供のために~」と言うそうで、逆にそんな当たり前のことを度々口にすることに友達は違和感を覚えるのだと言います。
私自身がそうだったので余計に思いますが、子供は分かります。親が自分を一番大事にしていないということを。たとえ口で何をどう言おうと。
そして関心を引こうとイタズラをしたり、あるいは自分も信心して認めてもらおうとしたり、色々な形で素直さとはかけ離れた方向へ心を歪めていくのではないでしょうか。
私がそのようなことを言うと友達はとても納得し、このバリ活母娘の言葉の端々、態度の端々にそのようなニュアンスが見受けられるとのこと。
そこの家の家庭環境や人物を私自身が実際に知っているわけではありませんが、家族間の学会問題でよく聞く話のようで、そしてこんなの虐待の一種じゃないのか、と思わずにはいられません。勿論今の状況で虐待として周りがどうこうできる社会制度でないのは分かっていますが。
このバリ活娘もいずれ母親の信仰を受け継ぎ、立派な未来部、女子部へとなっていくのでしょうか。
ぎゅっとして欲しい。
この求めに対して応えるべき手はどこへ差し伸べられているのでしょう。とても切なくなるエピソードでした。