徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

被災生活13日目~節目を迎えて

2011-03-23 22:52:27 | 日記・エッセイ・コラム
福島県の公立小学校では、本来卒業式が行われるはずだった日。
浜通りの学校では、卒業式ができないことはもちろん、すでに県外に避難している人も多く、新年度の見通しが立っていないとのこと。
福島市も「卒業式・修了式中止」のおふれが出たのだが、保護者からの要望があり、卒業生、保護者、職員のみで簡単に「卒業の集い」を行うことにした。


集い開始15分前。
約2週間ぶりに、ピアノを弾いた。
指の筋力が衰えていた。
まるで、生まれたての子鹿のようだ。
中ボスが、「ピアノ弾いていていいよ。」と言ってくれたので、開始直前まで指ならしをしていた。


式は、ささやかに行われた。
全員でお祝いできないのは残念だが、こうして一人一人卒業証書を授与できただけでもよしとしよう。


一応、「仰げば尊し」をデジカメで撮ってみた。
別の職員が気を利かしてカメラをいじってくれたので、最初の方は画面が揺れているが、どうかご了承ください。
「仰げば尊し」を式で弾くの自体、10年ぶりぐらいである。
シンプルな歌だが、心にしみた。




今日の昼食は、前々から頼んでいたちらし寿司を食する。
生もの久しぶり~♪
「次食べられるのはいつだか分からないから、写真撮っておく~。」
と言ったら、職員に笑われた。
だって…、海水汚染も出ているし、物流も滞っているし、寿司なんか食べられる状況ではないんだもの。
山奥まで届けてくれた寿司屋さんに感謝(~o~)


しばらく給油の見通しが立たないので、明日はタクシー相乗り出勤を試みることにした。
はてさて、どうなることやら(・ω・)