No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

四国に行ってきました

2007年07月31日 | メンタル・心・考え方
先週は四国選手権大会に出場するために高松に行ってました。
どうして四国まで行ったかというと、地方選手権に優勝すると、
ランキングに関係なく全日本選手権の予選のワイルドカードをもらえるからです。
もちろん現実はそんなに甘いものではなく、
結果はシングルスは一回戦負け、ダブルスはベスト4でした。

やっぱり本番で練習通りのプレーをするのは難しいですね。
どうしても”怖れ”の感情が出てきてしまって、身体が萎縮してしまいます。
萎縮した状態で打つボールと、ノビノビした状態で打つボールとでは、
まるで質が違うので、結果もまるっきり違ってきます。
萎縮したボールは簡単に返されるのに対して、
ノビノビしたボールは、相手がミスしてくれたり、甘いボールが返ってきたりします。

とは言え、以前よりはかなり”怖れ”が減ってきたので、
萎縮してしまう回数も減ってきたんですけどね。
引き続き、心の修行に励もうと思います。

後、相手のレベルが自分より高いということも、見逃してはならないですね。
自分にとって、そこそこ良いボールを打っても、
相手のレベルが上がってくると、いとも簡単に返されることが結構あります。
心の修行をして、実力を出し切るということも重要ですが、
素直に実力差を認めて、自分の技術レベルの底上げをすることも大切だと感じました。

それにしても、挑戦することは楽しいことですね。
毎日発見の連続です。
こんなありがたい毎日を送れることに感謝!

お互いの能力を最大限に引き出すライバル関係~フェデラー、ナダル

2007年07月10日 | メンタル・心・考え方
ウィンブルドン決勝、凄まじかったですね!
この試合、僕が見た中では、史上最高レベルの試合でした。
エース級のショットをエースで切り返す連続で、
人間技とは思えないプレーの連続でした。

二人ともますますレベルが上がっていますね。
フェデラーもナダルというもう一人の天才が出てこなければ、
今のレベルまで進化できなかったのではないかと思います。

約20年前のボルグ、マッケンロー時代、エドバーグ、ベッカー時代、
サンプラス、アガシ時代、そして今のフェデラー、ナダル時代。
テニスは間違いなく、おそろしいスピードで進化しています。
いったい次はどのような選手が出てくるのでしょうか?
僕の個人的な期待は、ナダルのスーパーパスを簡単に仕留めてしまうぐらいの
スーパーボレーヤーの出現です。
”クモの巣ボレー”みたいな。
まさに漫画の世界ですが・・・笑

さて、ウィンブルドンの興奮が覚めやらぬ中、
大変地味な報告で恐縮ですが、実は僕の方も京王オープンが終了しました。
結果は本戦の2回戦で6-7、5-7で敗退。
第1セットはセットポイントもあったんですけどね。
焦ってフォアのハイボレーをミス・・・
大事な場面で普通にプレーすることの難しさを改めて感じました。

でも自分が成長したと思える点は、そんな自分をだいぶ許せるようになってきたことです。
今までだったら、自分を呪わんばかりに責め立てていたと思います。
でも、責めても過去は変えられないし、次また似たような場面になったとき、
トラウマのようになって身体が余計に硬直することになると思います。

それに何と言っても楽なんですよね。
一般的な価値観からすると良いことでも、悪いことでも、
起こってくる現象を受け入れていくと、心の平安が保ちやすいことが少しずつわかってきました。
そして、どんなことでも受け入れていく姿勢が、
どんな場面でも心が動揺しないことへと繋がっていくのだと思います。

心の修行はまだまだ続きます。

結果へのこだわりが怖れを生む

2007年07月05日 | メンタル・心・考え方
今日は京王オープンのシングルスの予選で出てきました。
結果的には、なんとか勝ち上がることができ、来週から本戦が始まります。

今日も学ぶことがたくさんありました。
僕の場合、勝ちたいという想いが強くなると、やはりダメなようです。
身体が固まり、普段通りのプレーをすることが難しくなります。
もちろん試合に出る以上、勝ちたいという気持ちはなくならないのでしょうが、
その想いが適正量を大幅に超えてしまいがちです。

”結果はどっちでも良い”という考えが腑に落ちてるとき、
もっともパフォーマンスがあがります。
結果にこだわりがないとき、怖れも存在できないからでしょうね。

今日は8ゲームマッチの試合が二つあったのですが、
1試合目の途中、5-0とリードした後、5-2と挽回され始めたとき、
どうしても負けなくないという想いが強くなりました。
そうすると途端に身体が固まり、ボールが飛ばなくなってしまいました。
完全に相手のペースになり、防戦一方の苦しい展開・・・
なんとかかわして8-4で勝ったものの、負けパターンの危ない試合でした。

こういう試合の後は、有り得ないぐらいものすごく疲れます。
固まった身体で振り回されてるんですから、当たり前ですよね。
普段の3倍ぐらいエネルギーを使ってる感覚です。

2試合目は、1試合目の反省を活かし、
”結果はどっちでも良い”という心の状態を保つことだけを本気で心がけました。
そうすると、また急に身体が軽くなり、プレーの自由度が増してきました。
結果は8-0で勝利。
自分の心の状態で、恐ろしくパフォーマンスが変わるということを、
またまた思い知らされました。

試合に出ると本当に心の修行になります。
また報告しますね。

上下の価値観から抜け出す

2007年07月03日 | メンタル・心・考え方
”絶対に負けてはいけない相手”はいませんか?

どうして負けてはいけないかというと、
自分の方が上だという認識があるから。
もしくは自分の方が上でありたいという想いがあるからです。

フェデラーに負けて、めちゃめちゃ悔しいという人はほとんどいないでしょう。
それは、フェデラーが自分より上だと認識しているからです。
まぁ、そもそも、試合すらしてもらえませんが・・・苦笑

自分が上である、下であるという考え方はとても一般的ですが、
この考え方は本当に必要でしょうか?
”負けてはいけない”という想いは、怖れは誘発し身体を固めます。
ボールに集中できず、負けたらどうしようという余計な思考ばかりが頭を駆け巡ります。
当然普段通りのプレーをするのが難しくなってしまいます。

そしてそもそも、「自分が上である」というのは、なんと傲慢な考え方でしょうか。
「自分が下である」というのも、なんと卑屈な考え方でしょう。
上も下もなく、ありのままで良いはずです。

ただひたすらボールに集中し、楽しみ尽くす。
こんな風にできたとき、本来持っている能力を存分に発揮できるのではないかと思います。
一緒に修行していきましょうね。

力が無くても良いボールは打てる

2007年07月02日 | 身体の使い方・打ち方
17歳の森田あゆみ選手がウィンブルドンの予選を勝ちあがり本戦に出場しましたね。
残念ながら1回戦で負けてしまいましたが、
将来性を十分に感じさせるプレーだったように思います。

持ち味はなんと言っても両方両手から繰り出す切れ味抜群のストロークですよね。
軸を中心に身体がスパーンと回り、あっという間に相手を追い詰めてしまいます。
同じ高さから撮られた映像を見たとき、そのボールの鋭さに驚きました。

力じゃないんですよね。
とても正確で細い軸がシャープに通っていること、
スウィングの際、身体にブレーキがかからないこと、
ボールと調和していること、
これらができると、あれだけすごいボールが打てるんですね。

それにしても日本の女子選手は両方両手の選手が多くなりました。
4人本戦に出場して、そのうち3人は両方両手ですよね。
偶然である可能性もありますが、
両手で打つことの中に何か良いメリットが隠されている可能性もありますね。

それでは引き続きウィンブルドン観戦を楽しみましょう!