No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

滑るシューズで動き方を鍛える!?

2006年02月28日 | Weblog
日々いろんなことにチャレンジしてますが、
なかなかできるようにならないのが”蹴らない動き出し”。
一般的には拇指級に体重を乗せて大腿四頭筋で思い切り蹴ってスタートしようとします。
しかしその動き方だと居つくし大変疲れます。
そして条件が悪いと滑るんですね。

それではどういう動きが良いのかというと、いくつかの説があるのですが、
ここで説明するのはあまりにも大変だし、
僕の理解も中途半端なので残念ながら今回は書けません。
しかし、上のような動き、つまり蹴る動きではないことだけは確かです。

書きながら思い出しましたが、10年ほど前、まだ僕が亜大のテニス部にいた頃、
同期で竹下和史という選手がいました。
彼は全日本ジュニア18歳以下で鈴木貴男に勝って優勝した実績があり、
JOPでも確か最高で10位ぐらいまで行ったことがあると思います。
その竹下君が大学対抗リーグ戦で試合をしていたときのことです。
その日は直前まで雨が降っていたので、濡れたハードコートでの試合となりました。
そんな状況だったので、彼の対戦相手やまわりのコートでプレーしてた選手たちは、
それはもうかわいそうなくらいにツルツル滑って時折コケながらプレーしてました。
そんな中、彼はなんと、ボロボロの、溝ももう残っていないどころか穴まで開いたシューズで、
平然と走りまわっていたのです。
それを観戦したいた我々は唖然としながら、つぶやいたものです。
「ゴキブリだ!」って。(失礼)

ということで、僕もスニーカーとか、わざと滑りやすいシューズで
プレーしてみようかなと考えています。
まだ試してないので、どうなるかはわかりませんが、
また報告しますので、楽しみにしててくださいね。

それでは。

PS もし竹下君が、「スタートは蹴るんだよ!」って言ったら、
  僕はあっさり説を変えます。ギャハ

考えてプレーするからうまくいかない

2006年02月25日 | Weblog
先日紹介した宇城憲治先生の「武術空手への道」にハマっています。
かなり重要なことを示唆していますので、
このブログを読んでるようなマニアなみなさんには必読書かもしれません。

現代空手を含め今のスポーツ界の問題点は、脳や意識に頼ってプレーをしようとするところ。
脳に頼ったプレーは伝達速度が遅く必ず居つきが生じます。
一方無意識化された身体動作というのは居つきがなく動作速度が圧倒的に速い。
宇城先生は脳で考えて動くのではなく、身体で感じて動くべきだと言われます。
そしてそれを実現するためには心身ともに一致した”統一体”を作る必要があります。

ということで先日の練習では、細かいことをゴチャゴチャ考えるのをやめ、
心身を統一して打つことだけを心がけてみました。
結果はというと、自分でもビックリするぐらい身体がスムーズに動きました。
今まで頭が先行し過ぎてうまく動作できてなかったんですね。
「どうしてできないんだろう?」なんてふうに、どんなにがんばって考えても、
脳からの指令でプレーしている限り、スムーズには動けないんですね。
20年もの間、うまく打てない原因突き止めるべく一生懸命がんばって考えてきたのに・・・
答えは全く違うところにありました。笑

ただしこれがうまくいくためには、ある程度基本ができていることや、
心身が統一されるという感覚がわかることが前提になります。
それから、宇城先生の言う武術空手でも最初”型”を覚えるときは脳を使います。
なので、テニスでも新しいことを覚える段階では頭を使う必要があるでしょう。
しかしそれは身体が勝手に動くようになるまでの手助けでしかないことを
忘れないでくださいね。

それでは

一人で練習するから上手くなる

2006年02月22日 | Weblog
いろんな本や雑誌で紹介される現代も生きる空手の達人、宇城憲治さん。
彼はもう60歳近い年齢になると思いますが、
今でも20代や30代で現役のK1選手や競技空手がスパーリングしても
全く相手にならないそうです。
その宇城先生の著書「武術空手への道」を読んでいるのですが、とてもおもしろい。
テニスプレーヤーにもかなり役に立つ内容が満載です。

大事なポイントのひとつが”型”。
宇城先生の流派である沖縄古伝空手心道流では、”型”を非常に重要視していて、
型を繰り返し行うことで身体に正しい動きを覚えこませ、
無意識に良い動きができるようにします。
また型は一人で稽古をするので、自分の身体を感じる力が養われ、
本物の力というものを掴むことができるのだそうです。

ところが現代の空手では組手が中心。
(組手とは実戦形式でパートナーと練習すること。)
無意識化できていない動きを実戦で使おうとするのですから、できるわけがなく、
また相手がいることで、どうしても外面の動きや結果ばかりが気になり、
自分の身体の中への注意が薄くなります。
そうしたことで、本当の強さを身につけることができないのだそうです。

さて我々テニスプレーヤーの練習方法はどうでしょうか?
練習といってもラリーばかりしてませんか?
ラリーはまさに組手。
もっとひどくなるゲームしかしてませんよね。
これでは飛躍的な上達は見込めません。
テニスでいう”型”は”素振り”にあたります。
この素振りを正しくやるのがまた難しいのでしょうが・・・

”素振りを行い、自分の身体を感じる訓練をする。
そして無意識で身体が動くレベルにする。”
これが今日お伝えしたいポイントです。

上達のエッセンスがつまったテニスの型、作れるといいなぁ。

遂に骸骨を手に入れました!

2006年02月20日 | Weblog
やりました。とうとう念願の骸骨クンを手に入れました。
やっぱり良いですね。実物は。
写真で見るよりリアリティが全然違う。
サイズもいろいろあったんですが、
あまり小さいと、これまたリアリティが薄かったので、
1メートル弱の割と大きいものにしました。

改めて骸骨を眺めてみて、いろんなことを再発見しました。
首って以外と長いなぁとか、骨盤って丸いんだなぁとか、
背骨に変チクリンなものが付いてることとか、股関節の位置とか。
とても自分が同じものを持ってるとは思えないところが、
僕の今の身体意識のレベルの低さを表していますね。

30センチぐらいのものは4,5千円で買えますし、
身体を変革したいという方は購入をお勧めしますよ。
みんなで骸骨旋風を巻き起こしましょう!

ギリギリのタイミングで入る?!

2006年02月15日 | Weblog
鳥取で小山先生に教わったことのひとつが、ボールへ入るタイミング。
通常は早くボールのところにいって余裕を持って打て
と言われると思いますが、小山先生は逆。
ギリギリのタイミングで入って、そのまま反射的に打つ方が良いという考え方です。
早くボールに入り過ぎるために身体が固まってしまうということって確かにありますよね。
逆にライジングで打たざる得ない場面で、
信じられないようなスーパーショットを打てる場合があります。
これなどまさにギリギリのタイミングだから良いのでしょう。
そう言えばフェデラーは常に同じタイミングで入っている気がしませんか?
速いボールには早く、遅いボールには遅いタイミングでボールに入っていきます。
だから流れが止まらないんですね。
試してみてくださいね。
それでは。

鳥取に来ています。

2006年02月14日 | Weblog
昨日、今日と鳥取のワールドウィングに来ています。
いつものようにテニス合宿。
何回も来ているので、懐かしい感じさえしてきました。

今回もまたいくつか大事なことを気づかされたり思い出したりしました。
やっぱり何度も勉強しないで、わかった気になってはダメですね。
繰り返しの中で味が出てくるのでしょう。

今回勉強になった点をひとつあげると、”クロスステップ”。
読んで字のごとく、脚をクロスさせて走ります。
小山先生の著書「奇跡のトレーニング」にも書かれてありますが、
ちゃんとこの走り方をマスターすると、
まっすぐ走るのと変わらないスピードで走れるそうです。
実際に小山先生やコーチのクロスステップを見たことがありますが、相当速い。
テニスコートでもうまくクロスステップを使えると
スムーズにショットに移行できたり、次の動作に入ったりできる可能性がありそうです。

いきなりですが、お迎えが来たの行きます。
今から飛行機。

頭で考えるのをやめて身体で感じる

2006年02月11日 | Weblog
JOPで70位ぐらいの選手と練習をしました。
彼はなんか不思議な雰囲気を持っていて、表現は難しいのですが
透明な感じで力感がなく淡々とプレーしていきます。
それでいて良い球を打つし動きも速い。
それでどんなイメージでプレーしているのか興味を持ったので、
いろいろ聞いてみたところ、とてもおもしろい話をしてくれました。

「腕は力まず、できるだけラケットや身体に任せてスウィングするようにしています。
(もっと強く打ちたいというような)欲が出てくると腕に力が入って、
逆にボールが行かなかったり、ガシャったり。
がんばった感がないので、物足りないと脳は勘違いしてしまうんですけど、
それぐらいでちょうど良いんだということを学習させてます。」

 ↑↑
”物足りないぐらいでちょうど良い”というのがおもしろいですよね。
確かに。確かに。
どうしても目いっぱいやろうとしちゃって、
それと同時にリラックスしようとするんですけど、
それじゃあちょっと難しいですよね。

「去年の後半の半年間すごく調子が悪かったんです。
本当にもういろいろ考えて試してみたんですけど、どうもうダメで、
頭と身体がバラバラになってしまってたんですね。
どうも脳で考えてプレーすると身体は動かないみたいなんです。
それで頭で考えるのを一度やめてみようと思ったんです。
それより身体で感じてみようと。
例えばボールが飛んできてショットを打つとき、
今までなら身体をどのように使ってとか考えながら打ってたのですが、
それをやめて、身体がどう反応して、どのように打ちたがるのかを傍観するような、
そんなイメージです。
そうすると今まで気づけなかった感覚がわかるようになってきました。」

 ↑↑
考えれば考えるほど、ドツボにハマッていく。
そんな経験はありませんか?
なるほど。脳のする仕事は傍観することなんですね。
あくまで主導は身体。
現代人のほとんどは、これが逆になってしまっています。

「感じることを優先するようになってから、
自分の身体の使い方に関して嫌悪感を持つことがなくなったんです。
今日の身体は、そういうふうに打ちたいんだな、と解釈してあげる。
理想とするイメージ、良かったときのイメージに固執すると
うまくいかないし、イライラしてくる。
でも毎日、毎回違っても良いんですよね。」

 ↑↑
なるほど、なるほど。
身体の状態も、もっというと精神的な状態まで、毎日、毎秒違いますよね。
それなのに同じ動作をしようとするからツラくなる。

「上達するためには勝手に反応する身体を作っていく必要があるんじゃないかと思ってます。
なのでバランスのトレーニングや瞑想などに取り組んでます。」

というような話でした。
おもしろくないですか?
僕もさっそく試してみたいと思います。
それでは。

骸骨模型が欲しい

2006年02月09日 | Weblog
引き続き体幹部の骨格を認識して動かす訓練をしていますが、これがなかなか難しい。
本に出てる骸骨の絵を見ながら自分の体と照らし合わせてやっていますが、
わかったようなわからないような・・・
「そんな骨、僕の身体にはないんですけど」なんて独り言を言いながらやってます。

というわけで実物の骸骨模型が欲しくなってきました。
でも結構高いんですよね。
ちゃんとしたものは何十万とするみたいです。
どなたか骸骨フリークな方はいらっしゃいませんかね?
「骸骨なんて死ぬほど持ってるから一個あげるよ」
なんて言ってもらえるとありがたいのですが。

ご連絡お待ちしております。

訓練すれば達人に近づける!?

2006年02月07日 | Weblog
先週の日曜日に松本義光さんが主催する「和的身体創造塾」に参加してきました。
上半身は鎖骨、肩甲骨、肋骨、下半身では股関節、仙骨、骨盤、仙腸関節などを
意識して自由に動かす訓練方法を習ってきました。

身体操作の達人たちは、本人が意識するしないにかかわらず、
一般人が動かせないこれらのパーツを駆使して
スーパーパフォーマンスを実現しているんですね。
だからこそ、とても滑らかで美しい動きができるのでしょう。

僕はというと、笑っちゃうほど全くダメ。
肩甲骨ぐらいまでなら、なんとか動かせますが、
肋骨や下半身のパーツなど本当に感覚がありませんでした。
だから今のレベルでしか動けないんだなと、妙に納得。

松本さんによれば、誰でも訓練すれば意識して動かせるようになるらしいです。
僕もまだ二日間ですが、練習していくうちに少しずつ感覚が出てきて、
それらのパーツが動かすことが気持ちよくなってきました。

ラッキーなことに、我々もフェデラーやヒンギスと一応同じ骨や筋肉のパーツを持っています。
彼らだけ関節がひとつ多いなんてことはないわけですから、
訓練しだいで近づけるハズなんですね。
地道な作業ですが、楽しんでやってみたいと思います。

それでは

PS 女性のみなさん、顔もシャラポアに近づけますゾ。

絶妙なボディバランス

2006年02月06日 | Weblog
ヒンギス負けちゃいましたね。
それにしても2-6,0-6というスコアにはビックリ。
どうしちゃったのかな?
決勝はプレーを見てないのでコメントは控えますが・・・

全豪オープン、そして先日のシャラポア戦と復帰してからのヒンギスを見てきましたが、
僕の好きなプレーは、バックハンド側に追い込まれてからのトップスピンロブ。
やっと追いつぐらいギリギリのタイミングから、
絶妙な身体操作でいとも簡単にロブを上げ、挽回の糸口を掴みます。
ボディバランスの素晴らしさにびっくりさせられます。

結局、いくら練習しても、動きの中でバランスが取れないと、
あるレベル以上はうまくならないんでしょうね。
僕自身もそうですし、レッスンでも今後の大きな課題になっていきそうです。
改善&向上するためのメゾッドを早めに確立していきたいと考えてますが、
なかなか奥の深い話なんですよね。
とりあえず初級編を何か考えてみます。
何か良いアイディアなどあれば、教えてくださいね。