
現存12天守のうち、唯一山陰地方にある松江城天守が国宝になることになりました。
これで国宝になる天守は松本城、犬山城、彦根城、姫路城に次ぎ5城目となります。
今回、松江城天守が国宝となる契機となったのが、天守が建造された年代を示す資料が出てきたことで、実に400年近く前に建てられたと分かったからです。
出雲大社参詣の折には一畑電車に乗って国宝松江城を訪問してみてください。
JR西日本HPによると、阪和線に2017年までに122両の新型電車を投入すると記載がありました。
すでに大阪環状線に323系電車を投入し、同線の201、103系を置き換えるとなっているので、2017年にはJR西日本から103系電車がいなくなりそうです。
現在103系電車は大阪環状線、大和路線、奈良線、阪和線で活躍をしていますが、大阪環状線に新車が投入されると、同線を走る吹田森ノ宮の201系電車を吹田奈良に転属させ、大和路線、奈良線で走る103系を置き換え。一方吹田日根野に新型車両を投入し、玉突きで103系、205系を捻出し、205系は吹田奈良に転属させ、103系は廃車。という構図が考えられます。
阪和線に導入される新型電車がどんなものかはわかりませんが、国鉄史上最多両数を誇ってきた103系電車の終焉がいよいよ迫ってきたようです。
栄生から準急吉良吉田行き(名古屋から急行)に乗ります。金山まで乗りJR線に乗り換え。快速豊橋行きで大府へ。大府からは武豊線に乗り換えます。
まず降りたのは亀崎駅。素朴な木造駅舎ですが、一説によれば日本最古の現役駅舎です。軒先に取り付けられた資産管理票に明治19年築の表示があることから日本最古の駅舎となっていますが、建築後に火災にあっており建て替えられているのではと、疑問符も付いている駅舎です。しかし現役の木造駅舎としてはなかなか味のある建物で、このような駅舎が名古屋近郊に残っていることがすごいです。
昨日は雨模様だったので順延されたのでしょうか。潮干祭が行われているようで、この日は乗降客も多く、無人駅ですがJR社員が派遣されて改札口で案内をしていました。上り大府行きに乗り隣の東浦駅へ下車駅増殖。すぐにやってきた下り列車で半田駅へ向かいます。
半田駅は半田市の中心駅ですが、この駅にも日本最古の現役跨線橋が残っています。武豊線は先の改正で電化され電車が走り始めましたが、跨線橋の改築は行われず低い位置に架線が張られています。発車する列車を撮影しましたが、前パンタが低い位置で上がっているのがわかります。
跨線橋にはJR発足後に掲示された札が残っていました。明治43年に完成した跨線橋です。
こちらにはちゃんと証拠が残っており、跨線橋を支える柱の下には明治43年に鉄道院新橋工場で製造された刻印が残っています。ホーム側は塗料で見ずらくなっていましたが、駅舎側はわざわざ塗料を剥がして見やすくしています。ちなみに新橋工場は現在の汐留シオサイトにあった初期の鉄道工場です。
半田駅の跨線橋の下には赤レンガのランプ小屋が残っています。こちらも跨線橋と変わらぬ時期に建てられたもので、鉄道文化財的にも貴重なものです。
半田駅の古い施設を見た後は、歩いて10分ぐらいの場所にある名鉄知多半田駅へ。ここから名古屋行き一部特別車の特急に乗ります。ミューチケットをあらかじめ購入して特別車に乗って名古屋までしばし休憩。名古屋へ戻り帰りの新幹線に乗るのですが、さすがに疲れたので当初予定していた1時間前の名古屋1629発こだま668号に乗って帰路につきます。名古屋始発のこだま号で離れ小島の13号車~15号車の自由席に座ったので、東京までゆっくり過ごすことができました。
富士山の付近は夕刻の暮れてゆく時刻に通過。新富士到着前には雲に隠れていた富士山でしたが、新富士で後続ののぞみ号の通過を待っているうちに雲が少し退いたようで、新幹線著名撮影地付近では頂上部分が顔を出していました。すっかり雪解けをした富士山を見て、1917に東京に到着。京葉線で家路へと着きました。
名古屋城を後に地下鉄市役所前駅から地下鉄名城線と東山線を乗り継いで名古屋駅へ。ここで名鉄に乗り換えるため名鉄名古屋駅へ。初見に人にはよく分からない名鉄名古屋駅名物、方面・行先別乗車位置にも違和感なく並び、岐阜行き急行に乗ります。一つ目の栄生で下車。駅から歩いて5分ほどのトヨタ産業技術記念館へ。
トヨタの源流とも言える豊田紡織の本社工場跡地に設立されたもので、トヨタのかつての主流であった繊維機械と、現在の主流自動車産業の歴史を展示しています。繊維機械は豊田佐吉が開発した機械から最新の機械まで、ほとんどの機械が動態保存されています。新幹線で大阪方面から来ると、庄内川を渡ってすぐにこのギザギザ屋根が見え、以前からこの屋根のある場所はなんなんだろうと気になっていた場所です。
エントランスに置かれている環状織機。豊田佐吉が1906年に発明した機械で回転円運動により布を織り上げる機械です。
1924年に完成した無停止杼換式豊田自動織機G型です。
自動車館ではトヨタ自動車の源流とも言える豊田AA型乗用車の開発過程から、自動車の製造工程、デザインの変遷などを見ることができます。ここでもトヨタの主要な乗用車が展示されており、初代プリウスも展示されています。こちらのプリウスは1998年長野冬季五輪の聖火リレーの際に使われた車両が収蔵されています。
かつての工場を利用しているので、中は広く、展示されている内容もかなり濃いものなので見るだけで大変です。要点をかいつまんで見学しましたが、それでも1時間はほど滞在していたようで、かなりの疲労感がありました。少し足を引きずりながら栄生駅へ戻ります。