丸枝霧島荘

今回の九州旅行、最後の宿泊地、霧島神宮近くの丸枝霧島荘に到着、昼に一度寄っているので、車が着くとすぐに出迎えてくれました。ところが女将さんはよく見ていて、大阪から来るということでしたが、車が福岡ナンバーなのであれっと思ったと言います。これはレンタカーなんで鹿児島中央の駅前で借りたと説明すると納得、まぁレンタカーが“わ”ナンバーで始まるのを知っていたら、そこまで疑問に思われることもなかったろうにと思います。

お風呂と食堂の位置の案内を受け、和室の部屋へ案内され、荷物を置きます。ムシムシするのでエアコンをＤＲＹでかけておいてくれていました。

　　　　　　　　　　　　　

一風呂浴びて６時半に食事です。他にお客はいない様子。事前に宿の情報、女将さんの手料理だが品数豊富と聞いていたのですが、食卓を前にしてビックリ、普通どおりに昼食をとっていても、これだけの量は食べきれないと最初から思ったのでした。加えて次から次へ料理が出されます。昼食をとったのが２時前だったのでと言い訳をするのですが、出てくるものに容赦はありません。若い頃なら食べれたでしょうが、この歳になると食べきれるものではありません。

　　　　　　　　　　　　　

６時半から食べだして、もう無理ですとお箸を置いたのが１０時過ぎ、焼酎を飲んで、他にお客は居ないので女将さんが話の相手をしてくれました（別に相手をしてくれんでもええけど、話が無かったらもっと食べなかったと思う）。焼酎は５合瓶ですが１本買い、７割ぐらいまでは何とか飲みました。銘柄は伊佐錦だったと思います。この日から芋焼酎をロックで飲む習慣が暫らく続きましたが、今はもう元通り、麦の焼酎を水割りあるいは麦茶割りで飲んでいます。

　　　　　　　　　　　　　

私一人なので広々としていましたが、他にお客が何人もいると、ごった返したような状態になりそうな食堂です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

翌朝は雨音に起こされましたが、その音が心地良いので、いつまでも考え事をしながら目を閉じていたら９時になっていました。ビックリして朝ごはんを食べに行くときに通る玄関に、写真やいろんな書き物が掲示されているので、面白そうなのを撮ってみました。“高いつもりで低い教養　低いつもりで高い気位　・・・”反対語で戒めを表しています。これはなかなか面白い、自分自身でも身に抓まされるような気になります。でもこんなことを他人に言ったら殴られますね。

　　　　　　　　　　　　　

でもこちらはイマイチです。私はお金を貯めようなどとは思ってないし、貯めれば銀行がその金で儲けよるし、自分で貯め込んでは経済が循環しません。この訓示は労働者向けではなく、自分で事業をする人向きなのでしょうね。

　　　　　　　　　　　　　

古そうな写真がいっぱい貼ってあるのでご主人は報道関係の人ですか？と聞いたのですが、自分は雇われ者だと言っていました。ここの主人が新聞社に勤めていた人だとか、道理で何処かこだわりのある宿の雰囲気でした。