第4章 創価学会との攻防 「池田大作の見苦しさ」 より
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憚(はばか)りながら 価格:¥ 1,500(税込) 発売日:2010-05-15 |
そのビデオが撮影されたのは、俺の知り合いで、Xとも懇意にしていた六本木の会社社長の事務所だ。俺はその時、ビデオを撮られていたことは知らなかったが、後になってそう聞いた。Xとどんな会話をしてたかなんて、そんなことは憶えちゃいない。当時はXとしょっちゅう"密会"してたもんでな(笑)。
~中略~
俺が今回、初めて創価学会との経緯を話したのには、2つほど理由がある。ひとつは、あいつら(学会)のやっていることが、俺が付き合っていた30年前と同じ、いやそれ以上に悪くなっているからだ。学会、いや、池田大作のために、それまで散々働いてきた連中や、俺みたいに協力してきた人間を、用済みになったと思ったら、簡単に切り捨てるようなやり方が許せんのだよ。
山崎にしたってそうだ。最後には私利私欲に走ってしまったが、それまでは池田のために"汚れ役"に徹していたのは紛れもない事実だ。にもかかわらず学会は、悪事がバレそうになったら、山崎ひとりに押し付けた。
俺が昔、(池田に対する)内容証明を出した竹入さんにしろ、矢野さんにしろ、また然り、だ。それまで散々、池田のために尽くしてきたのに、ちょっと力をつけた途端に切り捨てられたんだから。そりゃ、竹入さんや矢野さんが"居直る"のは無理もない話しだよ。
竹入義勝は1967(昭和42)年の衆議院選で初当選した直後に、公明党委員長に就任。以降、8期にわたって衆議院議員を務めるとともに、19年間、同党の委員長を務めた。
しかし政界引退(90年)後の98年、『朝日新聞』に掲載された「55年体制回顧録」で、公明党と創価学会が政教一致の関係であったことを明らかにし、公明党からは除名処分を受け、学会からは永久追放となった。以降、竹入は、学会の機関紙『聖教新聞』等で、学会幹部らから徹底した誹謗中傷を受けている。
~中略~
逆に言えば、自分の手下に次から次へと居直られるような池田大作という男は、大した人物じゃないってことだ。他人様から到底、褒められるような人物じゃないから、自分で自分を褒める本をせっせと作っては、学会の信者に買わせてな。ああいう見苦しい生き方もないもんだ。
そんな池田が裏で何をしてたかといったら、山崎やXをパイプ役にして、俺たちヤクザを散々利用し、仕事が終われば知らんぷりだ。それで俺たちがちょっとでも、ものを言おうもんなら、今度は警察権力を使って潰しにかかる。で、それがマスコミにバレそうになったら、今度は頬かむりだ。竹入さんにも、矢野さんにも、俺にした仕打ちとまったく同じことをしてるんだよ。だから、俺もこうして公の場で居直らせてもらったわけだ。
何十年も前から変わらない学会の体質。
何十年も池田氏の見苦しさを見抜けない信者達。
それが今、こうしてインターネットの普及と共に、少しずつ明るみに出ています。
現実では声を出せなかった人も、少しずつ語りだしてきている。それはとても重要です。
今はまだ、現場での声は少ないとしても、ネットでこうして同じ気持ちを抱えている人がいるのだと認識が広まれば、実際の声にも反映されていくのではないでしょうか。
創価学会という巨人を揺るがすにはまだまだ小さな蟻のひと噛みかもしれませんが、この小さな声を見過ごしてはいけないのです。