身近な霊ゾーン ２

星椎水精先生のお話にあるように、８００年経った現在も、ここ門司港（関門海峡）では源平の霊が成仏することなく現在も戦っており、それらの霊が見える人がたくさんいるわけですよね。

どれだけ年数が経とうとも、一向に成仏していないのです。

彼らが特殊なわけではなく、むしろ同様に、我々も死んで簡単に成仏なんてできるはずがない、という事に早く気付くべきなのです。

なぜ成仏できないのかといえば、この世に生まれてきてなすべきことをしていないし、そもそも先祖が成仏できていないのに、自分だけが成仏できるはずがないのです。そんなに都合のよいものではありません！

この地上でやるべき事を終わらせていないのに、この地上から“卒業（成仏）”出来るわけがないのが当然の流れだと思います。

さらに、人間界で様々な欲や垢を魂にしこたま付けていて重いのですから、簡単に霊界に入れないということは、死んで初めて理解する事でしょう。

霊能者や新興宗教では、「死んだことを理解させれば、成仏する」なんていうメチャクチャな事をいい、お経や教典を読んで供養とする人もいますが、毎回言いますがそもそもお経に成仏させたり霊をあげる力なんてありませんし、例え死んだことを霊が理解できたとしても、「死んだことがわかっても、何も変わらない。どこにいけばいいの?」と逆に憑依されるのがオチです。

結局のところ、霊能者や宗教に頼っても、霊の世界の仕組みや決まりを知らないし、神々とも繋がっていないのですから、成仏させる事など到底不可能なのです。

私は、星椎水精先生の浄霊を実践する事で色々な事を学び、そして続けているからこそわかるのですが、本当に霊の世界は、そんなに単純なものではありません。

単純ではないのに、ちょっと見える霊能者がたくさんおり、自分の見えることが正しいとしそれを主張するため、余計に世の中は混乱すると思います。

間違った情報が氾濫し、さらに成仏できない霊が増えているのですから、困った事に確実に身近な霊ゾーンは増え続けていく一方です。


門司港レトロから撮影。右手奥にあるのが関門橋で、向こう岸が下関（山口県）です。

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