No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

イライラの原因

2007年06月06日 | メンタル・心・考え方
昨日練習中に久しぶりにイライラを感じました。
どうも自分のプレーに納得がいかないのです。
そんな状態で練習を続けていると、
今度は周囲の環境のせいにしたくなってきます。
風であったり太陽であったり騒音であったり練習相手であったり。

どうして心が乱れているのか考えてみると、
その原因を発見することができました。
それは”欲”。
先日の試合で思いのほか良い結果を出せたので、
もっともっと上を目指したいという欲望が出てきていたのです。

自分がしたいプレーと現実との差が苦しみを生みます。
イライラしたり、悲しくなったり。
テニスなんか続けても仕方ない、
なんて自分は才能がないんだろう、などと、
本気で思ったりしてしまいます。

もちろん上手になりたい、という欲が悪いわけではありません。
ただ”想い”が強くなり過ぎたとき、
具体的には、絶対こうあらなければ嫌だというような執着になったとき、
自分が不幸だと感じるようです。
”もっと上手になれればうれしいけど、今も十分楽しい”
これぐらいの感覚がちょうど良いんじゃないかと僕は思います。

そもそも、どうして上手になったり、試合に勝ちたいのかというと、
幸せを感じたいからですよね。
それなのに、向上したいという気持ちが強すぎて、
幸せを感じれなくなるというのは、なんという皮肉でしょうか。
何かを達成したときにのみ、幸せはあるのではなく、
一瞬一瞬過ぎていく今の中にこそ、幸せはあるのだと思います。
そうやって生きてこそ、心が自由になり、コート上で喜びを表現できるようになるのではないでしょうか。

またまた大切なことに気付かされた日でした。

試合を特別なものにしない

2007年06月05日 | メンタル・心・考え方
埼玉オープンという日本ランキング10位以下のプロ選手たちが
ほとんど出るような大会に出場してきました。
もちろん予選からの出場だったのですが、
なんとシングルスで本戦に勝ちあがることができました!
全日本選手権とまではいかないまでも、それに準ずるようなレベルの大会だったので、
自分でもびっくりしています。

今大会では、自分の中にある”怖れ”になるべく支配されないで、
練習通りのプレーをしようと心がけました。
試合では、ミスに対する怖れや、勝利に対する執着などから、
普段の練習では絶対にしないような守備的なプレーを選択したくなります。
もちろん完全に練習と同じようにはできませんでしたが、
今までの試合と比べると格段に良いプレーをすることができました。

様々な意見があるとは思いますが、
本来試合って特別なものじゃないんだと僕は思います。
コートも同じ、ボールも同じ。
同じテニスをすれば良いだけなのです。
変わってしまうのは、自分の認識だけ。
試合をすごく特別なものだと感じてしまって、普段の自分でいられなくなるのです。
試合は心の修行にとても良い場ですよね。

さて本戦の結果ですが、1回戦で今年のユニバーシャード候補選手に1-6,1-6の完敗。
普段受けないボールのスピードと展開の早さに全くついて行けずでした。
身体が(心が?)過剰に反応してしまうんですよね。
またいろんな大会に出場して修行していこうと思います。