日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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第4回定例会──小池知事の所信表明

2017-12-02 | 東京都政・都議会のこと

 2017年第4回定例会が開会しました。

 1日、小池知事が所信表明を行いました。

 所信表明は、冒頭に亡くなられた名誉都民の方への追悼の言葉の次に、総選挙について述べました。

 「このたびの総選挙に当たりまして、私自身の行動により、多くの皆様にご困惑、ご心配をおかけをいたしました。自らを厳しく省み、改めて都民第一、都民ファーストの姿勢で、都政に専念いたしたく、ご指導、ご協力のほど、よろしくお願いを申し上げます」

 都政に専念すべきだという世論があったにも関わらず、国政政党の代表となったことにどれだけ責任を感じているのでしょうか。

 知事は、

 「東京の持続的な成長が、日本の経済成長を牽引する原動力となる。そうした確信の下、私はこれまで、都政の体質を変えるべく情報公開を徹底しながら、大胆な待機児童対策、都市間競争を勝ち抜く成長戦略の展開、2020年大会を契機としたさらなる成熟都市への取組をはじめ、幅広く力を尽くしてまいりました」

 とも述べました。

 しかし、この間の知事の振る舞いや知事が率いた都民ファーストの会の動きを見ていると、「都政の体質」を変えるとは思えない動きがいくつもあります。

 最終的には「都市間競争に勝ち抜く成長戦略の展開」に落とし込まれているところを見ても、都民の切実な暮らしの願いに応えることができるのか課題山積です。

 築地市場の豊洲移転問題について

 「豊洲ならではの活気や賑わいの創出につきましては、千客万来施設の整備をはじめ、地元区や関係者とも知恵を出し合いながら積極的に取り組んでまいります。こうしたステップの先に、豊洲市場を、誰もが安心できる活気溢れる日本の中核市場へと育て上げ、新たな豊洲ブランドを確立したいと思います」

 と述べました。

 はじめて登場した「豊洲ブランド」。築地のことは「自由な発想で検討」まちづくりの大きな視点」と、築地市場に市場機能を残すことを口にしたことをはじめ、都議選前に自らが語った内容からは大きく後退し、新たな開発に向けた検討にひた走る姿。

 6日には代表質問、8日には一般質問。ここで徹底的に論戦していきます。

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