時の流れか？おせち料理は買う時代！

「よりどりみどりの重箱あけりゃ　色とりどりの節りょうり　負けより勝ちかち栗きんとん　子宝たくさん数の子　だからいわしはひりょう　田作りごまめ　まめになれよと黒豆をにて　にたものどうしでよろこんぶ」
　お節・おせち・・・本来は五節句の料理のことでありますが五節のうちとくに年の始めが重んじられ、おせちといえば正月料理のことになりました。お決まりのものから海山里の幸など内容は、お好みしだいです。色どりよければ栄養バランスにもかなっているはずで重箱に美しく盛られたお節は食欲をおこし、支度かたずけも少なくてすみ皆が楽しく心おきなく食すことができる、これこそ健康の第一であり、願わずとも一年の活力はおとずれるはずであります。
　今まだ１１月だというのに百貨店やスーパーでは早くもおせち料理の予約がピークを通り越し、完売する商品も出始めているらしいとのこと。縁起をかついだ昔ながらのものより、和・洋・中さまざまな味を詰め合わせた現代版が人気といいます。最近は、「買う」ことへの後ろめたさも薄れつつあるようで、年々趣向を凝らした豪華な料理は迎春ムードを一層盛り上げてくれそうだとか・・・。