僕は10歳頃にテニスをはじめ、
ジュニア時代は兵庫県や関西地区などの地域大会では何回も優勝した経験があります。
外から見ると、それなりに成功したジュニア時代だと思うのですが、
実は自分の中で満たされることはほとんどなく、
いつも苦しかったことを覚えています。
どうしてかというと、地域大会では優勝して当たり前という思い込みが、
自分と周囲の人たちの中であったからです。
特に父親ですかね、そういう思い込みが強かったのは。
その頃の父は、僕と弟にテニスを教えるために、
毎日のように仕事を早く切り上げて、
練習につきあってくれていました。
今、その頃の父の年齢に自分が近づいてきているので、
その大変さがようやくわかるようになってきましたが、
その大変さの分、息子たちに対する期待値が大きくなり過ぎていたのでしょうね。
なので大会で優勝しても、感じる感情は、嬉しさよりも、安堵感。
多少の満足感とつまらない優越感は手に入るものの、
「これでガッカリされなくて済む」というような、
変な安堵感ばかりが残っていました。
父の反応も、初めて優勝したときはとても喜んでくれましたが、
それ以降は、「優勝して当たり前。」というようなものに段々変わっていきました。
負けたときは本当に最悪でした。
大会会場から父へ報告電話をする辛さ・・・
家に帰るのも辛かったので、よく寄り道をして帰ったものです。
なので、ひとつの大会が終わるといつもゲッソリ。
試合というものを楽しんだ経験はほとんどありませんでした。
「勝ち負けなんかどうでもエエから、ノビノビとプレーしぃや。」とか、
「今日も好きなテニスができんねんから、感謝してプレーしてきぃや。」とか
言ってもらいたかったんだなぁと思います。
そして優勝したときには、
「すごいやん。よくがんばったなぁ。」と喜んでもらいたかったし、
負けたときには、
「よくがんばったやん。全力を出したんやから、それでエエやん。」
と、少年ヤナハラは言ってもらいたかったんだと思います。
話が長くなってしまいましたが、要するに、
”つまらない思い込みは、外しちゃったほうが人生は楽しくなる”ということです。
1試合勝てるだけでも、すごいじゃないですか!
1ゲーム取れるだけでもすごい!
ラリーが続くなんてすごい!
ラケットにボールが当たるだけでもすごい!
その前に、今日も平和にテニスなんかができる環境にいることがすごい!
それがいつしか、全てを当たり前だと勘違いしている自分がいます。
だから悩むんですね。
だから楽しくなさそうなんですね。
思い込みを外せば外すほど、自由になれます。
自由な心があれば、テニスコートでも、もっと楽しく自由に動けるだろうと思います。
一歩一歩成長していきましょうね。
PS その頃の父が精一杯の愛情で育ててくれたことに感謝!
ジュニア時代は兵庫県や関西地区などの地域大会では何回も優勝した経験があります。
外から見ると、それなりに成功したジュニア時代だと思うのですが、
実は自分の中で満たされることはほとんどなく、
いつも苦しかったことを覚えています。
どうしてかというと、地域大会では優勝して当たり前という思い込みが、
自分と周囲の人たちの中であったからです。
特に父親ですかね、そういう思い込みが強かったのは。
その頃の父は、僕と弟にテニスを教えるために、
毎日のように仕事を早く切り上げて、
練習につきあってくれていました。
今、その頃の父の年齢に自分が近づいてきているので、
その大変さがようやくわかるようになってきましたが、
その大変さの分、息子たちに対する期待値が大きくなり過ぎていたのでしょうね。
なので大会で優勝しても、感じる感情は、嬉しさよりも、安堵感。
多少の満足感とつまらない優越感は手に入るものの、
「これでガッカリされなくて済む」というような、
変な安堵感ばかりが残っていました。
父の反応も、初めて優勝したときはとても喜んでくれましたが、
それ以降は、「優勝して当たり前。」というようなものに段々変わっていきました。
負けたときは本当に最悪でした。
大会会場から父へ報告電話をする辛さ・・・
家に帰るのも辛かったので、よく寄り道をして帰ったものです。
なので、ひとつの大会が終わるといつもゲッソリ。
試合というものを楽しんだ経験はほとんどありませんでした。
「勝ち負けなんかどうでもエエから、ノビノビとプレーしぃや。」とか、
「今日も好きなテニスができんねんから、感謝してプレーしてきぃや。」とか
言ってもらいたかったんだなぁと思います。
そして優勝したときには、
「すごいやん。よくがんばったなぁ。」と喜んでもらいたかったし、
負けたときには、
「よくがんばったやん。全力を出したんやから、それでエエやん。」
と、少年ヤナハラは言ってもらいたかったんだと思います。
話が長くなってしまいましたが、要するに、
”つまらない思い込みは、外しちゃったほうが人生は楽しくなる”ということです。
1試合勝てるだけでも、すごいじゃないですか!
1ゲーム取れるだけでもすごい!
ラリーが続くなんてすごい!
ラケットにボールが当たるだけでもすごい!
その前に、今日も平和にテニスなんかができる環境にいることがすごい!
それがいつしか、全てを当たり前だと勘違いしている自分がいます。
だから悩むんですね。
だから楽しくなさそうなんですね。
思い込みを外せば外すほど、自由になれます。
自由な心があれば、テニスコートでも、もっと楽しく自由に動けるだろうと思います。
一歩一歩成長していきましょうね。
PS その頃の父が精一杯の愛情で育ててくれたことに感謝!