No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

フェデラーは関節が多い!?

2006年04月27日 | Weblog
なんてことはあるハズないのですが、
実際の動きを見ているとそんな感じがしてなりません。
胸にも関節があるかの如くカクッと曲がりますし、
肩甲骨もやたら浮いてて自由に滑りまくってますし、
肋骨は上下左右にズレるし、
脚は胸の辺りから生えているかの如く長く見えます。

我々一般人の場合、背骨はひとつの棒のようになってしまってますし、
肋骨と肩甲骨はひっついちゃってますし、
脚は膝から下しかないかの如く短く見えます・・・

関節が多いかの如く身体を使えるということは、
出力する力も大きくなりますし、
いろいろなボールに対応できる懐の深さを持つことができます。
当然テニスは簡単になりますよね。

フェデラーに少しでも近づくためには、
関節可動域を広げること、そして神経を通すことだと思います。
例として適切かどうかわかりませんが、
交通事故などで腕をなくした人が足で
お箸を持ったりペンを持ったりできるようになります。
我々も訓練すれば、今までできなかったことができるようになると思います。
気長に楽しくがんばっていきましょうね。

それでは。

和童塾テニス版開催のお知らせ

2006年04月26日 | Weblog
何度から道場日記などでお話してきましたように
今年の2月から松本義光先生の主催する和童塾に週1回通い
様々な身体ワークを学んでいます。
身体の柔軟性を求めるワークばかりではなく、
肩甲骨、肋骨、鎖骨、胸骨、股関節、骨盤など普段意識していないパーツに神経を通し
動かせるようにする練習や、軸の形成、動き方、呼吸法など
多岐に渡る様々なワークが盛り込まれています。

はじめは難しかったものの、毎日少しずつトレーニングしていくと
人間の身体は変わっていくもので、全然できなかったことが少しずつできるようになっていきます。
テニスでも、今までは使えていなかったところから力が出力されたり、(例えば胸骨)
知らない間に動き出しが速くなっていたり、
自分とトッププロとの差がどこにあるのかが明確になったりと、
とても役に立っています。

これらのワークをさらにテニスに直結する形で教えてもらいたいと思い、
松本先生にお願いしたところ、とりあえず半年間という制限付きではありますが、
週に一度の割合で定期的に行って頂けることになりました。
道場のメニューの一部として、みなさんも参加できる形にしましたので、
興味のある方は是非参加してみてくださいね。

これまでも言ってきましたが、テニスというのはボールを打つ競技ではありますが、
その根本はやはりボディーワークです。
ボールを打つという表面的な練習ばかりしても、
ある一定以上上達しないということは、ほぼ断言できます。

また様々なボディーワークを行ったとしても、
それをテニスにどう活かすのかという問題を超えていかなければなりません。
そう言った意味でも、これから始まる和童塾テニス版は
テニスというスポーツに特化していますので、
とても画期的なものになるのではないかと思います。

繰り返しになりますが、期間はとりあえず半年間です。
根本的なところからテニスに取り組んでみたいという方は
一緒にがんばっていきましょう。

詳細は以下をご覧下さい。

■和童塾テニス版

<日時>毎週日曜日16時~18時
<期間>2006年5月~10月
<場所>調布市総合体育館、西調布体育館、他
    (日によって場所が違いますので、道場HPにてご確認ください。
     http://yanahara.u.campus.ne.jp/tennis/Control?viewYear=2006&viewMonth=5
     尚、和童塾においてのピックアップはありませんのでご注意ください。)
<講師>松本義光(http://www.mil-1.com/index.html)
<参加費> 定期参加12000円(月4回)、スポット4000円(1回)
<定員>15名程度
    (既に10名ほど定期参加者が決まっています。参加希望者はお早めにお申し込みください。) 
<参加資格>どなたでも可ですので、お気軽にご参加ください。
<内容>
   5月7日 運動軸の確認、中心軸と立ち方、遠心性反射の作り方、レッグラインのほどき
   5月14日 体軸と中心軸の分離、支持性の強化、踵で動く、踏み足の浮き
   5月21日 打動作のループとスパイラル、鎖骨の抜き、胸郭の働き、アームラインのほどき
   5月28日 骨盤の働き、胴体を分ける、背中のほどき、コアのコントロール

<申込方法> 定期的な参加を希望される方は僕のほうまで直接メール下さい。
       toshimasa_yanahara@ybb.ne.jp  

       スポット参加の方は、道場の練習メニューからお申し込みください。
       http://yanahara.u.campus.ne.jp/tennis/Control?viewYear=2006&viewMonth=5

<持参物> ヨガマット
<その他> 道場と同じようにスポットでの参加も可能ですが、
      都合の許す限り、なるべく定期的に参加されることをおすすめします。
      メニューは毎週少しずつ違いますが、それぞれが関連性を持ってきますので、
      ワークの効果、理解度に差が出てくると思います。

以上 

胸郭で力を発生させる

2006年04月23日 | Weblog
引き続き松本義光先生の和童塾に毎週通っています。
先週は胸骨を突き出したり引っ込めたりする動きを教わりました。
ちょっとイメージしづらいですかね?

この知識を持ってフェデラーのサーブを見てみると、ちゃんと使ってるんですね。
インパクト前に身体が反るような形になりますが、
我々の感覚からすると腰だけを反ってると思いがちです。
しかし、胸のあたりでもうひとつ関節があるかのように折れている点がすごく重要なんですね。

さっそくいつものように試してみました。
もちろんフェデラーのようには胸が動かないのですが、自分なりに・・・
胸を突き出し(反るような動き)、そこからその胸を引っ込める力を使いながら。
そうすると今までにないような音がして勢い良くボールが飛んでいきました。
すごい。
僕の知らない力の出力源はまだまだいっぱいあるんですね。

もうちょっとできるようになったら、またレッスンでもお伝えしていきますね。
まだまだ僕も胸骨が自在には動かず再現性が薄いので・・・

それではまた。

PS 近々発表しますが、テニスに特化した形で松本先生のボディーワークレッスンを
  行ってもらえることになりました。
  道場のメニューのひとつになりますので、みなさんも参加できます。お楽しみに。

腕はクリームかミルク

2006年04月21日 | Weblog
今日はシングルスの練習試合をしました。
そんなに悪いわけではないのですが、
どうしても腕に力が入ってしまいがちなので、
「(腕は)クリームかミルク、トーロトロ」
みたいにおまじないをかけながらプレーしてみました。
そうすると結構力を抜いて打つことができて、
おもしろい発見でした。

もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、
これは高岡英夫先生のゆる体操でよく使う言葉です。
筋肉、骨、内臓などもひとつひとつ意識しながら、
それらが柔らかくなるように音に出しながら揺らしていきます。
こういう音ってすごくイメージに直結しやすいので身体が反応しやすいようです。
音って大事なんですね。

みなさんも試してみてくださいね。
あまり大きな声で言うと怪しまれますので、静かな声でいきましょう。(笑)

不安があるとうまく打てない

2006年04月18日 | Weblog
軸や脱力の重要性は何度も指摘してきましたが、
忘れられがちなのが精神面。
心に不安があると身体はたちまち固まり、
軸もなくなってしまいます。

試しに苦手なショットを打っているところをイメージしてみてください。
ボールが自分のところに飛んでくる前に、既に身体に変化が起こってませんか?
不安が出てきた瞬間、身体の中のホルモンバランスまでも変わってしまってる気がします。
相当リアルにイメージしないと難しいかもしれませんが・・・

ミスをしたとき、往々にして技術的なことに原因を求めたくなるものですが、
その前に自分の中で何が起こっているのかを感じることも大事です。
そして不安が消えただけで全く別人のように良いボールを打ち出すものです。
安心して心が平安なときに人間は力を発揮するんですね。

それではどうすれば不安がなくなるかということですが、
これはもう、物の見方、考え方などの人生哲学や、過去の経験から来る記憶など、
いろいろ深いところに関わってくるので、簡単には説明できないと思います。
というより、今のところ僕にはハッキリした答えはわかりません。
ただ、深刻にならないこと、楽しくやることが大事かなぁと思います。
根本治療に関しては、もう精神科医の範疇に入ってくると思いますが、
これからもいろんな本を読んだりメンタルワークに行ったりして勉強してみようと思います。

それではまた

軸を保ちエネルギーが発生させる

2006年04月14日 | Weblog
最近改めて軸の大切さを再認識してます。
レッスンを始めた頃は軸の話ばかりしてましたが、
それから勉強するにつれいろいろな知識が増えた代わりに、
細かいところに行き過ぎて、一番大事なところを忘れがちだったかも知れません。

どんなショットを打つにせよ、何を気をつけて打とうとも、
一番の根本である軸が通っていないことには、
力も抜けようがないし、力が集約されないので、うまくいくことがありません。
いろんな選手を見てきましたが、
結局は軸の濃さで実力の差が出ると言っても間違いないと思います。

その軸を作るためには、自分の身体を貫く一本の線を認識する意識の訓練をすると同時に、
軸が作りやすい、または軸が崩れにくい身体の使い方をする必要があります。
僕が思うその一番大きな要因は股関節を境に上半身と下半身を分離させて使うこと。
上と下が逆方向に動きぶつかることによってエネルギーが生まれ、
そのエネルギーがボールに伝えられるとともに、
身体の軸をスゥッと駆け上がっていきます。

是非ヒントにしてやってみてくださいね。
それでは。

自分が観えるから他人が観える

2006年04月11日 | Weblog
沖縄空手の達人である宇城先生は著書の中で自分の内面を観ることの重要性を
常々指摘されています。
自分の内面に注意を向けれるようになると、
筋力に頼った表面的な力ではなく、内面から来る本質的な力が出ると。
これは我々もすごくレベルの低い次元ではあるとは言え、
リラックスしていて心に不安がないときは、
信じられないような良いボールが打てたりする経験などから、なんとなくわかる気がしますよね。

ところが自分を観ることの効用はそれ以上のものがあるようです。
それは、相手のことが観えるようになるということ。
人間は基本的に自分の範疇を越えたものを考えれないものです。
逆に言えば、自分の範疇が広がれば、まわりのことが理解できるということです。

心の変化もそう、身体の動きもそう。
自分の変化を感じコントロールできるようになれば、
自然と相手のことを感じる力も高まっていくようです。

それではまたがんばっていきましょうね。

不安が身体を動かなくさせる

2006年04月10日 | Weblog
この前ボレーを練習しているときに全然うまく打てないことがありました。
いつもならそういうときには、どこが悪いのか技術的な問題を探して修正しようとしますが、
そうしても改善されないこともかなりあります。
そのときもそういう状態だったので、外面から原因を探すのをやめ、
自分の内面に注意を移してみると、うまく打てないんじゃないかと
不安がってる自分がいることに気づきました。
そして、「もうどうでもいいや」と開き直って、
心を得意のテキトー系に戻すと、あっという間にうまくプレーできるようになりました。

不安なときって、何をやってもうまくいきそうな気がしません。
気がするばかりでなく、やはり結果もうまくいきません。
そんなときは、重心が高く、身体は固まり、呼吸が浅く、
来るボールをゆったり待つことができなくなります。

我々は常日頃からいろんな不安を抱えて生きていますが、
その恐れが自分に好ましくない結果を引き寄せているという側面は確かにありますよね。
全ては些細なこと。
気楽に楽しんでいけると良いですね。

といつものように締めくくりたいところですが、
言うは易し、行うは難し・・・
心は常に変化していて流動的ですから、
良い状態を保てるように栄養を与え続ける必要がありそうです。
修行していきましょうね。

それでは

濃い身体感覚が心を支える

2006年04月09日 | Weblog
心が乱れると途端にその影響は身体に現れます。
僕の場合、そうなった瞬間に身体に軸が通らなくなります。
こうなるといい球を打てないばかりでなく、ミスも急増しますし、
守備範囲も非常に狭くなってきます。
まさに何をやってもダメという状態ですね。

そのためにも少々のことで心が動かされないように訓練することが第一ですが、
それ以外にも身体感覚からのアプローチも大事になってくると思います。
自分の中に軸の感覚を濃く持つことができれば、
少々ズレてもそのズレ幅は小さくなるでしょうし、
逆から言うと、軸が通ることで心が乱されることも少なくなってくるでしょう。

心からのアプローチ、身体からのアプローチ、
両方からバランスよく訓練していくことが上達につながりますね。
引き続き精進していきましょう。

原点は感謝すること、楽しむこと

2006年04月07日 | Weblog
昨日シングルスの試合に出てきました。
結果は一回戦であっさり敗退。
ボールとのタイミングは合わないし、当然そんな状態なので力は伝わらないし、
脚は思い通りに動かないし・・・
最近わりと調子が良かっただけにとても残念でした。
何より悔しいのは自分が練習してきたことが出せなかったこと。
なんとも言えない後悔が残りました。

今回は最近試している自分自身に集中することをテーマにしていました。
しかしなぜかうまくプレーできません。
やっぱり本番の試合でボールを入れたい気持ちが出てきてしまって、
自分に集中しきれてなかったのでしょう。
そしてだんだんフラストレーションが溜まってきて自滅・・・

試合が終わってしばらくして気づいたのですが、
プレーをしていて全然楽しくありませんでした。
そう言えば、僕が良いプレーができるときは必ず楽しんでプレーしています。
自分がテーマを持って試合に臨むこと自体悪いことではないのでしょうが、
そこに執着し過ぎるとうまくいかないようです。
自我を表に出過ぎるからなんだと思います。
経験上、そういうときはほとんどの場合、自分を許せずイライラし始めます。
原点は楽しむことなんですね。
そして感謝の心を忘れないこと。
大好きなテニスをしているのに、それ以上のことを望み過ぎるからうまくいかないのでしょう。

身体動作、意識の置き方など、いろいろとテーマは尽きませんが、
原点である感謝することと楽しむことが抜けてしまうと良い結果にはならなそうです。
そんなことを思い出させてくれた試合でした。
楽しくいきましょうね。

それでは