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真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

憚りながら その6

2011-02-13 17:09:46 | 創価本の紹介

第4章 創価学会との攻防 「池田大作の見苦しさ」 より

憚(はばか)りながら 憚(はばか)りながら
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2010-05-15

 そのビデオが撮影されたのは、俺の知り合いで、Xとも懇意にしていた六本木の会社社長の事務所だ。俺はその時、ビデオを撮られていたことは知らなかったが、後になってそう聞いた。Xとどんな会話をしてたかなんて、そんなことは憶えちゃいない。当時はXとしょっちゅう"密会"してたもんでな(笑)。

~中略~

 俺が今回、初めて創価学会との経緯を話したのには、2つほど理由がある。ひとつは、あいつら(学会)のやっていることが、俺が付き合っていた30年前と同じ、いやそれ以上に悪くなっているからだ。学会、いや、池田大作のために、それまで散々働いてきた連中や、俺みたいに協力してきた人間を、用済みになったと思ったら、簡単に切り捨てるようなやり方が許せんのだよ。
 山崎にしたってそうだ。最後には私利私欲に走ってしまったが、それまでは池田のために"汚れ役"に徹していたのは紛れもない事実だ。にもかかわらず学会は、悪事がバレそうになったら、山崎ひとりに押し付けた。
 俺が昔、(池田に対する)内容証明を出した竹入さんにしろ、矢野さんにしろ、また然り、だ。それまで散々、池田のために尽くしてきたのに、ちょっと力をつけた途端に切り捨てられたんだから。そりゃ、竹入さんや矢野さんが"居直る"のは無理もない話しだよ。

 竹入義勝は1967(昭和42)年の衆議院選で初当選した直後に、公明党委員長に就任。以降、8期にわたって衆議院議員を務めるとともに、19年間、同党の委員長を務めた。
 しかし政界引退(90年)後の98年、『朝日新聞』に掲載された「55年体制回顧録」で、公明党と創価学会が政教一致の関係であったことを明らかにし、公明党からは除名処分を受け、学会からは永久追放となった。以降、竹入は、学会の機関紙『聖教新聞』等で、学会幹部らから徹底した誹謗中傷を受けている。

~中略~

 逆に言えば、自分の手下に次から次へと居直られるような池田大作という男は、大した人物じゃないってことだ。他人様から到底、褒められるような人物じゃないから、自分で自分を褒める本をせっせと作っては、学会の信者に買わせてな。ああいう見苦しい生き方もないもんだ。
 そんな池田が裏で何をしてたかといったら、山崎やXをパイプ役にして、俺たちヤクザを散々利用し、仕事が終われば知らんぷりだ。それで俺たちがちょっとでも、ものを言おうもんなら、今度は警察権力を使って潰しにかかる。で、それがマスコミにバレそうになったら、今度は頬かむりだ。竹入さんにも、矢野さんにも、俺にした仕打ちとまったく同じことをしてるんだよ。だから、俺もこうして公の場で居直らせてもらったわけだ。

何十年も前から変わらない学会の体質。

何十年も池田氏の見苦しさを見抜けない信者達。

それが今、こうしてインターネットの普及と共に、少しずつ明るみに出ています。

現実では声を出せなかった人も、少しずつ語りだしてきている。それはとても重要です。

今はまだ、現場での声は少ないとしても、ネットでこうして同じ気持ちを抱えている人がいるのだと認識が広まれば、実際の声にも反映されていくのではないでしょうか。

創価学会という巨人を揺るがすにはまだまだ小さな蟻のひと噛みかもしれませんが、この小さな声を見過ごしてはいけないのです。


憚りながら その5

2011-01-23 18:25:55 | 創価本の紹介

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第4章 創価学会との攻防 「元公明党都議との密会ビデオ」 より(3)

『月刊現代』04年2月号に掲載されたジャーナリスト魚住昭のレポート「野中広務『権力二十年戦争』-創価学会を『折伏』させた胆力の光と影」によると、ビデオの内容は次のようなものだったという。

〈「野中(編注:元自民党衆議院議員)さんが会いたいというので久しぶりに会ったんだが、とんでもない話だった。『公明』代表の藤井富雄さんが暴力団の後藤組の組長と会ったところをビデオに撮られたらしい。そのテープを自民党側に届けた者がいるということなんだが……」
 藤井は創価学会名誉会長・池田大作の側近といわれる東京都議で、後に野中とともに自公連立の牽引車となる人物である。当時は新進党に合流していない旧公明党参議院議員と地方議員を束ねる「公明」の代表をつとめていた。
 その藤井が山口組きっての武闘派として知られる後藤組(本拠・静岡県富士宮市)の組長・後藤忠政と密会している場面を隠し撮りしたビデオテープがあるというのである。
(中略)
 住専国会で新進党切り崩しの材料になった「密会ビデオ」。その存在が永田町の一部で密かに取りざたされるようになったのは、これより三ヶ月前の九五年一二月ごろのことである。
 当時、自民党の組織広報本部長として反学会キャンペーンの先頭に立っていた亀井が「命を狙われている」という噂が流れた。まもなくその噂を裏付けるように亀井付きのSPが増員され、亀井の車はつねに警察庁の警備車両二台にはさまれて移動する騒ぎになった。村上正邦の元側近が語る。
「騒ぎの発端は、藤井さんと後藤組長の密会ビデオでした。亀井さんが入手したそのビデオの中で、藤井さんは反学会活動をしている亀井さんら四人の名前を挙げ『この人たちはためにならない』という意味のことを言ったというんです。受け取りようでは後藤組長に四人への襲撃を依頼したという意味にもとれる。それで亀井さんと村上、警察関係者、弁護士、私も加わって対策会議が開かれたんです」
 会議にはビデオの実物は出されなかったが、登場人物二人のやり取りを筆記した書面があった。その場の話ではビデオの映像はかなり画質が悪い上に雑音が混じっていて声が聞き取りにくかったが、専門家に鑑定してもらった結果、登場人物は藤井と後藤にほぼ間違いないと分かったという〉

このビデオの存在、内容については平野貞夫著の「公明党・創価学会の真実」でも触れられています。

大体上の内容と合致しており、こちらの本では住専問題に関わる政治の話の中で語られています。

このビデオが創価・公明への脅しの材料に使われた、ということです。

宗教団体の幹部が暴力団の組長に、反対運動をしている人たちの名前を挙げて「この人たちはためにならない」と語る。

公明党のポスターには「クリーン」とかでっかく書かれていますが、恥を知ったほうがいいですね。


憚りながら その4

2011-01-15 22:52:28 | 創価本の紹介

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第4章 創価学会との攻防 「元公明党都議との密会ビデオ」 より(2)

 1991(平成3)年11月、日蓮正宗は池田大作・創価学会名誉会長を破門し、これ以降、宗門と学会は激しく対立。翌92年4月には学会と対立する大石寺「妙遠坊」で発砲事件が発生。同年5月には大石寺「奉天寮」に火炎瓶が投げつけられるという事件が発生した。

 俺は山崎より、このXのほうと波長が合った。山崎というのは、組織(学会)に対して誠実じゃなかった。自分の懐に金を入れることばかり考えてさ。海産物業とか変な商売を従兄弟にやらせて、20億か、30億の損を出して倒産しちゃったんだよ。それを帳消しにするため、今度は学会を脅かして、金を出させようとして恐喝でパクられて……。
 それに比べたら、後から窓口役になったXは実に組織に忠実だったよ。私利私欲じゃなしに、俺とのトラブルを含め、学会の抱えている様々な問題を何とか収めようという姿勢だった。だからこそ、俺もまた学会に協力してやろうという気になったんだ。あんたたちが、この「X」のことを誰と想像しようが勝手だが、おれ自身はXを悪い人間とは思っていない。
一番の悪はやっぱり裏で、山崎だの、Xだのに"汚れ仕事"させといて、表では善意に満ち溢れた教祖サマ面してる池田大作だろうな。

 創価学会関係者の証言、さらにはこれまでのメディアの報道から判断すると、この「X」が、藤井冨雄・元公明党東京都議会議員であることは、もはや疑いようのない事実だ。
 藤井は、定年制(66歳以上は原則として再度立候補できない制度)を導入した公明党の中で、例外的に都議を11期まで務めた重鎮で、初代「公明」代表にも就いた。2005年に引退した後は、公明党最高顧問を務め、現在も公明党が設立した財団法人「公明文化協会」の理事を務めている。
 この藤井と後藤との関係をめぐっては、東京都港区内で2人が"密会"した様子を収めたビデオの存在が、メディアなどでたびたび取り沙汰されている。
『月刊現代』04年2月号に掲載されたジャーナリスト魚住昭のレポート「野中広務『権力二十年戦争』-創価学会を『折伏』させた胆力の光と影」によると、ビデオの内容は次のようなものだったという。

…ビデオの内容は次回!

アンチの間では有名な「密会ビデオ」。

これも今まで学会側はそんな存在を認めていなかったわけです。でもまたこうして当事者から暴露されてしまいました。

こうしていつか、もっと深い闇の部分まで光が当たり、衆目に曝される日が来るかもしれません。

今年中だったらいいな~♪


憚りながら その3

2011-01-10 14:33:09 | 創価本の紹介

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価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2010-05-15

第4章 創価学会との攻防 「元公明党都議との密会ビデオ」 より(1)

 ところが、最初の内容証明を出して(83年3月)から3ヶ月後ぐらいに、富士宮署に突然、「後藤組壊滅対策本部」ができたんだ(同年6月設置)。当時はまだ、山一戦争も始まってなかったし、地元では、それまで散々大暴れしたのに、そんなもんができたことは一度もなかったんだ。
 この対策本部ができてからというもの、ウチの若い衆が片っ端からパクられていった。それこそションベンしても、屁をひってもしょっ引かれて、1年足らずの間に60人以上がブチ込まれたんだ。ガサ(家宅捜索)の時は決まって、(静岡県警)本部から、わざわざ本部長がヘリに乗って飛んできて、(後藤組の)事務所の上をグルグル回って、本部長自ら、(家宅捜索を)指揮してたんだよ。
 その時、思ったね。ああ、そうか、お前ら(学会)はいざとなるとこんな汚い手使ってきやがるんだな、と。そりゃ、
国会だったら公明党使って、警察庁に圧力かけりゃいい話だし、池田のお膝元の(東京)都議会でも、公明党は昔から与党だったしな。予算握ってるもんで、警察庁に圧力かけるのも造作はないわ。
 けど、これには本当に頭にきた。「じゃあ、池田先生に直接、ものを言いに行くしかないわな」と思ったよ。
 そうこうしているうちに、若い衆が、池田が東京女子医大に入院したという話を聞きつけて、俺より先に「池田先生」に会いに行ったらしいわ(笑)。ところが、それを知った池田が急に退院しちゃったもんで、若い衆は(東京都新宿区)信濃町の学会本部(創価学会文化会館)まで出かけて行ったんだ。

 1985(昭和60)年11月12日、新宿区信濃町の創価学会文化会館で、後藤組系幹部ら3人が発砲。銃刀法違反で現行犯逮捕された。

 これには池田もビビッただろうな。そりゃそうだわ、行く先々で"パン"って音がするんだから(笑)。それであわてて、俺んところに池田の使いのもんが飛んできて、詫びを入れてきたんだ。この人間は山崎と違ってまだ生きてるし、俺はべつにこの使いのもんが心底憎いとか、嫌いというわけじゃないから、本人の名誉のためにも「X」とでもしておこうか(笑)。
 このXが、山崎の後の、俺と学会との"窓口"になったわけだ。「陸軍中野学校の出身」とか言って、山崎がいなくなった後はこのXが"裏"の仕事を担当してたんだ。
このXを通じて池田が詫びを入れてきたことで、その後はまた学会に協力してやることになったんだ。

…長くなるので(2)に続きます。

こういう話を聞くと、本当に公明党って創価学会と池田大作名誉会長を守るために存在するんだなと、再認識させられます。

ていうか静岡県警の当時の本部長は学会員さんだったのか?

本当に警察を動かせるんだなー。

すごいよ、イケダさん!!

しかしまあ、こういう筋の人たちと一度関わるとそう簡単に手は切れないという見本のようなお話ですね。


レビューに詰まった悲憤

2010-12-06 00:36:25 | 創価本の紹介
カルト創価の終焉―池田大作亡き後の未来図 カルト創価の終焉―池田大作亡き後の未来図
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2010-11

「カルト創価の終焉―池田大作亡き後の未来図」

創価学会は変質した!いまや日蓮正宗の信徒だった時代とは別物になってしまった。池田大作絶対化・偉人化計画の推進にますます奔走。本書でその虚飾の仮面を剥ぐ。

最近発売された本でまだ購入していないのですが、注目していた書籍を紹介します。

「池田大作の品格」でおなじみの小多仁 伯氏と、福本 潤一氏(元公明党参議院議員)の共著です。

福本さんといえば、池田氏への「P献金」暴露で有名ですね。

本来ならば読んでから内容を紹介するのですが、まずはリンクしたこのアマゾンのページで、レビューを見てほしかったのです。

「元学会員」という方がレビューを書いているのですが、切なすぎる…。

憤りを表しておられますが、その後ろに流れる悲しみ・やるせなさが伝わってきて、何とも言えず切ないです。

そしてこういう「元・学会員」さん、きっと多いのだろうなぁ、と思うとまた切ない…。

またそのうち、この本の内容も記事にしたいと思いますが、とにかくこのレビューを紹介するためだけの記事です。

【追記】

「そうか?創価」トップページ

本の内容が少し紹介されています。

本物の「博士号」と池田氏の大好きな「名誉博士号」の違いなど、興味深いですよ。