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oto*koto*papel ~ etude ~

Musica♪(^ 0^)ノ⌒☆Todos os dias

『素敵な歌と舟がゆく』

2008-03-20 | 映画ってホントに…
オタール・イオセリアーニ監督作品『素敵な歌と舟がゆく』(DVD)を観ました。イオセリアーニ監督の人生観…自分の感覚にはないものだったので、すごく興味深く感じてます。パリの街に暮らす人たちの人生模様が描かれてますが、出てくる人物全員が主人公っと言ってもいい、まるでモザイク画を観ているようです。そう、みんな影響しあって人生が成り立っている感じです。その人生たちは、ある意味いい加減でのんきな生活のように見えるけれど、奥底に厳しさや寂しさ、悲しさがあり、みんなしっかりと地に足がついていて力強く生き続けています。

原題“Adieu Plncher des Vaches”は、昔の船乗りの言い回しで「息苦しい地上にお別れだ」なのだそうです。映画のラストシーンは、まさに!っといった感じ。この映画、まだ理解しきれていないけど、なんか奥深い生き方の極意が表現されているんじゃないかな?って感じです。友とワインを飲み交わしながら歌を交わしている場面なんて最高でした。あぁ~、私の老後もこんな風にラフに素敵な歌や音楽を友だちと交わしながら過ごせたら最高やな~っと!「夢」が出来ました。絶対に実現!!デス!!そして、また再び、この映画を観たら、きっと今とは捉え方が違っているんだろうな。。。

街や人の動きのスピード感と物語ののんきな流れに独特な雰囲気があって、そこに街の音(喧騒)がすごくリアルに流れていて、生活する人々の息苦しさの中の自由奔放さやいい加減さが丁寧に描かれている。ペットのコウノトリも最高!イオセリアーニの世界、クセになりそうです!
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マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

2008-03-12 | 映画ってホントに…
マジカルワールド!賑やかで楽しい映像が好きな人にとってまさにワンダーランド的な映画でした。あの!ダスティン・ホフマン扮する243歳のマゴリアムおじさんは魔法の達人なのだ。そして、ナタリー・ポートマン扮するモリーは魔法のおもちゃ屋の支配人。モリーは、少女時代に天才ピアニストと呼ばれ、支配人を務めながらも毎朝曲作りに励んでいるけれど、最初の一小節も浮かばない・・・自信を失ってしまいます。

マゴリアムおじさんは突然!!引退を宣言し、モリーに店を譲ると言い出しました。でも、モリーは魔法も使えないし、、、ただでさえ自信を失っているところなのに!さて~どうなるどうなる~?「信じる心だけに見える宝物」を手にすることが出来るのか?!マゴリアムおじさんの引き際もお見事!格好ヨカッタです。子どもから大人まで楽しめる映画(ファンタジー好きならば)だと思います。

本作品で監督デビューしたザック・ヘルムは、1975年生まれですからお若いですねー。「良い人間になろうと努力する人しか出てこない博愛主義的な作品を作りたいんだ」っという彼のポリシーに賛成したい今日この頃。これからどんな作品を作るのか、楽しみな監督です!

ダスティン・ホフマンの演技、味がありますよー。ナタリー・ポートマンもキューートっ!度々登場していた淋しがり屋のソックモンキー(靴下で作ったサル)が欲しい~!

☆劇場鑑賞がオススメー!公式サイトもチェック!「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」
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『過去のない男』

2008-02-28 | 映画ってホントに…
フィンランドの鬼才アキ・カウリスマキ監督作品『過去のない男』不思議な魅力を持つ映画でした。私の中で、ますますフィンランドという国に興味がふくらみつつも、ますますフィンランドっていったいどういう国なんや~??っと謎めいてまいりました。

ズバリ!色彩が超☆好みな感じ。レトロな雰囲気を持っているので古い映画?と思いきや、実は2002年の作品なんですわ。ストーリーは淡々としたものだがしかし!展開がとにかく不思議。なんで車内食堂でSUSHI食ってナットクしてるの~?っとか、そんなに塩入れたら塩辛いやろ~っと思いきや恋人から「料理上手ね」なんて言われてる…とか。ぶっきらぼうで淡々とした流れの場面場面、ほとんどがギャグっぽいんですね~。おもろい!それから、なんと!CKBことクレイジーケンバンドの「ハワイの夜」と、CKBのギタリスト小野瀬雅生の「MOTTO WASABI」とが劇中に使われているんですわ。フィンランドのムード歌謡も登場!(「イスケルマ」って呼ぶそうです)日本のイスケルマとフィンランドのイスケルマが肩を並べているんですね。音楽も大注目ですよ!ちなみに、アキ監督はわさびが大好きで、わさびをつまみにビールを飲むほどらしいです。だから「MOTTO WASABI」なんか!寿司食べてナットクしているわけだ!おっかしーな。

「おもろい!おもろい!」っとはいえ、貧困と不運が話の中心にあるんですからシリアスなんですヨ。“生きる”ことが好きならば、まったくのゼロ状態からでも楽しい人生を送ることは出来ルンだぜ!っと語りかけてくる映画なんですね。「生きるってなんですか?」の答えはここにアリ!って感じですね。

ちょっぴりしみじみとCKBの音楽を聴きながら笑っている今日この頃。。。歌詞がイイーねッ!
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Oi bicicleta

2008-02-12 | 映画ってホントに…
DVDレンタルが本当にアリガタ~イ存在になっておりゃ~ス。悔しくも、昨年観送ってしまったブラジル映画「オイ ビシクレッタ」を借りてみました。月収1,000レアル稼げる仕事を求めて、ブラジル北東部Santa RitaからRio de Janeiroまで3200キロを家族7人4台の自転車(ビシクレッタ)で縦断するという、非常にファミリー アドベンチャーな作品です。これ、実話なんだそうですヨヨヨ。(ブラジリアンすごい)ブラジルに行ったことがない私にとっては、すごく新鮮な風景で一緒に旅している気分♪(一緒になってお腹も減った)ポルトガル語も一生懸命に聞き取ろうと努力しました。。。(もっと、ゆっくり話してください。(^_^;))

ブラジリアンポップの帝王“ロベルト・カルロス”に捧ぐっとうたわれている本作品。旅の道中に家族みんなでロベルト・カルロスの歌を歌いながらお互いの愛情を確認しあうシーンが印象的でした。そういう歌があるって素晴らスィーですねー。

ラストシーンに出てきたのが、コルコバードのキリスト像。あんなに高い丘に両手を広げて今にも飛んでいきそうな勢いで立っているキリスト像ってスゴイですよ。いつかホンモノを見たいものです。。。っといいながら、大船の観音様が山の上に立っていたらすごいだろうな~っと想像してみるのでした。
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SONGCATCHER

2008-02-11 | 映画ってホントに…
長らく長らく探しておりました映画“SONGCATHER~歌追い人~”のDVDを観ることができましたん。やったー!!舞台は1908年。アメリカのトアル音楽大学助教授の女性がアパラチア山脈へ行き、アイルランド色の濃いイギリス民謡を発掘しながら・・・七転び八起き、その結末は!というカントリーミュージックのルーツを垣間見ることの出来る映画です。音楽好きにはタマラナイ映画と言えるでしょう!アメリカの音楽文化において、アパラチア山脈は非常に重要な場所のようです。。。(ブラック・ミュージックは別ルートとして)

「こんなにも音楽が生活の一部だなんて。まるで空気のよう…」という言葉が印象的でしたね~。学問や娯楽ではない音楽。自分の(自分たちの)ために存在した音楽。自分の為に歌い、自分の為に奏でることが原点にあって、生活の一部にある風景が描かれていました。

「NO MUSIC,NO LIFE」
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Whale Rider

2008-02-08 | 映画ってホントに…
ネッシーに乗った少年の映画を観た翌日、今度はクジラに乗った少女の映画(DVD)を見ました。どちらも気持ち良さそうでしたワイワイ。

ニュージーランドのマオリ族のお話。ハワイキから鯨に乗って島にやってきた祖先を持つ少女パイケア。族長には男子が後継されなければならないという古い慣習に頑固にこだわるが為に、パイケアを認めてあげられずに家族から孤立していく祖父。不思議な力を持つ少女パイケアは、誰よりも深い祖先への敬意を胸に抱きながら尊敬する祖父との関係を繋いでいこうと頑張り続ける・・・、いろいろなことを考えさせられた感動作品でした。

劇中に度々出てきたマオリの歌は神聖な響きで、マオリ族の伝統芸能ハカも力強くて素晴らしかったです。大地に根ざした民族文化って本当にさまざまで、理にかなっていておもしろいですねー。ラストシーンでパイケアが言った「みんなで力を合わせれば、未来は築ける」という言葉に勇気を与えられました。地球の未来に希望が持てなくなっている時代だからこそ、地球上のみーんなで力を合わせられれば!地球の未来は明るいですね。
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ウォーター・ホース

2008-02-07 | 映画ってホントに…
THE WATER HORSE LEGEND OF THE DEEP観てきましたよ~。なんてたって、ネッシーをマジ+本気で信じていた子どもの一人でしたからね!スコットランドの風景と音楽に触れたいナってお気楽気分でいたら、どんどんと引き込まれてしまってネ、純粋に超・感動してネ、そして泣けてしまいましたトサ。いやぁー、映画って歴史と文化を知ることが出来ておもしろい!ファンタジー☆ムービーだけど、静かなる反戦映画でもありました。幾度となく胸が痛くなったのであるよ!

クライマックスシーン、近くで見ていたお子さんが堰を切ったようにヒックヒックと号泣…そうだよ、、、ここだよここ!いいぞー!っと我も感動したのでありました。是非とも、親子で見に行って欲しい映画です!もちろん劇場で!

風景も美しかったし、音楽もヨカッタです。スコットランド音楽って随分とケルト文化の影響を受けているらしいですよ。聴けばナットク!です。いつぞやか…アイルランド、スコットランドっと旅してみたいなぁ~。ギネスビールを飲んだり、スコッチウイスキーの香りを楽しんだり。。。

↑写真はウォーター・ホースの卵をイメージして撮ったイツワリものです。ちなみに、海草味の豆でした。
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SALSA

2007-11-26 | 映画ってホントに…
ピアノがフィーチャーされているSALSA映画だというので観てみました。内容的には“人種差別の問題”を含みつつもご機嫌な音楽にのった恋愛ものの映画でした。
おもしろかったのは、フランス人の優秀なピアニスト(主人公)がコンクール時に突然!狂ったようにサルサ音楽を弾き出すという始まり方ですね。結局、ラテン音楽に対する情熱をおさえ切れなくなって、ショパンを捨てて、ラテン音楽のピアニストになってしまうのです。キューバ人になりたくて顔や体にブラウンのド-ラン?!を塗りたくったり、全身日焼けサロンに行ったり、っと外見や国籍にこだわり続けた彼の音楽人生の…そして恋の行く末は…?

例えば、劇中の「キューバ人になりたければ、苦しみは笑いで隠せ」なんていうセリフを聞くと、「笑う」っということ意味や内容の奥深さをしみじみと感じてしまいます。キューバではまともに音の出るピアノが圧倒的に不足していて、自分のピアノを持っていない一流ピアニストが沢山いるっと聞いたことがあります。キューバの人々の心の根底には、音楽に対する「情熱」や、少しでも幸福な気持ちで生きたいという「情熱」が在るように思いました。主人公のフランス人ピアニストにも同じくらい「キューバ音楽」に対する情熱があったんですよね。だから、キューバ人に受け入れられたんです。肌の色は違っていても、そこに温度差が無かったんだなぁ~っと思います。「赤の他人であろうと、演奏を聴いていればわかる。心を奏で続けなさい」というセリフにも・・・グッときました。

音楽のみならず、私たちの足音や話し声などすべての音は、「心を奏でている」ことになるのかもしれません。もっと言えば、音に限らず「生きる」ってことは「心を奏でている」ということなのかもしれませんね~。まぁ、自然体で!自然体で!いきまっか。
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ニライカナイからの手紙

2007-11-15 | 映画ってホントに…
竹富島を舞台に、家族の愛を描いた(涙0涙)の映画でございます。祖父と母、その母と風希(娘)、その祖父と風希と、互いを思いあう心が過去と未来との間で紡がれ、その愛情が深いゆえの切なさや温かさがグイグイと描かれています。さらに竹富島の『うつぐみ』(島民が互いを助け合う)の心もしっかりと表現されていて、ググッっとくるのでした。是非とも!オススメの映画です。

竹富島にも行ってみたいなぁーーーーーーー。私にとってのニライカナイになるかもしれないなぁ。半オープンエアーで食べる朝食の味噌汁とご飯、おいしそうだったなぁ~。
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BIG FISH

2007-10-26 | 映画ってホントに…
映画ネタが続きます!ダニエル・ウォレス原作、ティム・バートン監督「BIG FISH」DVDを鑑賞。ラストシーンで久々にBIG泣きしました。私も父を亡くしているので、余計にグッとくるのかもしれません。家族の死を受けとめていく作業を通して、過ぎ去った時を旅しながら「人生」=生+死の姿を知るのです。それにしても、「あぁ、こんな風に、とても大事な一幕を表現して魅せてくれるなんてー」っと、ものすごく感動しました。ホントにマイッタ~、やられたー、泣かされた~。今でも感動してますー。

円熟さを増したバートンマジック満載の作品です。事実と空想との往来を非常に魅力的に表現しているし、予想のつかない話の展開がとても楽しい~。「ファンタジーは現実逃避」って言う人もいるけど、「ファンタジー」のない人生なんて、つまらないよ!っと思ってしまうのでした。

青年時代の父役のユアン・マクレガーは、いい俳優ですねー。画面を通して「活力」が伝わってくるし、ピッタリと演じきっていました。素晴らしいストーリー、素晴らしい演出、素晴らしい俳優と三拍子揃ったいい映画でした。今のところ、バートン作品中ナンバー1!です。
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『クローズド・ノート』

2007-10-25 | 映画ってホントに…
秋晴れの気持ちいい朝、どこからか、とても美しい鳥の声が響いてくる。澄みきった空のような綺麗な歌声だった。伊吹賞をあげるとしたら「マリア・カラス賞」かな・・・。

『めがね』に続き!『クローズド・ノート』を観ました。1週間のうちに2本も劇場鑑賞するなんて、我が人生で初めてです。。。あっ!嘘うそ!ウン十年前は、邦画といえば2本立てでしたよね。

現代版童話のようなストーリー展開。“話が綺麗過ぎる”なんて言ってはいけません!こういった「いい話」をどんどん制作して欲しいのです。伊吹先生みたいな小学校の先生がいたらいいなぁ~。万年筆を愛用し、マンドリン楽団に所属している綺麗な女子大生なんて素敵!背が高くてかっこよくて、画家としての才能があって心に傷を持っている男性って惚れちゃうよなぁ。話の展開も観てて気持ちがいいですよ。俳優の声も心地よいし、マンドリンの音色も素敵!とにかく全編を通して“音”がよかったなぁー。それから!大注目なのがインテリアなのです!あんな部屋にあんなアパートに住みたいぃー!って、憧れちゃいますよー。ちょっとずつでも近づきたいわ。

エリカ騒動で話題になってしまったのが、本当にかわいそう!こんな丁寧に一生懸命作っている映画だもの。ラストの10分くらいは「ちょっと作りすぎ?」って思わなくもなかったけど、それだけ監督の“想い”のテンションが高かったんだろうな~って。がんばれ!監督!!

ちなみに、写真は京都・南禅寺の水道閣で、映画にも登場します。とっても京都色の強い映画でもありました。

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『めがね』

2007-10-22 | 映画ってホントに…
『めがね』観ました~!『かもめ食堂』に続き、人生の友としてDVDが欲しくなった映画でした。ヒーローものの映画を観た後、まるで自分が“ヒーロー!”になったような表情や動きをしてしまうっていうけれど、『めがね』鑑賞後の私は、「一歩一歩踏みしめて歩くことが嬉しくなる」「呼吸するのが心地いい」感覚でした。アルファー波出まくりで、ひんやりした秋風に吹かれても身体の中からほんわかと温かくて心地いいのでした。私も、ひとり旅をして「たそがれ」たい!そして、他の人たちの生き方に触れてみたい!っと思いましたー。

ひとり旅、どこに行きたいですか?

 メルシー体操、もたいまさこさん最高!楽しい~。メルシー体操エピソードなど、ecocolo No19にて特集されてますので、バックナンバー探してみてください。

忠告!!空腹状態で観てはいけません!超おいしそうなお食事満載で拷問です。映画を観た後は、すごーくおいしい手料理を食べたくなります。うーん、うめぼしもかき氷も食べたくなるかも~。実在したらいいのになぁ「ハマダ」。私も“めがね”釣りたいわ!あはっ!

大貫妙子さんの主題歌もいいですよ~。
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シザーハンズ

2007-10-13 | 映画ってホントに…
遅れ馳せながら、ティム・バートン監督作品がマイブーム。スリーピーホロウに続いてシザーハンズを観ました。冒頭の音楽からすっかりバートン色豊か。それもそのはず、音楽を担当しているダニエル・エルフマンは、バートン監督のほとんどの作品のスコアを担当しているのです。ど~りで!なのです。監督の予測不可能な発想を楽しみ、世界観を共有出来るツーカーな関係だそうです。

人間社会の持つ「外面と内面」「明と暗」を対比させつつ、あくまでもファンタジックに仕上げられています。おとぎ話の持つ残酷さもあり、本当に甘くせつない(涙)けれど、やっぱり心温まる作品なのでした。主人公エドワードは、幼少から変わり者扱いされていた監督の分身的存在でもあるんだとか。

特典に付いてくるメーキングを観るのも楽しみの一つです。インタビュー集のジョニー・デップの若さに驚き~!なのでした。監督によるエドワードのイメージデッサンも見物でした。故黒澤明監督、現役の宮崎駿監督もデッサンされているみたいですが、浮かんできたイメージを何度も繰り返し描き表し、妥協せずに具現化していくことが大事なんですねー。
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スリーピー・ホロウ

2007-10-06 | 映画ってホントに…
冒頭から、かなり心拍数が上がりっぱなし・・・。18世紀末のスリーピー・ホロウ村を舞台に、馬に乗った首なし騎士が登場する殺人事件の物語ですから、奇抜なシーン頻度が多い!多い!多い!(終いには慣れた)ので、小さなお子様は観てはいけません!

シャーロック・ホームズ好きのmucky☆には、N.Y.市警の若き捜査官(ジョニー・デップ様)と一緒に推理していく話の展開はおもしろいと思うし、ミステリー(現実)とホラー(幻想)を行ったり来たりおもしろくさせてるところが、ティム・バートン監督らしいなぁっと思うのであります。そして、1シーン1シーン、推理的にもストーリー的にも意味のある場面で無駄がないので、グングンと話に引き込まれていくのです。バートン監督の丁寧な作品づくりを感じさせるなぁ~。なんて、観ている間は心拍数上がりっぱなし瞳孔開きっぱなし、頭の中は推理でイッパイイッパイで、こんな冷静に考えていられませんでしたヨ。

あぁ、、、やっぱりジョニー・ディップ様は素敵ですわ。完全キザな二枚目ではなく、場面場面に表れる、一瞬のユーモラスさが光っているんですよ。バートン監督とジョニーとは計5作コラボレートしてるみたいだけど、ジョニーの繊細でユーモラスな…ところが気に入っておられるのではないでしょうかね~。(っとついついアツ苦しく語る)
今まで観たバートン監督の映画で共通していると思うテーマは、何かしらの問題を抱えて生きている主人公が、孤独、冒険、自己との戦いを経て、最後は仲間と「愛する人」を得て生きていくようになる…ということですか(独断分析です)ねぇ。

<追記>
~森の中での主人公と子どもの会話~
子ども)「聞いて!」
主人公)「何も(聞こえない)」
子ども)「僕もだ」
    「鳥や虫の声ひとつしない」
    「静かすぎる!」

やっぱり、子どもって敏感だなぁ。森が静か過ぎるって異常なんですよね。レイチェル・カーソン著「沈黙の春」を思い出しました。

ティム・バートン監督作品のoto*koto記事
“コープス・ブライド”
ちゃーりぃとちょこれーと工場
"THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS"
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“THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS”

2007-09-24 | 映画ってホントに…
毎日がハロウィンのハロウィン・タウンのパンプキン・キング!ジャックの物語。毎年繰り返されるイベントに飽き飽き。地位も名誉もあるけれど“何か足りない”日々に虚しさを感じているジャックに、サンタクロースから素敵な贈り物が!
「そうか…、そうだよな…、わかるよジャック!」

なーんと!ディズニーデジタル3-Dで蘇るらし~い。見応えあるだろうな~。興味のある方はチェック!公式サイト

ティム・バートン監督のファンタジックでありながら薄気味悪カワイイさ満載の作品を好んで見ていた。。。ことに気がついた。

ティム・バートン監督作品のoto*koto記事
“コープス・ブライド”
ちゃーりぃとちょこれーと工場
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