大会最終日は5.6位決定戦があり、相手は津西高校です。大会2日前に練習試合を組んでいたのですが、雨で流れてしまい、まさかの公式戦で対戦することとなりました。
オーダーはダブルス横山.奥西、S1谷川、S2露浦で挑みました。
せめてインターハイの夢が途絶えただけに5〜8の中でも一番良い順位をとりたいものです。
試合は3面進行で行われました。
まず初めに終わったのがダブルス。相手の3年生ダブルスに引くことなく、積極的な動きでミスを誘い、先にリードする形をとれました。自らのダブルフォルトで苦しむ場面もありましたが、少しずつリードを離して8-4で勝利。
横山.奥西は初戦のメリノール以降、勝利できていませんでしたが、最後はしっかり勝利し、チームに1ポイントをもってきてくれました。
今大会の校内の団体メンバー選考で3年生ダブルスか2年生ダブルスかで私自身悩みましたが、メンバー選考の1回勝負で3年生にしっかり勝ち、レギュラーを勝ち取り、そして今回、絶対勝たなければいけない勝負でしっかり勝ってきたところは、よく頑張ったと思います。
しかし、まだまだ大会を通して負けてしまった相手との実力差は大きく、この経験を活かして二人には、もっと強くなってもらいたいです。
そして次に終わったのがS2の露浦。相手は1年生ではありましたが、硬式テニス経験者で、中学時には大会でよい結果を残したりもしている選手でした。試合が始まり、お互い我慢のテニスをしていましたが、やはり3年生の意地か。露浦のがほんの少しミスが少なく、攻めのショットが確実でした。そんなほんの少しの差が勝敗を決めるには大きく、少しずつ相手を苦しめ、最後は8-1で勝利。
露浦に関しては一時期ダブルスに回そうかと考えていましたが、勝負がかかるS2において、粘り強い彼は絶対強いと思い、ずっとシングルス練習をさせてきましたが県総体地区予選の準決勝で敗退し、県大会に出場できないなど、結果が残せませんでした。
しかし今大会では試合をこなすたびに強くなり、スライスを効果的に使うなど、練習でやってきたことを大事な場面で発揮することができました。彼の『カモーン』の雄叫びをみんなを勇気づけました。結果、最後まで負けなしで今大会を終え、敢闘賞を頂くなど有終の美を飾れました。
そして露浦のベンチに座った西。ベンチコーチとして選手に話しかけて、リラックスさせることができ、きっとたくさんのプラスの言葉を選手に投げかけていたと思います。今大会、彼が座っていた試合は全て勝ったのではないでしょうか。私が座るより良いかもしれません(笑)
コート上には1回しか立ちませんでしたが、自分ができる最低限の役割はしっかりとこなすことができていました。
最後にポイント打ち切りとなったS1谷川。谷川にとって相手選手は、普段から付き合いもあり、お互い部活動が休みの時は近隣のコートを借りて練習するなどの中学からの親友と対決でした。昨年夏の大会、今年春の大会の個人戦で決勝で対戦するし2回連続で敗戦しており、相手選手は3年生ということもあり、公式大会では最後の対戦になるかもしれませんので、ぜひ勝って終わってほしかったです。
私もぜひエースに最後は勝ってもらいたいと思い、谷川のベンチに座りました。
試合はお互いの持ち味を出しながら、とってとられつつのシーソーゲーム。お互い本当に真剣に相手と向き合い、戦っていましたが、なんか試合中には二人にしかわからない2人だけの想い、時間があったような気がします。
そんな中、最初にマッチポイントを握ったのは相手選手。8-7、40-0と3つのマッチポイントを握りましたが、谷川ももちろん簡単には負けない。そこから4ポイント連続でとり、逆にゲームポイント。その後、デュースが続きますが、最後に谷川がとり、ついに8-8タイブレークへ。
タイブレーク谷川からポイント0-2になったところでS2が終わり、打切となりました。
もちろん勝負の行方も見てみたかったですが、勝負はお預け。勝負がまだ終わらず続くように、二人の仲良い関係もずっと続いていってほしいと思いました。
結果2-0で5位になりました。5位は津東最高成績に並ぶ約20数年ぶりの結果だそうです。
もちろんインターハイ出場の2位を狙っていただけに残念ではありますが、しっかり勝ち取った5位に誇りをもって、次の試合へとつなげたいと思います。
3日間、本当にお疲れ様でした。よく頑張りました。
【表彰式後の全体写真】
【団体メンバー:左から横山.奥西.谷川.露浦.西】
保護者をはじめ、関係の方々、日頃から応援、支援していただき、ありがとうございました。