飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

中国、メタンハイドレート採取! 革命前夜!

2017-05-30 17:02:14 | 新技術

はたして中国の技術は本物か?
メタンハイドレート採取技術を検証して見た!
要は採算性が問題である
そして、
環境破壊がないか?
情報は少ないが心許ない・・・!

 

メタンハンドレートについて初めて耳にしたのは、

今から30年前である・・・。

日本近海、

とりわけ日本海はその宝庫であるとの情報であった。

特に、

近くの変動の大きい地震帯沿いには夥しく偏在する。

その成り立ちは詳しくないが、

何でも地中から無尽蔵に供給されている。

 


要するにメタンガスの固形化したものである。

大きな圧力と低温化で常在する。

石炭・石油・天然ガスを合わせた総量よりも遥かに多く、

いわゆる炭素エネルギーの最終資源という見方である。

現在は、

石炭から石油へ、

そして天然ガスへと炭素エネルギー資源は広がったが、

それは活用効率と採算の利便性からと思われる。

 

石油枯渇が問題視されて、

広く偏在するシェールオイル・ガスに注目が集まったが、

今、

石油価格の低迷で漂流している。

つまり、

石油枯渇は幻想であったのである。

石油は常にマントルから供給されている?!

しかしながら、

自噴するのは有期限でであって、

採算性がその分かれ目なのだ。

不採算油井は放棄される。

 

しかしながら、

その油井に石油が枯渇したのではない。

採算性が枯渇したのである。

少し休眠すれば油井は復活するし、

シェールガスではないが、

与圧すれば採取復活は可能である。

ビジネスは常に採算性を求めるから、

石油枯渇説が吹聴されたのが真相だと見ている。


シェールガスは石油の採算性を超えることは出来ない。

無尽蔵のに存在するとは言え、

採算性を度外視して主流になる事はない。

シェールガスが吹聴された時、

石油価格は高騰し、

第3次か4次か知らないが石油危機が叫ばれ、

枯渇説が再燃したのは人為的であった。

今はどうか?

石油価格は低迷している。

 

実は石油は余っているからである。

そういう時、

シェールオイル・ガスの事業は多くは潰えた。

採算性で勝負にならないからだ。

はたして、

メタンハイドレートはどうか?

 

現在、

いくつかの問題点がある。

採算性の問題がある。

密閉空間の地殻から杭一本で自噴する石油・天然ガスとは

比較出来ない技術的課題があるのだ。

下手に採掘して地表に上げれば、

一瞬でガス化して飛散してしまう。

メタンハイドレートにも種類があって、

「表層型」と「砂層型」があるようである。

その採取方法には違いがある。

 

中国の新技術はどういうものであろうか?

噴出試験においては、すでに連続8日間にわたって産出しており、その最大生産量は1日あたり3.5万立方メートル、1日あたりの平均生産量は1.6万立方メートル以上、累計生産量は12万立方メートルに上るとみられ、その生産量は安定しており、メタン含有量は最高で99.5%に達し、当初の目標を達成している。

 

中国は全体主義国家である。

地政学的な観点から、

とにかく採取するというのであれば、

どんな技術であれ可能であろう。

今般は南シナ海である。

とにかく採取するということで既得権益を主張する。

やりかねない話である。

未来のエネルギーとして期待されている「メタンハイドレート」は、どのくらいの量が、どの辺りに存在しているのでしょうか?

世界の「メタンハイドレート」は、陸域で数十兆立方メートル、海域で数千兆立方メートル。これは、世界天然ガス確認埋蔵量(145兆立方メートル)の10倍。天然ガス、原油、石炭の総埋蔵量の2倍以上といわれています。

さらに、日本周辺の南海トラフ(東海地方沖から宮崎県沖)北側に4200億~4兆2000億立方メートル。地質調査所の調査では、南海トラフ、北海道周辺海域に、6兆立方メートルが存在すると言われています。これは、日本の天然ガス使用量の100年分に匹敵する量なのです。

つまり、日本近海は、世界最大の「メタンハイドレート」量を誇っているのです。日本は世界最大のエネルギー資源大国になる可能性を持っているです。

 

しかし、

石油・天然ガスの資源小国の日本に取って、

別の意味で地政学的意味合いは高い。

採算性の問題は技術エンジニアリングで何とでもなるだろう。

中国の動きを見れば、

一層拍車をかける必要がある。

日本人なら、

この事は異論を挟まないだろう。

 

ほとんどメタンハイドレート採取特許は

日本が有している様であるが、

中国(中共)が相手では通用しない。

実体的な技術システムを完成し、

実効的な採取行動に打って出るのは国益に欠かせない。

但し、

石油資本、

原子力資本との折り合いが問題である。

 

【転載開始】

革命前夜 中国で石油・ガスの代替物を採取

革命前夜 中国で石油・ガスの代替物を採取
© Sputnik/ Ramil Sitdikov
経済
2017年05月18日 21:17
中国の石油会社が世界で初めて南シナ海の海底から、「燃える氷」とも言われるメタンハイドレートと採取した。中国中央電視台が18日、同国国土資源省の情報として報じた。
スプートニク日本

同省地質学研究局の副局長は、「これは先に米国で起きたシェールガス革命のように巨大な出来事となるだろう。その結果、エネルギー使用メソッドは将来的に変わる」と述べた。

副局長は、この分野における中国の理論的根拠と技術の開発は「前例のない成功」に達し、その結果、中国はメタンハイドレート採取において世界をリードする位置を占めたと指摘した。

国土資源省の大臣によると、これは真剣なブレークスルーで、全世界のエネルギー革命を導くことができるということだ。国際的な研究サークルはメタンハイドレートを、石油と天然ガスの裁量の代替物だと呼んでいる。【転載終了】