地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

黄河

2011年03月10日 23時46分44秒 | うろつき実況中継、やや時差あり
 西安は晴れ。内蒙古自治区呼和浩特(フホホト)は半砂漠地帯である
為もちろん晴れ

本日14時50分に西安舘咸陽空港を離陸した中国東方航空機で内蒙古自治区
主都の呼和浩特(フホホト)市へ向かいました。

日本では当たり前でも中国ではありがたさ満点となる定刻離陸で、西安から北
北東におよそ800キロ離れたフホホトまでの進行方向右側の窓からは、

まずは毎度お馴染みの痩せ果てた黄土高原。等高線開墾して畑作を行なうこ
とでより一層地力が落ちていきます。その果て、わずかな降雨で土壌浸食が発
生し耕地崩壊の憂き目に。

その手の気の滅入る光景が陝西省北部一帯に続き、飛行時間90分のうち前半
の4~50分ほど。

その等高線開墾風景もやがて尽き、もはや只の半砂漠地帯になりました。


(明代に築かれた万里の長城を探しましたが確認出来ず。我が国に飛来する
黄砂の故郷ここにあり、です)

この内蒙古自治区南端付近、NGOの皆さんが方々で土壌浸食緩和の為にポ
プラ等の植樹を行なっておいでだとのことですが、正直な印象、焼け石に水、で
す。より先鋭的にドラスティックに大規模植林せねばさらにきつく乾燥した砂漠
と成り果てることは確実かと。

野次馬根性丸出しの日本人中年などが対岸の火事的に危機唱えるより、中国
政府こそ危急の課題であると感じてくれていればよいのですが。


(フホホト着陸までおよそ20分と機内放送された頃、この飛行のハイライトたる
黄河の眺め)

大きな蛇行ぶりといい、氾濫原の広さといい、河岸段丘の雄大ぶりといい、両
岸の植物群生ぶりといい、それまで見えていた支流のちょろっとした流れに較
べ格段の貫禄でした。この地点に至るまでに青海省・四川省・甘粛省・陝西省・
寧夏回族自治区の各地を流れ下ってきています。

写真のこのあたり、ゴビ砂漠を貫流する外来河川として抜群の存在感です。

飛行機が黄河の北側に回り込むと、じきにフホホト市近郊上空となりました。



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   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

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再訪要請

2011年03月10日 14時57分16秒 | うろつき実況中継、やや時差あり
現在、西安咸陽空港で内蒙古フホホト行き中国東方航空便の搭乗手続き中です。

昨日行ったPPT使用での当社業務プレゼンが当地お得意先の琴線に触れた模様で、先程ご一緒した昼食の席上、お得意先の副総経理から6~7月頃に西安再訪要請を頂戴しました。今回の訪問では4名の方々に業務内容を説明しただけだったのですが、次回は陝西省各地から聴講に来る少なくとも数十人の前で詳細プレゼンする事になりそうです。

PPTの中身改良の必要ありです。

現在、日本語と中国語のPPT原稿を持っていますが、近いうちに英語とロシア語の原稿も作っておこうかと。一昨日、ロシア・ウラル管区バシコルトスタン共和国からも訪問要請を頂戴しましたので。

李太白

2011年03月10日 09時19分46秒 | うろつき実況中継、やや時差あり
昨日夕刻、早めの時間帯から宴会開始。まず白酎乾杯から始めようとお得意先管理職のお達し。写真の瓢箪型容器には「洞蔵太白」と。名前は詩仙「李白」の字から付けたものだとのこと。

李白を知っているかとの問いがあったので、日本では李白と杜甫は社会科と漢文の時間に必修であること、他に白居易や陶淵明あたりは日本人には馴染み深い詩人であること、杜甫の「登岳陽楼」や李白の「蛾眉山月」などは我が国の松尾芭蕉や与謝蕪村に大きく影響を与えたこと等、ここぞとばかりに申しますと、同族先人を持ち上げられた宴席の方々、大層気分良くなったのかしきりにこの白酎を注いできます。

座の空気を壊さぬ程度に、日本人は中国の文化に敬意を払いつつ学ぶ姿勢を持っているが、中国人は日本の文化に対してどうか、芭蕉など聞いたことがあるか、等々少し薀蓄かましつつ申しました。

返答は予期していた通り、全く知らない、とのこと。

僕ら日本人が中国の文化を理解しているのと同程度に中国人も日本の文化を学ぶならば、両国の友好水準は現時点のものより遥かに高くなるだろうにと、つまり、共産党主導のお手盛り反日教育ばかり真に受けていないで、日本の文化的背景について雑音抜きで知る努力をせよと。


西安の漢民族に一発かましたことで気分良くなり、飲まんでいいレベルまでついつい白酎飲んでしまったので、今朝はやや頭痛です。