新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

異色の相互乗り入れ

2014-07-25 20:16:36 | 鉄道

赤い電車が特徴の京浜急行電鉄に黄色一色に塗装された電車が登場し、幸せの黄色い電車として沿線のみならず鉄道ファンをも虜にしているらしいです。
この幸せの黄色い電車。京急新1000形電車に塗装され、黄色一色にドアがシルバーという出で立ちで走っており、鉄道ファンからは「埼玉の方の電車と同じじゃね」と揶揄されています。

その噂を聞きつけた、埼玉の方の電車を運行している西武鉄道が、「これも何かのご縁」と言ったかどうかは知りませんが、京浜急行電鉄に申し入れて、赤い電車を走らせることになりました。
西武池袋線で走っている黄色い電車を、京急の赤と白のツートンカラーに塗り替え、「幸せの赤い電車」として走り始めました。

これまで、京急と西武はラッピング広告などで相互乗り入れをしていましたが、電車を塗り替えてしまったのにはちょっと驚きました。電車の色を相互に塗り替えた例は、神奈川県の江ノ島電鉄と京都府の京福電気鉄道嵐山線(嵐電)の例と、東京都交通局電車事業(都電)と大阪の阪堺電気軌道の2例でいずれも路面電車(江の電はちょっと違いますが…)で行われており、大手私鉄同士がタッグを組んで塗り替える例はあまり聞いたことがありません。
どちらも1編成のみなので、遭遇したときには幸せの電車ということで、幸せを噛みしめてください。

ちなみに西武鉄道の方は池袋ー飯能間の西武池袋線が主体で運航されていますが、京急の方は泉岳寺ー三崎口・羽田空港・新逗子・浦賀間のほか、都営浅草線・京成線・北総鉄道線にも乗り入れているので、遭遇したら本当にラッキーです。