四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ルリタテハ、その後

2014-03-08 17:10:00 | 南多摩
3月7日

ルリタテハ越冬地を訪問しました。ちょうど1ヶ月ぶりでしたが、まだ越冬態勢を継続していました。


ルリタテハA


ルリタテハB


八王子の2月の気温推移(気象庁)

2月28日に最高気温が18℃に上昇した日があり、ルリタテハが飛んだという情報もいくつか耳にしていましたが、ここでは2頭とも同じ場所に留まっていました。
暖かい福岡では、連日日光浴姿が見られるようです。
しょうちゃんの雑記蝶



ゴマ粒のように小さい昆虫が32頭固まってアラカシの葉に止まっていました。左の葉にも1頭。

ウラギンシジミ越冬地

2月21日にウラギンシジミの翅が散乱していたヒサカキの木の下には、もう翅の痕跡も見られませんでした。枝に付いていた鳥の羽毛の撮影をしていなかったので探しましたがこれも見当たらずです。


桜の木

ヒサカキの真上には、桜の大木の枝が張り出しています。


桜の小枝

ヒサカキ周辺には、桜の小枝が3,4本落ちていました。桜の太枝に積もった雪が小枝と一緒にヒサカキ上に落下し、その衝撃でウラギンシジミが巻き添えになった可能性も否定はできないと感じました。
※小枝は大雪前にもあったような気もします。
いずれにしても、葉裏のウラギンシジミを直接鳥が捕食したのか、落雪の衝撃で落ちたウラギンシジミを鳥が捕食したのかは分からずじまいです。
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弥生の谷戸

2014-03-08 07:39:00 | 南多摩
3月7日、腰痛も大分良くなったので、久しぶりに丘陵地を歩いてきました。




フクジュソウ

フクジュソウが顔を出し、輝くように咲いていました。


紅梅


アセビ


ホトケノザ

今や花盛りです。


氷の結晶

赤土の北向き土手では、霜柱が立たずザクザクしていました。


駐車場の残雪

2月14~15日の雪がまだ解けません。
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春の日差し

2014-03-06 11:40:00 | 相模原・県央
2度の大雪もあった寒い2月も過ぎ、3月6日は啓蟄。冬ごもりしていた虫も穴から這い出してくる季節を迎えました。
今日の日差はもう春ですね。



カトレア

20年位前に、東京ドームの世界らん展で買ってきたカトレアです。ロックレリアの1種のようですが、当時のネームプレートを見失い正確には分かりません。寒い我が家でも2階の窓辺で毎年1,2月頃咲いてくれます。今年は2株で4輪。


シンビジウム

3株に増え、今年は10も蕾が出て嬉しくなりました。正月から次々に咲き、残り4輪ももうじき開花します。一番我が家の環境に合っているシンビジウムで、毎年間違いなく咲いてくれます。咲き始めは黄緑色でやがて黄色に。黄八丈という品種に似ていますが、花弁はそれよりも尖り気味です。店先で見掛けることもあります。

  ♪ ♪ ♪

3月4日に、3人目の孫の男児が生まれました。当分の間、相模原と大宮の往復生活になりそうです。

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落下したウラギンシジミについて

2014-03-01 16:54:00 | 
2月14日の大雪のあと、21日に越冬ウラギンシジミを観察しに行ったところ、地面にちぎれた翅が散乱し、胴体が見当たらない状況でした。→越冬ウラギンシジミ全滅!
大雪から7日経過しての観察だったため、どのような経緯でこの状況に至ったのかは不明ですが、最初に考えたのは、鳥がヒサカキ葉裏の個体を直接捕らえ、翅をちぎりながら食べたのではという可能性でした。しかし、ウラギンシジミ7頭すべてが鳥たちにそう簡単に見つかるのだろうかという疑問も湧いてきます。そこで、もう一つ、枝に積雪した雪の塊がウラギンシジミを巻き込んで地面に落下し、その後、雪が溶けた地面のウラギンシジミを鳥が見付けて捕食したという考えもありうるのかもしれません。
※この説では、青々とした葉や枝が地面に落ちていなかったことを説明しにくい。そもそも鳥による蝶の捕食の知見が乏しい。

ここで参考までに、別の時期に観察したウラギンシジミの落下個体の事例2つを振り返ってみます。

事例1 2012年2月3日
1月24日には観察個体のすべてがヒサカキ・ツバキ葉裏にいるのを確認していますが、2月3日に9頭すべてが葉裏から脱落。1月24日から2月3日にかけて最低気温-4~-6℃、平均気温0~2℃の厳しい寒さ(八王子アメダス)が続いたことで、落下・全滅したのではないかと推定しています。越冬していたヒサカキ、ツバキ直下で落下個体3頭(A,B,C)を発見しました。


落下個体A(ヒサカキ直下)


落下個体B(ヒサカキ直下)


落下個体C(♂ ツバキ直下)

落下個体Aは、脚が折れるなど傷みが進んでおり、落下は発見日より少し前と思われますが、落下個体B,Cはまだわずかに動く状態であったことから、発見直前の落下だと思います。
※残りの6頭は、行方不明。発見日より前に落下し、風に飛ばされたのか?

事例2 2013年11月11日~17日
11月11日にツバキの直下で落下した♂を発見しました。


落下個体D(ツバキ直下 11月11日)

まだ生きており、翅を開閉しつつわずかに歩いていました。状況から見て、ツバキの葉裏から落下したものと思われます。


同上(11月17日)

6日後に訪問すると、ほぼ同じ場所で胴体も翅もちぎれ、激しい汚損状態になっていました。地上で肉食昆虫や猫などに食われたのでしょうか。

事例1,2とは異なり、今回はちぎれている多数の翅のみがあまり汚損されないで残されている状況のため、発見からそう遠くない時期に、葉裏で静止(or地面に落下)した個体が鳥に捕食されたのかもしれないと思っています。
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