坪内正人Blog

「見る・聞く・言うそして熱き心で動く」
これが私のコンセプト!

心凍る!

2005-11-25 01:25:07 | 日々感じること・つれづれなるままに
今日は朝から多忙で走り回って、そしてほんと多くの人に会い、今事務所に帰ってやっと夕刊を読んでいます。
 また幼い命奪う、なぜこんなむごいことが・・・ひとり下校がままならぬ社会。
よみうり寸評に、目が釘付けになりました。「うつくしきもの、瓜にかきたるちごの顔・・・・・雛の調度、なにもなにもちひさきものはみなうつくし」と枕草子にある。小さなものをいとおしむのは古来、人間本然の心情だろう。なのに、また11月の通学路が悪魔の通り道になった。去年今月の奈良市、有山楓ちゃんの痛恨がまだ記憶に新しいのに、今年は広島市で木下あいりちゃん。また7歳の小学1年生に悲劇が起きた、一人で下校の途中だった。「行きはよいよい、帰りはこわい」童謡「通りゃんせ」の歌詞が胸をえぐる。「この子の七つのお祝いに」が過ぎたばかりだった。「七つ前は神の子」という。七五三の7歳はこれから人の社会の氏子となる祝いだ。その子を手にかけた犯人に小さきものをいとおしむ心のかけらも感じられない。自分以外はすべて「物」にしか見えないようだ。死亡推定時刻、段ボールの遺体発見時刻から見て白昼短時間の犯行だ。冷酷無残を憎む。わが子の幼い芽を摘み取られたご両親の胸中を思う。通学路を悪魔の通路にしてはならない。あいりちゃんは七つで早々に悪魔と遭遇した。・・・・・・・・・との掲載!
 心凍る。地域の目をどう向けていくのか。・・やるせない気持ちで一杯です。