ここ5~6年以内の中国行き機会の中で、2004年11月から
12月にかけての中国奥地ドサ廻り営業レポートについては未だ
ブログアップしていませんでした。
久し振りに興が乗ってきましたので、今回をスタートとして断続的
に数回分載にてアップしていこうと考えています。
今までも激しくヘビーな中国内陸営業活動行状記を記載してきま
したが、この「2004年初冬・新疆ウイグル&四川&山西&北京
の巻」の激しさ、回を重ねてきた中国ドサ廻りの中でも特に凄味
のあるものとなりました。何が凄かったのか、読み進んでいただ
ければ追々ご承知いただけるものと思います。
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2004年11月の20日過ぎだったとほのかに記憶しています。
以前からお付き合いしている上海の日系お得意先が出展した展示
会の見学&お得意先のサービス員と同行での中国ドサ廻り営業活
動を目的としてゲートウェイ都市上海に渡りました。
その年の展示会ではお得意先ブースの一角に当社にて加工した
クロムめっき品を説明パネル付きで展示していただいており、
間借りだとは言え大陸での展示会にて当社をアピール出来たこと、
大変喜ばしく、お客様への感謝の意も込めて渡航した次第でした。
展示会最終日に3時間ほど会場内あちこち見学しましたが、屋外
展示場が日本国内のものとはケタ違いに広く、足が棒になったこ
と深く記憶しています。
夕刻、お得意先の当社担当者Kさんとともに地下鉄2号線で虹橋
の日本人居住地区近くにある「一番ラーメン虹橋店」に出向き、
翌日からのドサ廻り営業壮行会の趣きにて飲酒飲食していました。
(上海にはこの一番ラーメン以外にも耳目に馴染んだ日本の各種
飲食チェーン店がたくさんあります。この街でならば何十日だろう
と食事に不自由することはありません)
さて翌朝、上海市街地西にある虹橋空港にてお得意先の中国人
スタッフLさんと合流。上海虹橋発ウルムチ行きに乗りました。
東シナ海上空を80分ほどの飛行で到着してしまう福岡→上海
ですが、上海→ウルムチときたら、西へ行くに従い段々と乾燥し
ていく中国大陸の上を延々5時間も飛ばねばなりません。中国
奥地の広大さに較べ東シナ海の狭いこと。
(おそらく陝西省南部だろうと推定される山岳地帯)
(おそらく青海省北部だろうと推定される山岳地帯)
(おそらくタクラマカン砂漠東端だろうと推定される砂丘地帯)
午後遅くにウルムチに着き、さっそくお得意先の代理店へ。新疆
での表面処理品調達情報をヒアリングし、当社PRなど行ないま
した。
(翌朝9時前頃の街中。北京から4000㌔も西にある街なのに、
時差を全く設けていない為、冬至に近い時期、日の出は9時過ぎ
です。実勢、北京タイムより3時間ぐらい遅くすべきかと思われ
ます。中央集権の極み)
午前中、前日の代理店に再度出向いて打合せ等々行ない、遅い
時刻に昼飯喰いに出かけました。
(着いた先は、ウイグルレストラン。シシカバブ+骨付マトン
を乗せた辛い炒め飯)
なにしろ、どの料理も恐ろしく辛いのでお茶ガブ飲みするしか
ありません。唇から食道まで発熱しそうでした。
(店の外では持ち帰り客向けにシシカバブを焼いていました。
スタッフはもちろんウイグル族の若い衆)
(鉄皿は羊の血とトウガラシで真っ赤っか)
辛すぎる料理を胃袋に落とし込み、なんとか昼食を終え、ウル
ムチから北に100㌔ほど離れた工場へ行ってみることになり
ました。
(今日びのシルクロード天山北路はこんな風な対面4車線です。
もっともこんな高規格道路は極く一部だけだとのことですが。
道の両側は新疆ウイグル自治区らしくポプラ並木)
(夕刻、ウルムチへの帰り道。北東方向遠くにアルタイ山脈が。
山脈手前からモンゴル領なんだとか)
(遠景は夕日に照らされる博格達(ボグダ)山。標高は5400㍍
ぐらいらしい。ウルムチ近辺の天山山脈では最も高い山です。登っ
てみたいものです)
街中まで戻る時間帯には、天然サマータイムのウルムチながら
さすがに日没してしまいました。
(晩飯も羊でした。中国全土にチェーン店を拡大している火鍋
専門店「小肥羊(シャオフェイヤン)」。2009年現在、日本でも、
渋谷・赤坂・新宿・横浜関内に開店しているらしいです。近々
行ってみることにしようかと思っています)
(ヒラミッド状に積み上げてあるのが巻いて凍らせた薄切り
ラム肉。一度に数巻、SUS鍋に放り込みます)
(鍋内は逆S状に二分されており、ビジュアル印象通り、めちゃ
くちゃに辛い唐辛子スープの部と、それよりは若干ソフトだが
それでも日本人にはやはり辛さが過ぎるスープの部、以上
どちらかで具に熱を通して、喰うことになります。液面に
大量に浮いているのはニンニク)
消化器官粘膜を静める為に水やお茶やビールを大量に取らざる
をえない為、水分系摂取による満腹感を味わえます。
ラム肉ももっと穏当に食べたならば、きっと風味を楽しめただろう
と思いますが、かの地の方々にとっては物足りないものであろう
ことも事実。
国内4店舗でも同じ味付けなんじゃろか?ブルブル...
日本人の味覚に迎合して少しなりとソフィスティケートされておら
ねば、継続的営業活動は難しいかもしれぬと感じます。
(断続的不定期に続きます)
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● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
または、TEL:0942-34-1387 FAX:0942-36-0520
所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。
● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
と書くのが日本語的には正解)が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
生成します。
● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。
● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
平面研削も行います。
● フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
しました。
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