「在来種タンポポ、シロバナタンポポ、外来種タンポポの比較」
カントウタンポポやカンサイタンポポなどの在来種は、黄色い花を付けます。花びら1枚1枚が1つの花の単位で、数十個の花が集合したのがあのタンポポの花の姿です。そして、めしべに他の花から虫が花粉を運び、受粉し、やがて種ができます。それは綿毛になって風に運ばれていきます。これらの在来種は、自家受粉はせず、有性生殖によって子孫を残します。
ところが、シロバナタンポポは5倍体なので、有性生殖することができません。その代わり、在来種とは異なってめしべが受粉しないでも種子ができる単為生殖の能力を身に着けています。ということで、種1つから発芽すれば、開花した花からやがて同じ性質の種がたくさんできることになります。
シロバナタンポポは、新潟大学の研究により、ツクシシロタンポポのめしべにカンサイタンポポの花粉が受精して誕生した雑種起源のタンポポと考えられているそうです。ツクシシロタンポポが母親でカンサイタンポポが父親ということです。この2つの種類の分布が重なっているのは北九州地方だけということで、北九州で誕生したと推定されるそうです。西日本を中心に分布しています。
セイヨウタンポポ。 左は咲き始めるところ。
我が家の庭では、外来種(ヨーロッパ起源)のセイヨウタンポポも咲いています。こちらは3倍体で、シロバナタンポポと同様に単為生殖で子孫を残します。セイヨウタンポポは在来種とは性質が異なり、春にできた種子からすぐに発芽し、10月まで咲いています。6月以降に見かけるタンポポはすべてセイヨウタンポポです。
しかし、カントウタンポポは庭には見つかりませんでした。近所から綿毛を採集し、蒔いてみることにします。
在来種とセイヨウタンポポの見分け方
カントウタンポポやカンサイタンポポなどの在来種は、黄色い花を付けます。花びら1枚1枚が1つの花の単位で、数十個の花が集合したのがあのタンポポの花の姿です。そして、めしべに他の花から虫が花粉を運び、受粉し、やがて種ができます。それは綿毛になって風に運ばれていきます。これらの在来種は、自家受粉はせず、有性生殖によって子孫を残します。
ところが、シロバナタンポポは5倍体なので、有性生殖することができません。その代わり、在来種とは異なってめしべが受粉しないでも種子ができる単為生殖の能力を身に着けています。ということで、種1つから発芽すれば、開花した花からやがて同じ性質の種がたくさんできることになります。
シロバナタンポポは、新潟大学の研究により、ツクシシロタンポポのめしべにカンサイタンポポの花粉が受精して誕生した雑種起源のタンポポと考えられているそうです。ツクシシロタンポポが母親でカンサイタンポポが父親ということです。この2つの種類の分布が重なっているのは北九州地方だけということで、北九州で誕生したと推定されるそうです。西日本を中心に分布しています。
セイヨウタンポポ。 左は咲き始めるところ。
我が家の庭では、外来種(ヨーロッパ起源)のセイヨウタンポポも咲いています。こちらは3倍体で、シロバナタンポポと同様に単為生殖で子孫を残します。セイヨウタンポポは在来種とは性質が異なり、春にできた種子からすぐに発芽し、10月まで咲いています。6月以降に見かけるタンポポはすべてセイヨウタンポポです。
しかし、カントウタンポポは庭には見つかりませんでした。近所から綿毛を採集し、蒔いてみることにします。
在来種とセイヨウタンポポの見分け方
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