若殿の気ままな独り言

日常生活で見聞きしたこと感じたこと、はまってるマカオ/Macau/澳門のことなど、勝手気ままに書き綴ります。毎日更新!

なんとチャイニーズ団体で大混雑!! (台湾ぷらぷら散歩~故宮博物院)

2012-02-17 10:00:00 | Macau、旅行
2月2日台湾ツアー二日目の忠烈祠の次に向かったのは、故宮博物院です。フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並んで世界四大博物館の1つに数えられており、およそ70万点近くの収蔵品があると言われています。かれこれ15年程前、そして4年半前に続いて、3回目の見物になります。初めての時は結構館内は空いていたんですが、今回はとんでもない混みようで・・・。




観光客は、


ほとんどがチャイニーズで・・・。


建物正面には、中華民国の国旗が掲げられています。


展示室では写真撮影禁止なので、


地下1階ロビーの銅像をパチリ。


その台座。


ロビーは団体さんで一杯、しかもそのほとんどがチャイニーズ。


マカオと同じように、2年程前の観光緩和化後に急激に大陸からのチャイニーズが増えたそうです。


目当ての宝物がある展示室に入るには入場制限、宝物の前は黒山の人だかりで、疲れました。


多寶格(ミュージアムショップ)で売られていた白菜とキリギリス。

以下、いくつか有名な宝物をご覧ください。


翠玉白菜
天然の翡翠と玉の混ざり具合を巧みに利用した繊細な彫刻で、翠玉巧彫の最高傑作と言われています。白菜の上にとまっている虫ですが、実はこの2匹は、多産を象徴するキリギリスとイナゴ。この作品は、紫禁城内の永和殿に安置されていたものですが、そこは光緒帝の妃であった瑾妃の寝宮であったことから、清らかさを象徴し、多産を願う瑾妃の嫁入り道具だったのではないかと推測されています。


清 紅・白玉髄筆洗と 清 黄玉 髄三蓮章
これ、ひとつのつなぎもなくひとつの石から掘り出したものなんです!


肉形石
おいしそうな赤身と脂身の混じった「肉形石」は、「東坡肉(豚の角煮)」にそっくり。瑪瑙類の鉱物は、長い年月の中で雑物の影響を受け、異なる色が生成され一層ごとに違った色あいが現れます。職人は、豊かな質感を持つ石材を加工し、磨いて表層面を染色。その結果、皮、脂身、赤身肉がくっきりと分かれ、毛穴や肉の質感いずれも真に迫った作品に仕上がっています。


清  象牙鏤彫提食盒
清代の象牙の透かし彫り(3代かかって完成)。食物保管箱と言われてますが、これは鑑賞用に作られた美術品で、実際に食物を入れる容器ではありません。彫刻の技術はたいへんに細やかで、本体部分には透かし彫りの象牙を用いました。背景は絹の織物のような直線で表され、線と線の間は細く狭く、人間の手によって作り出された美の素晴らしさと技術に驚嘆せざるを得ません。


人物、鳥、獣、庭園の様子と船なども彫刻されていて、東方の楽園のよう。蓋のつまみ、本体の枠、手提げ部分の文様は、淡い青と赤で色染めされています。手提げ部分には中国民間に伝わる八人の仙人の彫刻が施されています。蓋のつまみは西洋風の赤いリボンで飾られています。


清晩期 彫象牙透花人物套球


目が回りそうなくらい細かい作り。幾重にもなっていて、作り方が全く想像出来ません。確か以前、親子何代かに渡って、作ったものと聞いたことがあります。

じっくり見物したら何日もかかるような宝物の多さ、そしてチャイニーズのバイタリティに圧倒されたひとときでありました。


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P.S.
2/15に続いて、昨日16日もランクインしました。2009/12/3から806日間で、797回ランクインしたことになります。168万gooブログ中の2,381位で、通算839度目、訪問者数320名(累積243,913名)でした。みなさん、どうもありがとう。(目障りでしょうが、殿の記憶のためのメモです)

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