栄生から準急吉良吉田行き(名古屋から急行)に乗ります。金山まで乗りJR線に乗り換え。快速豊橋行きで大府へ。大府からは武豊線に乗り換えます。
まず降りたのは亀崎駅。素朴な木造駅舎ですが、一説によれば日本最古の現役駅舎です。軒先に取り付けられた資産管理票に明治19年築の表示があることから日本最古の駅舎となっていますが、建築後に火災にあっており建て替えられているのではと、疑問符も付いている駅舎です。しかし現役の木造駅舎としてはなかなか味のある建物で、このような駅舎が名古屋近郊に残っていることがすごいです。
昨日は雨模様だったので順延されたのでしょうか。潮干祭が行われているようで、この日は乗降客も多く、無人駅ですがJR社員が派遣されて改札口で案内をしていました。上り大府行きに乗り隣の東浦駅へ下車駅増殖。すぐにやってきた下り列車で半田駅へ向かいます。
半田駅は半田市の中心駅ですが、この駅にも日本最古の現役跨線橋が残っています。武豊線は先の改正で電化され電車が走り始めましたが、跨線橋の改築は行われず低い位置に架線が張られています。発車する列車を撮影しましたが、前パンタが低い位置で上がっているのがわかります。
跨線橋にはJR発足後に掲示された札が残っていました。明治43年に完成した跨線橋です。
こちらにはちゃんと証拠が残っており、跨線橋を支える柱の下には明治43年に鉄道院新橋工場で製造された刻印が残っています。ホーム側は塗料で見ずらくなっていましたが、駅舎側はわざわざ塗料を剥がして見やすくしています。ちなみに新橋工場は現在の汐留シオサイトにあった初期の鉄道工場です。
半田駅の跨線橋の下には赤レンガのランプ小屋が残っています。こちらも跨線橋と変わらぬ時期に建てられたもので、鉄道文化財的にも貴重なものです。
半田駅の古い施設を見た後は、歩いて10分ぐらいの場所にある名鉄知多半田駅へ。ここから名古屋行き一部特別車の特急に乗ります。ミューチケットをあらかじめ購入して特別車に乗って名古屋までしばし休憩。名古屋へ戻り帰りの新幹線に乗るのですが、さすがに疲れたので当初予定していた1時間前の名古屋1629発こだま668号に乗って帰路につきます。名古屋始発のこだま号で離れ小島の13号車~15号車の自由席に座ったので、東京までゆっくり過ごすことができました。
富士山の付近は夕刻の暮れてゆく時刻に通過。新富士到着前には雲に隠れていた富士山でしたが、新富士で後続ののぞみ号の通過を待っているうちに雲が少し退いたようで、新幹線著名撮影地付近では頂上部分が顔を出していました。すっかり雪解けをした富士山を見て、1917に東京に到着。京葉線で家路へと着きました。
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