姪っ子のみぃちゃんの結婚式に参列してきました。
お式は京都の下賀茂神社。
私は花嫁行列に初めて加わった。
朱色の大きな番傘を差し掛けられて歩く花嫁。
その後ろ、玉砂利を踏み ついて歩く。
「あ 花嫁さんだ きれいねぇ」
「ほらっ花嫁さんよ」
周りから声が聞こえる。
外国人観光客が遠巻きにして写真を撮っている。
その中を本殿にむかって静々と進むみぃちゃん。
みぃちゃんは今日は花嫁さんなのだ。
みぃちゃんが花嫁姿で控室に入ってきたとき目頭が熱くなった。
赤ちゃんの時からの色々なことを思い出す。
泣いたり笑ったり心配したり・・・。
うちの娘とふざけて遊んでいたみぃちゃん、こんなにきれいに素敵になって。
うちの娘もあやかって早く花嫁さんにならなくちゃね
(* ̄‥ ̄*)ホンマノホンマ フリソデモコレガサイゴニナリマスヨウニ
仲睦まじい二人に当てられっぱなしだ
その後は場所を変えて粟田山荘でのお食事会
心のこもった素敵なお食事会だった。
姉に手を引かれて・・・
花嫁は母親に手紙を読んだ。
少し涙ぐみながらゆっくり丁寧に手紙を読んだ。
小さい頃からのことを思い出しての文章。
姉夫婦の苦労や頑張りをちゃんとわかっていた。
そのことへの感謝の手紙だった。
姉が笑顔で涙ぐむ、私もポロポロ涙がこぼれた。
こうやって人は次の世代にバトンタッチしていく。
引き継いでいく。
新郎は最後のご挨拶で「ここにいる方々はみんな家族です」と言った。
心に響いた。
二人でプランをたてた心のこもった小さな宴ならではの言葉。
とても素敵だった。
帰り道、撮った写真を何度も眺めた。
みぃちゃんは苗字が変わって違うおうちの名前になった。
みぃちゃんの涙ぐんだ声と、笑顔で目頭を押さえる姉の姿と思い出す。
帰りの車で夕暮れの景色を見ながら
「金襴緞子の帯締めながら
花嫁御寮はなぜ泣くのだろ・・・」 童謡 “花嫁人形”
歌ってみた。
私達そろそろ世代交代