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宝ヶ池駅から乗ったのはこちらの叡山電鉄デオ730形732号車「ひえい」。2018年に登場した観光電車で、1988年に登場したデオ732号車を改造しています。今までの鉄道車両にはない楕円のデザインとなっており、非常にインパクトがあります。2019年に鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。叡電では900系「きらら」以来の受賞です。
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乗車すると、乗降用ドアの窓は大きな楕円の窓となっています。
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客室の窓も楕円となっており、その窓の形状に合わせて座席の背もたれも楕円のイメージになっています。
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八瀬比叡山口駅に到着したひえい。この八瀬比叡山口駅は開業時からの駅舎が残る駅で、非常にレトロな感じが漂う駅です。
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レトロなホームに佇む姿も映えるだろうなと思い、駅の外から停車するひえいを。斬新なデザインの車両ですが、ホームに佇む姿を見ていると、すっかり溶け込んでいるような感じです。
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さらにホーム越しに。陽の光を受けている前面部分と、影になっている車体。その中にあってもしっかりと自己主張をしているひえいのロゴマーク。意外にもいい写真が撮れました。
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八瀬比叡山口駅の駅舎は1925年の開業時以来のもので、頭端式ホームとドーム型の屋根が独特の駅舎です。駅名標は開業時の「八瀬驛」が取り付けられています。かつては八瀬遊園地があり、賑わっていました。現在でも比叡山へのロープウェイ・ケーブルカーの乗り換え駅として、また大原方面へのバスの乗り換え駅として賑わっています。
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駅前を流れる高野川。駅はこの川のたもとにあり、まるで線路がこの川によって行き場を失ったようにさえ見えます。ちなみに秋の紅葉シーズンにはこの川も紅葉で染まり、観光客が大勢訪れます。
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駅周辺をブラブラして次の電車で出町柳へ戻ります。乗車したのは720形724号。さきほどの「ひえい」の改造前のも同じような形をしていました。形式は違いますがほぼ同じ電車で、旧型電車の機器を流用して改造された本系列では、改造元の車両別に形式が起こされています。