A型の性格なのだろう、絶好調の時でもネガティブな予感が頭をよぎり要らぬことまで考えてしまう。細かいことが気になり、物事の悪い面ばかりが頭の隅に留まり続けるのだ。血液型の入れ替えができたらと思うこともしばしば、晴れ渡った空を見上げても明日は雨だとつい口を滑らす。
『おおらかにおおらかにとにかくおおらかに心をたもっておれば人間の悩みはちっぽけなもの。す~っと虚空の中に消えていく。』(あじさい寺住職の言葉) 小さな世界で悩んでいると答えが見えなくなりがち。悩みのせいで何にも踏み出せないでいると悪循環に陥る。そんな時に肩の力を抜いてくれる言葉である。
あらゆるものには日向と日陰の両面がありどちらを見るかは人それぞれ。同じ一日ならくよくよ暗いよりポジティブに過ごしたいものだ。陰面など気に留めず得意の物忘れで即刻抹消したらいい、そして陽の照りつける面を覗いて気分を入れ替えることだ。その方が心も晴れ晴れ毎日が愉しくなると思う。