ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

波の高さ

2013-10-03 05:00:00 | 田舎

安倍首相が来年の4月から消費税を8%に上げることを宣言しました。法律で決まっていたとは言え、経済動向を見ながら決めると言っていたにも拘わらず、どうやらそれはポーズだけだったようで、労働者の賃金は少しも上がる兆しも、上がったという結果も無いまま、少しばかりの企業(それも相場で儲けた)の業績が上がったと言う理由での決断のようです。奴は法人も個人もどちらも見ていないと嘯きますが、向いてる方は企業であることに間違いありません。貧乏人ほど負担が大きい消費税なのに、いとも簡単に税率UPを宣言したのですから、その決断はどちらを見ていたのかは明らかです。10月1日の演説では「我が故郷・長州藩の財政逼迫から明治維新が生まれた」などと、私には到底理解できかねるようなことを平気で言っていましたが、長州藩と現代の日本国の置かれている状況は全く違うでしょう。よほど橋下率いる維新の会がお気に入りなのかとも取れますが、どちらも過去の日本国の犯した罪は認めたく無いと言う点で共通している人達ですから、でも現実に苦しい国民の置かれている状況は、歴史認識で解決できるわけがありません。

賃金を上げた企業には減税するという首相、賃金を上げるとはどういうことを指しているのか、アベノミクス(安倍が考えたことではないのでしょうが)を提案した本人ですから、自分で解っているのでしょうね。新自由主義経済では市場原理・競争が基本ですから、賃金が上がるも下がるも労働者個人に責任転嫁されているのです。企業は労働者全体として賃金を下げることを目的としているのであって、一人の労働者の賃金が上がる、下がるということは端からどうでも良いことなのです。そんなことを以って賃金を上げたから減税するなどと言うのはもってのほか、労使の話し合い、或いは闘争の経緯で賃金が上がったと言うなら、その企業にはそれ相応の見返りがあっても良いとは言いませんが、そうするならそうしてあげてもいいのかなとは思います。賃金が上がる・上がらないのはあくまで労使の力関係であって、減税が有るからではないと言うことだけははっきり覚えておかなければなりません。

串本地方の波は、前夜の天気予報で波の高さを予測してくれるので、私はそれを参考にしていますが、実は風向きも多いに関係しているのです。磯釣りしている頃から教わっていたことですが、潮岬の西と東、大島の表と裏では風がどちらから吹くかということで波の状況が違います。西の風が吹けば西側が荒れ、東の風が吹けば古座方面が荒れるのです。

私はたいがい釣りに出る時は、串本方面へ向かいますから、この大島裏の状態を先ず見ることになりますが、大概は鏡のように静かで波一つない日なら、釣りはOKなのです。この大島裏で鏡のようであれば、沖磯では丁度良い波具合になっていることが今までの経験で判るのです。

               

今回は来た日が台風18号の影響が残っていたし、以降ずっと波の予報は2m~2,5m、姫と大島の間の波もずっとこういう状態が続いていました。

               

たいしたことが無いように見えますが、ここでこれくらいの波があると沖ではもっと大きな波がうねっている場合があるのです。今回は誰も来ないので一人で船を出すのは慎重にならざるを得ません。一人だと操縦席に座りながら(周りを警戒しながら)釣りをすることは出来ませんし、何よりも船を係留する時が厄介なのと、ずっと波が高めだったので船は動かせませんでした。

               

ここは浅いので波が立っているのがよく判りますが、遠い海だけを見ていると風波が立っていない限り、素人にはどれ位の波なのかは見ただけでは判らないものです。ここはコメリの裏からの眺めです。

             

新しいカメラにはパノラマ機能が付いています。昔パノラマ用のインスタントカメラが売られていましたから、モードをパノラマにしてシャッターを押すだけかと思ったら、パノラマモードにして、シャッターを押して、カメラを撮りたい方へ回転させ、終わったところでもう一度シャッターを押すという作業をしなくてはなりません。カメラをゆっくり回転させていくと速度が遅すぎますと怒られます、何度も撮り直させられました。どんな風に写るのかもよく判ってなかったし、ヘンな写真になってしまいました。

シャッター音がカシャーッという前のカメラでしたが、新しいのはゲームのシューティング音のようなプシュッという感じ、音は替えられるのでしょうが、未だ全く新しいカメラに慣れていません。

海の波も世の中の波も、一向に収まる気配が無い今日この頃の日本国です。

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