29日放送のラジオ番組「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)で、爆笑問題の太田光が、森喜朗元首相の失言について言及した。

番組では、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森元首相が、新国立競技場の建設費に対し「国がたった2,500億円も出せなかったのかね」と発言し、世間から非難を浴びたことを取りあげた。

森元首相は以前にも、ソチ五輪・フィギュアスケート女子ショートプログラムで16位だった浅田真央選手を「見事にひっくり返りました。あの子、大事なときには必ず転ぶ」などと評し、批判を受けている。

番組中、太田は「森さんの肩を持つわけじゃないけど、『あれっぽっちも出せないのか』っていうのは、あのレベルでの話」と擁護し、「庶民感覚のズレとは別のこと」などと持論を展開した。

また太田は、森元首相の「大事なときに転ぶ」発言を借りて、「(森元首相は)大事なところで失言しちゃう」とコメントし、笑いを誘った。

ちなみに太田は、数年前、世間が東京オリンピックの招致で経済効果を期待していたのに比べ、現在のネガティブな風潮に違和感を覚えているようだ。

招致が決まった当時、太田が福島第一原発の事故を受け「借金抱えて、やってる場合じゃねぇんじゃねぇ」と発言したが、多方面から非難されたようで、「やるなら、湯水のごとくカネかけて、赤字覚悟でもやるんじゃなかったの?って、俺の立場としては思うんだよね」と、世間に疑問を呈した。

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