オドケたパフォーマンスから世界記録が生まれる！？～ボルトの9.58～

柳原です。

少し前の話題になりますが、世界陸上の100Mでボルトが9.58を出しましたね。
すごい！
いったい彼はどんな感覚で走っているのでしょうね？
脚、骨盤、胸、首、腕、顔などが、めちゃくちゃスムーズに連動しているのでしょう。
一度ボルトの中に入って体感してみたいです。
きっと気持ち良いでしょうね。

テレビで運動科学総合研究所の高岡英夫氏がボルトの速さの秘訣のひとつとして、
スタート前のおどけた態度があると言っていました。
いつもボルトはスタート前にカメラに向かってパフォーマンスをしますよね。
おもしろい顔をしたり、ポーズを作ったり。
そのことによって、身体がゆるみ、良い走りができるのだそうです。

僕自身のテニスの経験で考えてみても、
確かに調子の良いときは、ポイント間に笑ったり、
観客と話ができたりするような余裕があります。
一見、一生懸命にやっていないぐらいな感じです。

逆に調子が悪いときは、顔が怖くなり、誰とも話をしたくないようなオーラを出してしまっています。
そのときのほうが、一生懸命感はあるのでしょうけど、パフォーマンスは決してよくないです。
顔が怖くなっているのは、精神的にいっぱいいっぱいになっている証拠で、
その状態では身体も固まってしまっていて、決して良いプレーはできないのでしょうね。

テニスでは１ポイント1ポイントの間に必ず時間がありますから、
そこで自分の表情や仕草などを工夫することで、
適切な心の状態や身体の状態を作っていくことができそうですね。

それでは楽しい週末をお過ごしください。

＜お知らせ１＞
テニス雑誌の「スマッシュ」で11月21日号から連載させて頂くことになりました。
まだまだ先ですが、是非読んでみてくださいね。

＜お知らせ２＞
9月6日(日)18時から「リターン練習会」を行います。
2ヶ月ほど前にも一度同じテーマで行いましたが、動作をシンプルにしながらも、
力強いリターンを打つための新な方法がわかってきたので、再度行います。
一度参加されたことのある方も是非参加してみてくださいね。
http://yanaharatennis.com/practice.html

9月練習会のお知らせ

柳原です。
お盆も過ぎましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか？

僕は先日友人の別荘がある下田に遊びに行ってきました。
下田の海はとてもきれいで感動します。

そこでボディボードをしたのですが、違うスポーツをすると発見がありますね。
うまく波に乗れるときは、自分の身体とボードが一体化するんです。
テニスで言う、ラケットと身体が一体化する感覚と同じなんですね。

一体化する感覚がないということは、何かが間違っているんでしょうね。
重心位置であったり、骨の位置であったり。
そんなことを感じながらやっていると、また自分のテニスが進歩しそうな気がしました。

さて本題ですが、9月の練習会のお知らせです。
僕自身が最近わかってきた新しい内容をお伝えしていきますので、
興味のある方は是非ご参加くださいね。

今週末、8月23日(日)16時からのポーチ練習会もまだ募集していますので、
もしよろしければご検討ください。
http://yanaharatennis.com/practice.html

それでは。

■日時と内容
①9月6日(日)18時～20時

＜リターンを極める練習会＞

リターンは難しいショットのひとつですよね。
ボールを打つまでの時間がとても少ないので、
できるだけ無駄な動きを省きシンプルに打たないと、
振り後れてしまったり、フレームショットになったりしてしまいます。

プロは相手の速いサーブや回転で変化するサーブに対しても、
簡単に対応して良いリターンを打つことができます。
コンパクトにスウィングしながらも力を伝える秘密はどこにあるのでしょうか？

最近僕自身が練習を通してやっとわかってきたリターンのコツをお伝えしたいと思います。
是非お楽しみに！

②9月27日(日)18時～20時

＜サーブ＆ボレー練習会＞

サーブ＆ボレーでポイントを量産していくためには、
フットワークを含めた全体の流れがとても大切です。

一般プレーヤーの多くは、一連の流れが悪く、
サーブを打つこと、前に出ること、ボレーをすることの３つが
バラバラになってしまっています。
だからこそ、ミスが多かったり、良いファーストボレーが打てなかったりするのですね。

では、うまくリズムを作り出すためには何に気をつければ良いのでしょうか？
この練習会では、サーブ、フットワーク、そしてボレーと、
３つの角度からサーブ＆ボレーを簡単にするヒントをお伝えしていきます。

■場所
①若葉台公園テニスコート（9月6日はDコート、27日はAコート。）

住所：東京都稲城市若葉台1丁目19番地
最寄り駅：京王相模原線若葉台駅から徒歩7分程度
サーフェス：オムニ
駐車場：有

※ナビで住所を入れるとテニスコートとは遠いところに案内されることがあります。
　お車でお越しになる場合には、以下のページから場所を確認して、少し早めにお越しください。

http://www.city.inagi.tokyo.jp/shisetsu/sports/sports/tennis/wakabadai/index.html

■対象者
どのレベルの方でも参加可能です。

「初心者ですが、大丈夫ですか？」

という質問をよく受けますが、
基本的に球出し練習で進めていきますので、
安心してご参加ください。

■料金
1回5000円

※当日の練習会後にお支払いください。
※お申し込み後のキャンセル料は以下のようになります。
ご了承の上、お申し込みください。

お申し込み日～2日前：半額
1日前、当日：全額

■定員
8名

※定員になり次第、締め切らせて頂きます。
※参加人数が少ない場合には以下のように時間を短縮して行いますのでご了承ください。

2人：1時間半
1人：1時間

■雨天時について

雨などで開催が微妙な場合には、開催1時間前にブログ上でお知らせします。
http://blog.goo.ne.jp/tyanahar

その他何かありましたら、僕の携帯までご連絡ください。
090-7419-7148

■お申し込み方法
以下の内容をご記入の上、
dojo_admin＠yanaharatennis.com
まだご連絡ください。
（＠は半角の@に変えてください。）

①氏名
②メールアドレス
③電話番号

※一度参加されている方はお名前だけで結構です。

それでは、みなさんのご参加をお待ちしてますね。

8月9日本日の練習会

参加者のみなさまへ、

雲が多いですが、雨は降っていないので予定通り18時から
若葉台公園にて行います。
よろしくお願いいたします。

柳原

フルスウィングで苦手を克服する

柳原です。

だいぶ暑くなって、やっと夏らしくなってきましたね。
涼しい夏は楽で心地良いですが、
暑くないと夏という感じがしなくて若干の物足りなさを感じます。
人間はぜいたくなものですね（笑）

今日は”フルスウィング”をテーマにして書いてみたいと思います。
お分かりだと思いますが、フルスウィングとは全力で振り切るということ。
上達していくためには、本当にいろんな要素が必要ですが、
このフルスウィングも大きな要素のひとつだと思います。

まず僕自身の体験をご紹介したいのですが、
学生の頃、一番苦手だったのがサーブでした。
とにかくサーブを打つのが怖かったことを今でも覚えています。

自信がなかったので、なるべく回転を多くかけて、
安全にファーストサーブを入れにいこうとしていました。
でもなぜか入れにいくと入らないんです。
ファーストサーブが入らないだけならまだマシですが、
セカンドサーブも入らない・・・
なんとか入っても相手に攻撃されてスタートするというパターンがとても多かったのです。

でもおもしろいことに、今ではサーブが得意なショットのひとつになっています。
入る確率も、威力も、キープする確率も、学生の頃とは雲泥の差です。
サーブを打つ前の怖さもほとんどなくなりました。

そうなれたきっかけはと何だったかというと・・・

”ファーストサーブをフルスウィングすること”

だったのです。

大学を卒業して会社員をしていた頃、ある草トーナメントに出場したのですが、
そこで予選負けして、決勝トーナメントに進めないということがありました。
すごくショックでした。
予選で負けたという事実もショックでしたが、
負け方が悪かったのが、本当にショックでした。

どういう負け方かというと、またサーブを入れにいったのです。
しっかりスウィングせず、サーブを置きにいった結果、
逆にサーブが入らなかったり、威力のないサーブを打って打ち込まれるという、
お決まりのパターンで負けたのです。

そうやって落ち込んでいたのですが、なんとその大会、
本戦出場者に空きが出て、予選で負けたにもかかわらず、
ラッキールーザーとして本戦に出ることができるようになりました。

そして心に決めたのが、

”ファーストサーブは全部フラットで思い切り打つ”

でした。
一度死んだ身だったので、自分にとって怖い決心をしやすい状況だったんですね。

そして本戦で決めたことを実行していきました。
それでも大事ポイントが来ると、

「ここはスピンをかけて確率の良いファーストサーブを打ったほうがいいのかな？」

などという誘惑の声が聞こえてきます。
その声を振り切って、バカの一つ覚えみたいに全部フルスウィングでいきました。

そうすると、不思議なことにサービスが入ったんです！
もちろん全部ではありませんが、明らかに入れにいくより確率が高いのです。
フルスウィングですから当然威力も上がり、
サービスゲームのキープ率が格段に上がりました。

そしておもしろいことにセカンドサーブもなぜか入るんです！
ファーストサーブから縮こまって打っていると、
セカンドサーブではさらに縮こまってうまく打てないものなんですね。

ちなみにその大会、あれよあれよと勝ち進み、優勝することができました。
僕にとってテニス人生のターニングポイントとなった、
本当に貴重な体験でした。

それからもう7年以上経つと思いますが、今でも基本はフルスウィングです。
ずっと続けているうちに、どんどん自信がついて、
今では得意なショットにまでなってきました。

心が怯えていたり迷ったりしていると良いショットは打てません。
フルスウィングというのは、恐れや迷いを断ち切るためにするのかもしれませんね。
心が晴れると身体が自由になり、本来持つ能力が出てくるようです。

もちろんこのやり方が全ての人に当てはまるかどうかわかりません。
ある程度の技術も当然必要でしょう。
またフルスウィングと言っても、力むこととは違います。
（力むことを恐れないぐらいでちょうど良いかもしれませんが）

是非何かの参考にしてくださいね。
長くなってきたので今回はこの辺で。

＜お知らせ１＞
8月9日(日)18時～20時の練習会ですが、まだ空きがありますので、
興味のある方は是非ご参加ください。
テーマは、↓です。

”腕が勝手に加速されるストローク＆ロブを極める”
http://yanaharatennis.com/practice.html

＜お知らせ２＞
テニス上達研究会8月のテーマは以下です。
サーブの威力や安定性を増したい方は是非見てみてくださいね。
僕自身、すごく効果が上がった方法です。

”サービスの威力を大幅にアップさせるための左腕の使い方”
～相手コートで失速せず、伸びていくサーブを打つために～
http://yanaharatennis.com/kenkyumem.html