若殿の気ままな独り言

日常生活で見聞きしたこと感じたこと、はまってるマカオ/Macau/澳門のことなど、勝手気ままに書き綴ります。毎日更新!

「花筵(はなむしろ)」って何? (花見便り・・9:完結・・)

2010-04-13 12:41:39 | 日々の出来事
昨日の月曜日は真冬に逆戻りの寒い一日で、また午前中から雨も降り続いたので、サクラの花もかなり散ったしまったようです。


雨、風で、ほとんど葉桜状態になっています。


歌謡曲の舞台にもなっているこの川も、この辺りでは川幅も狭くまた水深も浅いんですが、落下した花びらがちらほらと積もっています。


川の真ん中の菖蒲(アヤメ)が植わっている丸い枠の中には、サクラの花びらがびっしりです。


川の両側には流れがゆるいので、帯状に花びらが溜まっています。


写真を撮っていたら、ちかくの駐輪場の管理人さんが、この帯状にサクラの花びらが溜まっている状態のことを、「花筵(はなむしろ)」と呼ぶということを教えてくれました。


確かにむしろみたいですね。このときは川の流れには五月雨に花びらが流れていっていましたが、何度か花びらがびっしりと連なって流れていくのも見かけたそうです。花びらが連なって流れていく様(さま)を、「花筏(はないかだ)」と呼ぶということまで教えてくれました。


見づらいですが、川の真ん中には鴨が泳いでいました。


もう一匹のカモも近づいてきて、花筵(はなむしろ)に座るのでしょうか

日本には、花、主にサクラに絡んでの言葉が多いですね。サクラを愛でて、日本で暮らしている喜びを感じたので、サクラに関する日本語を色々調べました。(小学館・デジタル大辞泉より抜粋)

・花明かり(はなあかり)・・・桜の花が満開で、夜でもあたりがほの明るく感じられること。
・花嵐(はなあらし)・・・桜の花の盛りのころに吹く強い風。又、その風で桜の花が散り乱れること。
・花筏(はないかだ)・・・水面に散った花びらが連なって流れているのを筏に見立てた語
・花笑み(はなえみ)・・・花が咲くこと。また、咲いた花のような華やかな笑顔。
・花衣(はなごろも)・・・花見に着る晴れ着。花見の衣装。
・花の雲(はなのくも)・・・桜の花が一面に満開になるさまを、雲に見立てていう語。
・花冷え(はなびえ)・・・桜が咲くころの、一時的な冷え込み。
・花吹雪(はなふぶき)・・・桜の花が吹雪のように乱れ散ること。
・花筵(はなむしろ)・・・草花などが一面に咲きそろったさま、また、花の散り敷いたさまを筵に
 たとえていう語。    等々・・・。

「花筵」、「花筏」に限らず、日本古来の趣のある言葉ですね。今年の花見便りはこれで完結です。早くも来年の花見が待ち遠しい殿であります。


人気ブログランキングへ ←★応援のクリックをお願いしま~す!

P.S.
4/11に続いて、昨日12日もランクインしました。12/3から131日間で、122回ランクインしたことになります。139万ブログ中の4,813位で、通算167度目、訪問者数252名(累積 51,989名)でした。みなさん、どうもありがとう。(目障りでしょうが、殿の記憶のためのメモです)