北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏暗殺に絡み、英紙メール・オン・サンデー(電子版)は19日、正男氏の息子ハンソル氏(21)が事件前、中国当局に北朝鮮工作員による暗殺の危険性を警告され、昨年9月からの英オックスフォード大学大学院への進学が一度は決まりながら、諦めていたと伝えた。
中国筋は同紙に対し「中国が不機嫌になるのは困るから正恩はあえて中国で暗殺はしない。しかし、英国は危険だ」と述べた。
ハンソル氏は2013年、ボスニア・ヘルツェゴビナのインターナショナルスクールを卒業。フランス屈指のエリート校、パリ政治学院に合格し、パリ郊外で3年間、政治学を学んだようだ。メール紙によると、恋人ソニアさんと共に、昨年9月からオックスフォードに進学するはずだった。
しかし、ちょうど合格通知と同じころ、中国の治安当局から、正男氏とハンソル氏の暗殺を、正恩氏が企てている恐れがあると知らされた。中国やマカオを離れれば北朝鮮が暗殺団を送り込んでくると父子に警告したという。
英国留学を断念したハンソル氏は18日時点で、母親や妹(18)と一緒にマカオの厳戒下の集合住宅で暮らしている。近隣住民は、正男氏暗殺の少なくとも3カ月前から、武装警官が警備を強化していたと証言した。
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基本的に他国への内政干渉は認めるべきではないと思う。
ただそれは、軍事的介入に限ったことで、対話による干渉は
認めてもいいと思う。
日米安保体制を含む欧米のイラクへの干渉は、
ご存知の通り、中東を地獄のような世界に導き、誤りだったことは明らかだ。
しかし、北朝鮮の場合は特別だ。
政府を批判しただけで、公開処刑される事を知ってる国民は、
疑心暗鬼になり、友人同士でも、国家転覆の話などは勿論、
批判する事さえも、通報を恐れて切り出せないのではないだろうか。
だから、北朝鮮が内側から変革をしていく確率は、極めてゼロに近い。
となると国連加盟国の思いやりに期待するしかないのだが、
残念ながら国連の影響力は極めて微力で結束力も弱い。
となるとまた繰り返しになるが、
デューク東郷氏に頼むしかないのではなかろうか。
同じ惑星の中で、一方ではゲームばかりに熱中していられるかと思えば
他方では食べることさえ困難で、改善されるメドさえ立たない。
そんな不条理は一刻も早く改善されなければいけないが、
そこまで視野に入れるのが当然と考える、チャップリン氏のような
政治家が現れないののが、地球の悲劇の一つだ。