地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

うろつきアーカイヴス 2004年初冬・新疆ウイグル&四川&山西&北京の巻(その3)

2009年04月28日 21時33分57秒 | うろつきアーカイヴス


ウルムチから28時間遅れで四川省の省都成都市へ降り立ち、街中の宿
へ。消化器と肝臓がヨレヨレ状態でしたので、迂闊な晩飯を喰うわけに
はいきません。中国の激辛料理の故郷、四川省の中心都市ですから...


(夜、宿を出て独り下町をうろつきました。さすがに日本での様に薄暗い
路地裏を歩きまわることはしませんでしたが。で、見つけました。「日式
料理」です。串刺しにした蒲鉾だか竹輪だかイカ焼きだかの妖しげな写
真。あまりにも「なんだかなー」でしたのでこの店には入れず)

結局、メーンストリートにあったマクドで四川風味付けのハンバーガーと
甘たるいお茶で胃袋をごまかしましたが、ど辛い四川料理で消化器粘膜
を焼くのは避けられました。

翌日、成都市内で代理店2店へのPR活動。ホントは3軒廻ることにして
いましたが、28時間遅延の結果、1軒についてはどうしても都合がつき
ませんでした。せっかく成都まで来たというのに。涙

成都での営業活動を終え、次は200㌔ほど東にある政府直轄都市重慶
へ向かいました。

移動には高速道路をバスにて移動。このバスがまた酷かった。

僕が座った座席の背もたれリクライニング機構がぶち壊れており、大き
く後ろに倒れたまま起き上がりません。さらに、シートのバネにも異変
があって路面の小さな窪みやバスの振動を全て拾ってしまい、身体が
座席上で小刻みにジャンプしてしまうという代物。

この状態の中、3時間乗車し続けねばなりませんでした。

前々日のウルムチでの消化器官大不調に続き、四川省では腰と背筋が
やられました。

重慶にバスで移動した当日とその翌日午前中いっぱいは代理店での営
業活動。午後、次の目的地、山西省の省都太原市への飛行機離陸時刻
までの間、痛い腰をさすりつつ重慶市内をうろうろしていました。

重慶の中心市街地は、中国一の大河長江とその大支流である嘉陵江と
の合流地点直上流部の丘陵上にあります。

長江については説明するまでもありませんが、その支流嘉陵江からして
桁はずれの規模の川です。甘粛省境に発した後、陝西省南部を通り
四川省へと流れ、重慶市で長江に合流するまでの長さが1100㌔余り
。流域面積は日本の総面積の40㌫を超える約16万平方㌔㍍で、長江
の数ある支流の中でも流域面積は最大。

坂東太郎だ、筑紫次郎だ、四国三郎だ、と大河ぶっている我が島国の
河川たちがちいちゃい農業用水路に思えてしまう超巨大サイズです。


(右手前から流れてきた長江本流と左からの嘉陵江が合流し、画像中
奥の下流に向かって滔々と流れていきます。河口の上海から2000㌔
以上も上流にある重慶でこの水量。恐れいります。展望デッキでは新婚
さんが記念撮影中でした。にごりきった大量の水とスモッグに霞む背景
をバックに...)


(合流部写真を撮った地点で180度振り向くとこの光景。ある意味、
感動的)


(合流部の水際まで降りて行きました。結構な角度のある砂浜でした。
合流点から嘉陵江の上流方向。3階建て4階建ての川船が小さく見え
ます)


(同じ地点で振り向き、長江上流部方向。人民解放軍の制服を着たガラ
の悪そうな輩、数人。本当に軍人なのか否か判別出来ず。この手の制服
だったら、フツーに露店に吊るしで売られていますので)


(最初に合流部写真を撮った展望デッキ。砂浜が巨大であることが理解
できると思います)


(重慶中心市街地の最高地点の公園から。濃密なスモッグで胸が悪くな
りそうでした)


(通年、かなりの日数がこんな感じのスモッグ日和なんだそうです。河川
合流部の通気の悪い盆地内に数百万人が住み、石炭ストーブ・濾過して
いない工場排煙・真っ黒な煙を吐くディーゼル車、その他ありとあらゆる大
気汚染を引き起こす経済活動により、こんな状況に)

地元の方に言わせると、重慶では恒常的なスモッグにより直射日光を浴
びることが少ないので女性の肌が美しく、おかげで美人が多いんだとか。

その言、ヤケクソの様には聞こえませんでした。もし、本気で言っている
のならばその能天気・超楽天に驚愕です。まず、呼吸器系疾患を疑って
かかり、適切に対処せねゃ、あんたら寿命短いで!


(空港連絡バス乗り場に近いあたりは歩行者天国となっていました。凄ま
じい人の多さ)

この重慶でも、典型的ないわゆる「中国」にしてやられました。

疲れる街でした。

                    (断続的不定期に続きます)



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    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
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● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
    しました。

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