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新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

どっきん四国~5

2014-02-27 19:53:43 | 旅行

丸亀駅で下車して市内にある丸亀城へ。丸亀城は丸亀藩5万石の城で生駒親正により築城され、以後山崎氏、京極氏の居城となっていた。亀山という山に築かれ、天守は標高66mに建っている。現存12天守のうちの一つで三重天守の中では一番小さな天守となっている。
列車が丸亀駅に着く頃に車窓右手に見えていたのだが、丸亀駅から歩いていくと、お堀端に出た。そしてお堀端から天守の方向を望むと、かなりの高さに天守が建っているのがわかる。

下から天守を見上げて、これからあそこまで登るのか。と、気も滅入ってくるが、城巡りに坂の上り下りはつきものである。とはいえ、ちょっと躊躇する高さだ。

大手門から城内へと入る。大手門を抜けて天守への道のりを確認してその方向を見ると、驚くほど急勾配の坂道が。見返り坂というこの坂を上っていくが、ものすごい急勾配で一気に息も上がる。一歩一歩坂道のを上っていくとみるみるうちに高度が上がり、丸亀の市街地が下に見えるようになってきた。急坂をなんとか登り、元は階段であったと思われる坂道をさらに登ってゆくとようやく三の丸に到着。

急に視界が開け、丸亀の町と讃岐富士の美しい姿が目に入る。月見櫓跡にベンチがあったので讃岐富士を眺めながら息を整える。天守のある本丸まではまだ坂道が続いていた。

坂道を再び上り二の丸から本丸へ登るとようやく天守の下に到着。ここまでは無料で来られるのだが、天守の中に入るのは有料である。しかし駅で半額の割引券をもらってきていたので、それで天守の中へ。城に共通する急勾配の階段を上り3階部分まで登り、瀬戸大橋や讃岐富士の眺めをしばし楽しむ。坂道を上ってきて汗をかいた体に天守を抜ける風が心地よかった。

二の丸跡には桜の木が植えられており、早咲きの桜が少しほころんでいた。寒い中にも春の息吹を感じた一瞬だった。

丸亀城の石垣はきれいに石が並べられた石垣で、高さといい積み上げられた石の角度といい、思わず見とれてしまう。この石垣は近くの陸上自衛隊善通寺駐屯地のレンジャー部隊が清掃をしているそうで、きれいな石垣が保たれている。石垣を眺めたあとは、急勾配の見返り坂を慎重に下って大手門へ戻り、丸亀城見学終了。丸亀駅へと戻る。


どっきん四国~4

2014-02-27 07:28:57 | 旅行

琴平0934ー丸亀0948 36D特急南風6号 2130 土佐くろしお鉄道


琴平駅からは0934発の特急南風6号で丸亀へ向かうことに。フリーきっぷを買ってあるので、遠慮なく特急を使わさせていただく。そして駅の発車案内表示機には人気キャラクターの顔が…。

やってきたのはアンパンマン列車。アンパンマン列車は土讃線特急「南風」号と予讃線特急「しおかぜ」「宇和海」号で運転されている列車で、車両内外にアンパンマンのキャラクターが描かれている列車である。原作者のやなせたかしさんが高知県出身で、香美市にアンパンマンミュージアムがあるため、そのアクセス用としてアンパンマン列車が走っている。土讃線特急「南風」号には2編成があり、オレンジ系とグリーン系になっている。「南風6」号はオレンジ系のアンパンマン列車で、この編成は土佐くろしお鉄道所属の車両となっている。

車内もこの通り、アンパンマン一色となっている。自由席車両は天井と車端部の広告枠にアンパンマンの絵が描かれているが、1号車指定席は「アンパンマンシート」となっており、座席にもアンパンマンが描かれている。大人には座るにはちょっと恥ずかしい席でもある。わずかな乗車時間だが、アンパンマン列車を楽しんで丸亀駅で下車する。