ひかり

健康の事、環境の事、趣味の事…

取り急ぎ(青山繁晴氏のブログより)

2016年04月25日 | 青山繁晴さん
青山繁晴さんのブログを転載します。

青山さんの過去のブログ記事 ”みなさんに伝えたい その2”の最後のほうに、
虎ノ門ニュースにこれから参加されるか否かについて考えられた事が記されていて、
”・・・みなさんの書き込みに打たれたからです。
 特に、あるお父さんがお書きになった娘さんのことは、胸に響きました。”
という文章がありましたが、
今回の記事は、その書き込みであろう文章も載せられています。


転載始め
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2016-04-24 08:21:04

取り急ぎ

*まず、みなさん、きのう4月23日の青山千春博士の講演「女性よ、そして男性よ 大志を抱け ~メタンハイドレート研究の最新状況報告~」にたくさん駆けつけていただき、ありがとうございました。
 この地味ブログでのお知らせが前日になってしまったにもかかわらず、きちんと事前申込をしてくださっていた非常に多数の方々に加えて、びっくりするぐらい多くの志あるみなさんが詰めかけてくださいました。
 そして主宰の神戸垂水ロータリークラブのみなさんも、ほんとうに気持ちよく受け容れてくださったようです。
 亡き父がロータリーの奉仕活動に熱心で、一つのクラブを創設しましたから、それもあってたいへん嬉しく思いました。

 ぼくのこんな個人的な気持ちより、日本には自前資源で国の運命を切り開く道があることを、多くの人と一緒に考える機会が生まれたことが、いちばん大切ですね。


▼さて今のぼくは、本業がこれまでに増しての多事多難で、ほかのことにどうやっても手が回りません。ブログに書くことも、思うようにできないでいます。
 過去に書き込まれたコメントで、まだ読めていないものも多々あります。やってくる書き込みは実際は、たいへんに多くて、何とか時間を捻り出して読んでいっても追いつきません。
「なぜか公開されない」という問い合わせも来ますが、まだ読めていないために保留のままになっている場合もあります。

 ざっとだけ目を通したなかで「真摯な書き込みだけど事実関係が違うなぁ」というものもあります。それは前から絶えずあるのだけど、田母神さんの事件などに関連して「これはお答えしておいたほうがいい」と思うものがこの頃、すこしですが増えました。
 やがて、なんとか時間を作って、きちんと答えたいと思っています。 (いちばん真摯で、いちばん問題の大きかった人には直接、メールを出し、その方からは「お詫び」と題した書き込みがありました。お詫びなさる必要はありませんし、公開はしません)


▼危機管理と安全保障、自前資源の調査研究を主に扱うシンクタンクの社長としての本業がいちばん、まさしく「危機」的に多事多用です。
 一方で、物書きという本業の方も、まずは旧作の新書化がひとつ、文庫本化がひとつ、山場に差しかかっています。

 ぼくは新たにどんどん書き起こしていく方が、時間がかからないのです。
 旧作を新書や文庫で世に問う以上は、タイトルも中身も丁寧に見直したいのです。これは、たいへんに時間を費やします。

 新書になるのは、前にお知らせしたかと思いますが、「日本国民が決断する日」です。扶桑社新書になります。扶桑社新書は、「ぼくらの祖国」の新書版に続いて2作目です。
 タイトルががらりと変わって、5月の末から6月の初めに書店に並ぶことを目指しています。
 文庫本になるのは、これもお知らせしたかと思いますが、小説です。これもタイトルが少し変わります。夏に出します。


▼いつも申しあげているとおり、テレビやラジオは本業ではありません。
 みなさんにお伝えすべきをお伝えする一つの機会として、できるだけ努力して参加するようにしているだけです。
 おのれの我が儘 (わがまま) だけなら、とっくに全部、退きたいのです。

 建国以来初めての自前資源メタンハイドレートの実用化に取り組む青山千春博士は、長年の見えざる、巧まざる淡々とした努力の末に国立大学法人・東京海洋大学の准教授になり、民間シンクタンクの自然科学部長というだけで受け続けてきた日本社会の偏見、差別がすこしはマシになるかも知れません。今後どしどしテレビ・ラジオに出て、日本国民と一緒に考える機会をつくってほしいなぁ。
 ぼくは正直、もういいです。
 特に文学 (小説) をめぐって、書きたいもの、書くべきものをそろそろ書き残していかないと、いくら体力があってもいつ天に帰るか分かりませぬ。
 
 しかし…先日、ひとことだけ触れたような、あるお父さまからの書き込み、そうしたみなさんの気持ちにいくらかは、わずかには応えたいという気持ちだけで、「虎ノ門ニュース」に「ザ・ボイス」、「インサイト」に、そして「青山繁晴が答えて、答えて、答える」に参加しています。
 そのお父さまの書き込みはすでに公開している書き込みですから、ここにそのまま再掲しておきます。

(2016-04-09 08:37:02に書き込み)

『虎8をやめるも事を考えている。と言う一文を読んでコメントさせて頂きました。
 先日、娘がインフルエンザにかかりました。
 私の地域に生協系の病院があり、以前からお世話になっています。
 今回もお世話になりました。
 診察室に入ると署名用紙がありました。
 以前主人から聞いて何の署名用紙かは知っていました。
 安保法案反対の署名です。
 すべての診察が終わり、担当の先生が「お母さんよかったたら、それに署名して」と署名用紙を渡されました。
 先生は、歌を歌うように、安保戦争法案ねと伝えて来ました。
 私は、思わず苦手笑いが出ました。同時に腹も立ちました。
 署名用紙を置くのは勝手ですが、診察室に置くのは卑怯と思ったからです。
 それを見て先生は、ここ置いとくからよかったたら署名してと隣の部屋に行きました。

 私は悩みました。というのも私の今の苗字はおそらく親戚しか名乗っていないような珍しい苗字なのです。
 たとえ先生が今この場を立ち去ったとしても、おそらく署名することを拒否したらすぐにばれるのです。
 今後の私の大切な子供達が適切な診療が受けられるかどうか変わる可能性もあると思い署名用紙を一度は手にしました。

 でも署名をやめました。この行為は青山さんの参加番組のおかげです。
 以前の私なら間違いなく署名していたと思います。
 高校はとんでもない反日思想の教師が1年の現代社会を教えている学校に通っていました。
 慰安婦は高校の時から知っていました。1年の現代社会は学校独自の冊子が配られ、徹底に自虐史観を押し付けられました。
 高校の修学旅行は平和学習と称して沖縄に行き、米軍基地がいかに不要のものか教育をうけました。
 はっきりいって凄く違和感を感じていましたが、何にも反論出来ませんでした。
 こんな私を目覚めさせて下さったのは青山さんです。

 私だけじゃありません、私が青山さんの参加番組をYouTubeで拝見するようになって娘がビックリする様な事を言ったのです。娘は小学4年生です。
 学校でお友達が、「安保法案って戦争法案だから嫌だよね」と言ったらしいのす。その言葉を聞いて反論したと言うのです。
 私の時代では考えられない行動だと娘にいいました。
 そんな娘の行為にも勇気づけられた様な気がします。
 でもこの娘の行動も青山さんの参加番組を私と見ているからかもしれません。
 お忙しいと思いますが、どんな形であれ虎8はやめないで欲しいです。
 少しずつ日本人が目覚めてきているのです。私も目覚めさせられました。
 祖父の戦争体験の話も尊敬の念を持って聞ける様にかわりました。
 近代史を勉強したくもなりました。
 子供達に日本人である誇りを持たせれる様にもなりました。
 何かお考えがあっての一文とは思いますが、私はいつまでも青山さんの情報発信が頼りです。
 乱文失礼しました。』 (原文のまま引用)

…これには参りました。
 お嬢さんが登場したあたりで、参りました。
 ただし、ぼくは単なるひとりの参加者です。番組全体に関与することはありません。番組の編成権、編集権は法的にもテレビ局・ラジオ局にあります。


▼それから、そのテレビで作られたイメージとたぶん違うのでしょうが、ぼくは頑張っているスタッフには応えてあげたいとすぐ思ってしまう方です。
 ご本人たちには何も言いません。
 しかし特に、テレビの世界の下積み、制作会社のスタッフなどには、考えや立場が違っていても、苦労して頑張っているのなら応えたいと考えます。
 そこで…

▽関西テレビの「胸いっぱいサミット」:

 関テレの報道局とは「水曜アンカー」で9年半、お付き合いしましたが、制作局にも志のある人はいます。「ぶったま」という番組などがそうでした。
 今、熊本地震での不祥事で批判を浴びている関テレです。テレビ界全体の体質をも物語る、呆れ果てた不祥事です。
 その反省も踏まえた、志のある企画なら、参加することもあります。

 まず4月30日土曜に、2時間の生放送があり、それには参加します。ただし、ぼくの参加するのは後半の1時間だけです。昼から午後2時までの放送ですから、ぼくの現れるのはおおむね午後1時ぐらいでしょうか。
 テーマは、かなり踏み込んだ危機管理などです。
 この番組は、5月、6月も参加するかもしれません。

▽DHCシアターの「ニュース女子」:

 この番組は当初、参加していましたが、スタジオのセットが女性を知的な存在として扱わないかのような奇妙なセットになって、それを含めて女性に対する姿勢が食い違いすぎるので、参加を辞めました。
 一方で、この番組のプロデューサーは女性なのです。
 そして、あの懐かしい「たかじんnoマネー」で知り合った頑張り屋さんです。
 彼女をはじめとしたスタッフ陣から、一生懸命に「中身を改善するから復帰してください」とたびたび申し入れがあり、「それでは一度だけ、どのように変わったかを僭越ながら拝見するためにも参加しましょう」ということになりました。
 そして先日、1本分だけ収録に参加してきました。テーマは(1)伊勢・志摩サミット(2)闇カジノ(3)タレント議員への評価でした。

 セットは「これがギリギリの改変です。このセットを気に入っている視聴者もいるので、青山さんが悪者にされてしまわないように、ギリギリのところを模索しました」というスタッフの説明でした。要は女性の前にテーブルを置いただけですが、スタッフの苦心は忍ばれました。
 VTRの最後に、「教えて、おじさま 」というセンス最悪のフレーズが出てきていたのはガラリと違う、フレーズに変わりました。
 冒頭、MCから「青山さん、久しぶりです」という言葉があり、「はい。しかしこれ一回だけかも知れません」とありのままにお答えました。編集で残るかどうかは分かりません。
 放送は5月2日月曜の夜10時からです。

 この番組への参加は、青山千春博士も、独研 ( 独立総合研究所 ) の秘書室もみな、猛反対です。
 今後のことは、編集された放送がどのようなものかを拝見してから、決めたいと考えています。
 この地味ブログへの書き込みで「地上波で青山さんの話を聞く貴重な機会だから参加してほしい」というご意見もあり、そうではないご意見もありました。

 放送時間が深夜から夜10時に変わったことは関係ありません。ぼくはタレントではありません。
 ただ、放送時間の変更を発表する場で責任者の方が「報道ステーションを駆逐するために,この時間に来た」と仰ったそうですね。
 ぼく自身はその記者会見を見ていませんから評価不能ですが、このブログへの書き込みで知り、スタッフに聞いたところ「ほんとうです」ということでした。
 その通りなら、面白い心意気ですね。
 ぼくが最終的に居なくなっても、頑張ってください。

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転載終わり

※転載文中の””は、
 青山さんのブログでは、黒のハートマークですが、
 このブログ上では、表現できないため、赤のハートにしています。


では、また明日。
皆さんの今、そして未来も、皆さんにとって幸せな時であります様に…。
と言うよりも、
皆さんの今、そして未来も、皆さんにとって幸せな時であります。
(それが必ず実現される為に、”祈り”ではなく、”そうである”と断言しました。)



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