四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

日光浴する蝶たち

2012-11-19 14:04:00 | 南多摩
谷戸の陽だまりには、3本のヒサカキが生えており、今年の1月に左端のヒサカキ(A)の葉裏だけに多数のウラギンシジミが止まり越冬を続けていました。
昨日、その場所を訪ねると、左端と中央のヒサカキ(ヒサカキA,B)にムラサキシジミの雌が2頭翅を開いて日光浴していました。


ムラサキシジミ♀(11月18日、11:54、町田市)


同一個体

見る角度によって、微妙に青紫の色合いが変化しています。
飛んでは別の葉表に止まり、開翅するのを繰り返していましたが、やがて高い木の方へと姿を消しました。


ウラギンシジミ♀(1)

※翅表の白い部分がかなり狭い


ウラギンシジミ♂(1)

同じ頃、ウラギンシジミの雄と雌も日光浴していました。ウラギンシジミも場所を変えて翅を広げていましたが、途中、葉裏に止まって静止場所を探るような動きも見せました。1時間ほど滞在しましたが、なおも同じような行動を続けていました。


ウラギンシジミ♀(2)


ウラギンシジミ♂(2)

日光浴していたウラギンシジミとは別に、葉裏で休止しているウラギンシジミが2頭いました。止まっている葉に触れただけで飛び立ったことからみて、まだ完全な越冬態勢には入っていないと思われます。♀(2)・♂(2)の写真は、飛び立った後に開翅したところを撮影。
※完全な越冬態勢では、翅に触れた程度では飛び立ったりしません


リンドウ

リンドウの紫も鮮やかでした。

11月18日の天気: 快晴、最高気温16℃、最低気温6℃(気温データは八王子)
東京都心では強風が吹き、木枯らし1号となりましたが、こちらではさほど強い風は吹きませんでした。

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4 コメント

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ヒサカキで日光浴しているウラギンシジミやムラサキシジミは、もう少しで長い越冬に入るのですね。 (良さん)
2012-11-19 17:47:56
佐久周辺では、モンキチョウやモンシロチョウがわずかに飛んでいましたが、間もなくその姿も見ることが出来なくなります。
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良さんへ (twoguitar)
2012-11-20 19:44:37
そのとおりです。完全な越冬は12月からだと思います。
佐久周辺でもモンシロチョウ、モンキチョウがまだ頑張っているんですね。
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Unknown (shouchan)
2012-11-22 09:52:32
関東のムラサキシジミは青色が深くて綺麗ですね。九州産のムラサキシジミ(メス)は空色っぽい浅い色調です。今年山梨に行きましたが、コムラサキの構造色の濃さは九州には見られないすばらしさでした。北に行くほど美しくなるようです。
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shouchanさんへ (twoguitar)
2012-11-22 16:45:55
そうなんですか。日本の東西で、色の出方に違いがあるのは、興味深いことですね。日照時間など影響しているのでしょうか。または、東西で遺伝子が微妙に異るのでしょうか。
九州にはこちらにいないミカドアゲハがいるので、いつか息子の住む九州で出会えるのを楽しみにしています。
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