1/3。新大阪で迎えた朝。7時過ぎにホテルを出て駅へと向かいます。
新大阪0733発新宮ゆき特急くろしお1号に乗って白浜へと向かいます。くろしお1号はパンダくろしおサステナブルSmileトレインで運転です。大きなパンダの上に子パンダの乗った親子パンダのデザインですが、テールライトが点灯すると、なんか悪のパンダみたいになってしまうのは仕方がないところでしょうか。
車両側面にもアドベンチャーワールドのジャイアントパンダを筆頭に動物が描かれています。そして各号車にはSDGsの17の目標のうち6つのテーマに人と自然が豊かに暮らす世界がデザインされています。
6号車は「15 陸の豊かさを守ろう」をテーマに。
5号車は「14 海の豊かさを守ろう」。
4号車は「10 人や国の不平等をなくそう」をテーマにデザインされています。
このほか3号車は「7エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、2号車は「5 ジェンダー平等を実現しよう」、1号車は「3 全ての人に健康と福祉を」をテーマに人と動物が描かれています。各車両の図柄はJR西日本のパンダくろしおサイトをご覧ください。
パンダくろしおの座席の枕カバーはパンダを図柄にした専用のものが使われています。ただし5号車に設定されている女性専用席の枕カバーは、標準のものが使われていました。
車内外ともに白浜へ向かうと思われる親子連れが多く、あちこちでパンダくろしおとの記念撮影が行われていました。
撮り鉄的にはこっちの方が気になるかもしれません。今年の春には新大阪から姿を消す201系電車です。
0733に新大阪を発車。次の天王寺でも乗車があり、指定席はほぼ満席な状態で阪和線へと入ります。阪和線は勝手知ったる路線。ゆかりん共々のんびりと過ごします。和歌山から紀勢本線を走り、車窓には和歌山の名産みかん畑が広がります。
印南を過ぎると列車は太平洋を望むように走ります。
特に切目ー岩代間は海岸沿いを走り撮影スポットにもなっている区間。下り列車では車窓案内も入るようです。海に太陽の光が反射して眩しい景色でした。
白浜に1010着。およそ2時間40分の旅です。乗車していた人のほとんどが下車してホームは大にぎわいになります。家族連れが多かったのでアドベンチャーワールドに行くのでしょうか。
こちらはホームに描かれた乗車位置目標。和歌山県のキャラクターのわかぱんと、国鉄時代から特急くろしお号のヘッドマークに描かれていた波を書いた独特のものになっています。この乗車位置目標は白浜駅独自ではなく、和歌山県内の紀勢線特急停車駅で見られます。
改札口付近にもわかぱん。
そして改札口を出ると、2015年まで運転していた381系くろしお号の4号車に設置されていたパンダシートが展示されていました。すっかりパンダ一色の白浜駅から、パンダに会いにいきます。