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四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ソメイヨシノの開花の逆転現象

2007-04-09 21:24:00 | 丹沢周辺
先日、日向薬師に行った日に、相模大野はソメイヨシノ(染井吉野)が満開で、風に吹かれて花びらが舞う、心地良いお花見日和でした。車で中津川を越えて厚木をとおり、伊勢原に向う道すがらの桜もほぼ同じような状態でした。
日向山荘まで来ると、様相はまったく異なり、ソメイヨシノはほぼ散っていました。例年だと、平地で花見が終わった一週間のちに日向薬師にいけば、もう一度花見が楽しめたのですが、今年はまったく状況が反対だったわけです。これはどうしてでしょうか?
今年は雪が一度も降らないくらいの、異常な暖冬だったために、桜の開花はかなり早くなると予想されましたが、意外と開花が遅れ、開花後の低温の影響もあって神奈川県の桜は大分長持ちでした。
桜の花芽は冬の寒さに当たることによって目覚め、その後の暖かさで蕾が膨らみ、開花が促進される、とされています。反対に、極端な暖冬だったのに平地の開花がさほど早まらなかった理由は、冬の寒さに曝されなかったため、花芽がねぼけたまま時が過ぎたのだと見られていました。
日向薬師は、山間部のために冬の寒さで花芽が普通に目覚め、平地よりも蕾の生長に有利に働いたので、早く咲き、もう散ってしまったのではないかと想像し、一人納得したのでした。

花見に薬師池公園へ

2007-04-02 16:46:00 | 南多摩
薬師池公園では、染井吉野が満開。そのほか枝垂桜や雑木林に咲く山桜など色とりどりに咲き、大勢の人が花見を楽しんでいました。





ツツジ類では真っ先に咲くミツバツツジ。薬師池公園では濃いピンクと薄いピンクの種類がありました。写真は濃い方のものです。



イカリソウ。シロバナイカリソウもありました。



カタクリ。



イチリンソウ。ニリンソウもありました。

薬師池公園に咲くスミレ

2007-04-02 16:17:00 | 南多摩
4月1日、町田市立薬師池公園を訪問しました。いち早く春を告げる様々なスミレが可憐な花を咲かせていました。
スミレの仲間は、葉の丸いもの、細長いもの、葉が細かく裂けたもの、斑入りのものなど、同じ仲間とは思えないほど葉の姿に変化が見られます。花は種類によって紫系統、白、黄色、紅色のものなど多様です。



タチツボスミレ
3月の雑木林や庭の片隅に広く見られる、薄紫のスミレで、地上に茎があり、葉は丸い。薬師池公園の至るところに見られます。



ヒゴスミレ
葉が細かく裂けて五裂するスミレで、花は白色。本州中部の内陸部に多い。公園内の萬葉植物園にて。



ノジスミレ
葉が細長く、波を打つスミレで、花は紫色。人里周辺に分布するそうですが、相模大野周辺では見かけません。萬葉植物園にて。



ウィオラ・ソロリア
北アメリカ原産。中心が紫色の白花はプリケアナ、後ろにある紫色のものはパピリオナケアと呼ばれる。萬葉植物園にて。我が家の庭では後者がたくさん咲き始めました。



フイリゲンジスミレ
シベリア、中国、朝鮮半島原産。葉に斑が入る。萬葉植物園にて。



スミレ
葉が細長い、代表的な種類。遅咲きで、薬師池公園ではまだ咲いていませんでした。我が家では、南向きの道路脇に2株咲き始めました。庭ではまだ咲いていません。