No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

股関節の抜きからパワーを伝える

2006年03月30日 | Weblog
昨日のブログで書いた直線を描くワークの話、わかりましたかね?
ちょっと説明がイマイチだったかなぁと心配してますが、
見れば一発でわかるので、レッスンなどでお会いできる人には直接説明しますね。

実は今日もそのワークの話の続きです。
昨日は肋骨の話しかしませんでしたが、実は下半身もかなり重要で、
股関節と膝の抜きを入れることで体幹部を水平方向に移動させ、
よりきれいで長い直線を描くことができるようになります。

というわけで今日は下半身の動きをテニスに応用して一人打ちをしてみました。
そしてやっとわかりました。
股関節からの力が伝わるということが。
抜くから、股関節から力が伝わるんですね。

そしておもしろいことに、この股関節&膝抜きをすると、
今までより体勢が若干低めになり、プロっぽい形になります。
超一流のプロはがんばって膝を曲げて体勢を低くしているのではなく、
股関節、膝を抜いていたんですね。
よく「体勢を低くしろ」「膝を曲げろ」というような言葉を聞きますが、
表面だけをマネをしても疲れるだけで全然ダメだということですね。

最近また発見を多くてとても楽しいです。
またレッスンなどでお伝えしていきますね。
それでは。

肋骨を横にずらすと真っ直ぐにテークバックできる

2006年03月29日 | Weblog
松本義光先生が主催する先週末の和童塾で、
立った状態で右腕を前方の胸ぐらいの高さに挙げ、
その状態から右方向に一直線の線を描くというワークをやりました。
想像できますかね?

高さを変えずに線を描くことは割と簡単にできると思うのですが、
身体の構造上、上や下からその線を見ると円を描いているようになりがちだと思います。
これを解消するためのひとつの方法が、肋骨を右方向にずらしていくこと。
この感覚がわかると、線が円にならず直線的に描ける長さが増えていきます。

テニスに話は移りますが、
トッププロと一般プレーヤーのテークバックの位置の違いに注目したことはありますか?
フェデラーなどのトッププロ選手の多くはボールに対して直線的に入っていける位置、
つまりボールの真後ろ辺りにテークバックが来るのに対し、
一般プレーヤーは円を描く方向、つまり背中の方にテークバックが来てしまいます。
そして仮に一般プレーヤーがこのことに気づき、
プロのようにボールの真後ろテークバックしようとしても、
全く力を出力できなくなる場合がほとんどです。

ここで先ほどの話とつながってくるのですが、
その秘密のひとつは肋骨の使い方にありそうです。
肋骨を横にずらしていくようにテークバックすると、
完全ではないにしても、ボールに対して真っ直ぐに近い形で
ラケットをセットできるようになります。

というわけで、さっそく一人練習をやってみました。
結果は上々。
うまく打てると肩甲骨からラケットまでが一直線になり、
力の流れがとてもスムーズにいきました。
まだまだ精度が低く神経を構築していく必要がありますが、
もうしばらくトライしてみようと思います。

それでは今日はこの辺で。

竹馬で二軸感覚を身につける

2006年03月28日 | Weblog
ホッピングに続き竹馬も購入しました。
二軸の感覚を得るのに良いと聞いたのがきっかけです。
(二軸を簡単に説明するとセンターに対する側軸で、
左右の股関節を垂直に通るラインだと思ってもらえれば良いと思います。)
おもしろいんですけど、これがまた難しくてなかなか思い通りには動けません。
結局、自分や物の重心をうまく感知できていないということなんでしょうね。

昨日家の前で竹馬やホッピング遊んでいると近所の子供たちが寄ってきてくれました。
竹馬VSホッピングで10メートルぐらいの距離を競争したり、
ホッピングで段差を越えたりする技に挑戦したりと大盛り上がり。
こんな単純な遊びでも盛り上がれるものだなぁなんて思いましたが、
良く考えたらテニスだってラケットでボールを打ってるだけですね。笑

こう言った基礎的な身体操作を身につけるってすごく大事ですよね。
ただコートでボールを打ってても、ある一定以上はうまくならないと思います。
なぜなら、そこが結局の身体能力の限界だから。
逆に言えば、基礎的な身体能力をあげれば、一定ラインを超えれるということになります。
がんばっていきましょう。

PS これから僕の移動手段は車でもなく自転車でもなく、”竹馬”です!

骨盤の上に肋骨を乗せる

2006年03月24日 | Weblog
肋骨を3次元に動かすワークを続けているうちに開発されてきた身体意識ですが、
肋骨は骨盤の上に乗せるものなんですね。
上と言っても、その間にはもちろん空洞がありますが、位置的に上ということです。
いきなりマニアック過ぎますかね?笑

しかしこれはおそらくとても大切な感覚で、
これがわからないと”軸が通る”、”骨で立つ”ということがわからないのではないかと思います。
おもしろいことに、この感覚があるときに感じる軸と、ホッピングをした後に感じる軸は同じです。
おもしろいというより、当たりまえかも知れませんが。
そして、この前も書きましたが、一般人が感じている軸のラインより後ろなんですね。(かかと側)

今回のトピックはスーパーマニアックだったかも知れませんが、
今はわからなくても一応頭の片隅に置いておいてくださいね。
それでは。

一度死んだ人間は強い~WBC日本優勝!

2006年03月22日 | Weblog
王ジャパン、やりましたね!
観ていてとてもドキドキしましたし興奮しました。

それにしても、2次リーグで韓国に負けてもうダメだと思ったところから、
よく優勝までたどり着きましたよね。
他のスポーツでも比較的よくあるんですけど、
一度負けてもうダメだと思ってたところから、
ラッキールーザーなどでもう一度チャンスを与えられた選手やチームって活躍するんですよね。
人生でも死の淵を経験した人は、その後の人生を謳歌できたりします。

我々も一度全てを失ったと仮定して、そこから物事を考えて解釈していくと、
普段当たり前だと思っていることが、とてもありがたく思えますし、
余計なしがらみが捨てさられ、本来持っている自分の能力を引き出すことができるのでしょう。
テニスができること、試合に参加できること、対戦相手がいること、テニスコートがあること、
全てがありがたいことなんですね。

そんなことを感じたWBCでした。
それでは。

軸を通す練習方法

2006年03月22日 | Weblog
最近は毎週日曜日に松本義光先生の主催する「和童塾」に通って
いろいろな身体のワークを習っています。
そこで身体の軸の通すひとつの練習方法として、
子供の遊び道具の”ホッピング”が良いという話を聞き、早速購入しました。

実際にやってみると結構難しい。
最初の方は、うまく力が抜けずギコチナイ動きでしたが、
だんだん慣れてきてある程度うまく跳ねることができてきました。
とは言っても前に進んだり回転したりとまだまだ自由自在に操っている感じではありませんが。

10分ぐらいやった後にふと気づくと自分の中に軸がスゥッと通っていました。
軸の通る位置って自分が思っているより後ろ側なんですね。
テニスをしているときも、すごく調子の良いときは多少自分の中に軸が通っているのを
感じれることがありますが、そのとき以上に濃い軸を感じました。

おもしろいですよね。
子供のおもちゃもなかなかあなどれません。
でも、また何分かするとその感覚は消えちゃうんですが・・・
30過ぎの男がホッピングで遊ぶというのもなかなかコミカルな図ですが、
もうしばらく続けてみたいと思います。

それでは

難しいと思う心が難しくする

2006年03月17日 | Weblog
今日ボレーの球出し練習をしていて練習相手に以下のようなことを指摘されました。
「ハイボレーなど簡単ボールを打つときはリラックスして、
いていかにも良い球がいきそうだけど、
ローボレーなどの難しそうなボールが来た場合、
打つ前に既に入らなそうなオーラが出ている」と。

自分自身のことは良く見えないし、
一生懸命になってしまっていると余計に気づきにくいことですが、
言われて即合点。
難しいボールだと思った瞬間、既に身体が固まってしまっているんですね。

そこで実験で難しいローボレーなどを出してもらって超テキトーに打ってみました。
そうするとビックリ。
今まででは有り得ないような良いボールが飛んでいくんですね。
「ああ、自分もこんなショットが打てる可能性を秘めてるんだなぁ」と
うれしくなりました。

よくセンスがあるとかないとか、ボールタッチが良いとか悪いとか言いますが、
その重要な要素は手先などの末端にあるのではなく、
身体全体がどういう状態にあるかということに左右されてるんですね。
リラックスしていて軸が通っていれば、程度の差こそあれ、
誰でもそれなりのショットが打てるというのは、ほぼ間違いないと思います。
もちろん、この状態を保つのが難しいとも言えますが。
ただ、うまく打てない原因を細かい技術的なところに求めてしまう場合が多いと思いますので、
このことを覚えておくと良いのではないでしょうか?

それでは良い週末をお過ごしくださいね。

間合いを詰める動きに注目

2006年03月15日 | Weblog
先日ボクシングの亀田興毅選手の試合がありましたね。
彼や亀田家の派手な言動やパフォーマンスを見ていると
若干の幼さを感じずにはいられませんが、
まぁ優等生ばかりではつまらないし、
ああいう話題性のある選手が出てくるのは良いことなんでしょうね。

彼のボクシングを見ていてふと思ったんですが、
相手の懐にスッと入りこんでパンチを出すときのフットワークが、
岩淵聡選手のネット際の動きに似ているんです。
岩淵選手は昨年鈴木貴男選手と組んでジャパンオープンで優勝したことは、
まだ記憶に新しいですよね。
彼のネット際の動きは世界でもトップクラスにあると僕は思っていて、
気配もなくスッと前につめてボレーを打つことができるので、
ネット際での攻防ですごく優位に立てます。
普通の選手だとボールが来るのを待ってしまうので、
相手に余裕を与えてしまいます。
頭ではわかっていても、実際に相手との間を詰めるって難しいんですよね。
全豪オープンではダブルスの試合もたくさん観ましたが、
グランドスラムレベルでもなかなかそこまでの動きをする人はほとんど見当たりませんでした。

ということで、どうやってその動きを実現しているのか研究中です。
どうやらサイドステップにキーがありそうなんですが、
もうちょっとハッキリわかってきたら、また道場などでお伝えしますね。

それでは

PS 僕も試合前は必ず対戦相手にメンチを切ります!!
  後、寝てるときもメンチ顔。

心が乱れたときにミスをする

2006年03月13日 | Weblog
試合中ミスをしやすい場面のひとつがチャンスボールが来たとき。
途中まで良いパターンで攻めているのに最後の一球、
しかも練習中ならほぼミスをしないようなボールをミスをしてしまう・・・
そんなことがよくあると思います。

これがどうして起こるかというと、自分のモードが変わってしまうから。
途中までは無心で打っていたのに、チャンスが訪れた瞬間邪念が入り別人になってしまいがちです。
「決めたい!」「ミスしてはいけない!」そんな思いが身体を固くします。

ということで解決策は”自分のモードを変えない”ことです。
心が乱れたときにミスは発生します。
どんな場面でもどんな場所でもボールはただのボール。
外面の状況に左右されず、自分とボールとの関係を淡々と維持することができれば良いですね。

でも実はこれ、実生活からすごくリンクしてる気もしますよね。
周りに振り回される自分、いろんなことに執着してしまう自分、
もしかしたら、そこから治していかないと、
テニスコート上で真の強い心を発揮することはできないのかもしれません。
先は遠い・・・

内面に意識を向けるために

2006年03月02日 | Weblog
今日は珍しく練習場所に早く着いたので、
待っている間にコートの外からフェンスに向かって適当に打って遊んでました。
何球か打っているうちに調子が良くなってきて、
なんか今日は行けそうだなぁという感じになってきました。
そして実際に練習を始めたのですが、とても良い感じで打てました。
途中で力みが出て来て調子が崩れてきても、
練習前のフェンス打ちの感覚を思い出すと調子が戻りました。

練習後に気づいたのですが、フェンス打ちが良かった理由は、
ボールの行方が気にならず、自分の内面に意識を向けることができたからです。
同じように自分でボールをバウンドさせて打つ練習をしても、
コート上でやってしまうと、どうしても結果が気になります。
結果などの外面よりも大事なことは自分の内面。
どんなフィーリングで動作をしているかを感じれること。
みなさんも試してみてくださいね。

それから今日はオムニコートで普段履きにしている
フットサル用のシューズでプレーしてみました。
溝はそんなにないので、ツルツル滑ることを期待したのですが、
結果は一回も滑らず・・・
雨で濡れてたからかな?
後、滑ると思っているので、最初から力みがなくて、
逆にスムーズな動きになったのかも知れません。
次はサンダルぐらいでやってみようかな。笑

それでは。