国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

ジャズとヒップホップが同じ土俵に! これは興味を刺激するテーマだ!

2011年02月07日 | 喫茶店に置いてある本
事の起こりは昨年の11月か12月だったと思う。
「いーぐる」でマスターの後藤氏の
新刊『ジャズ耳の鍛え方』(NTT出版)が発刊された記念の講演会だった。
当事者の後藤氏以外に音楽評論家の中山康樹氏と村井康司氏も同席し、
2部構成でのプログラムになっていた。
1部では実際に音源をかけながらの話が行われたのだが、
2部では現在のジャズの有り様について公開座談会が行われた。
その中で中山康樹氏がふっと「ジャズとヒップホップの関係を調べている」と発言した。
あまりにも自然の流れでジャズとヒップホップが俎上に乗ったのだ!

中山氏といえばお馴染みであるが、日本のマイルス研究の第一人者である。
マイルスの最後のアルバム『ドゥー・バップ』はヒップホップに着想を得て、
実際の製作にはヒップホップ系ミュージシャンの
イージー・モー・ビーたちを招集している。
残念ながらマイルスが死により、その完成はモー・ビーの手によるものとなり、
結果マイルスがどのような音楽を思い描いていたのかは不明になってしまった。
しかしマイルスがヒップホップに目を向けていたのは事実である。

といっても僕のヒップホップのイメージは
音楽に合わせて韻を踏みながら、歌うのではなくしゃべるような感じであること。
そしてターンテーブルの上でレコードを擦り、音を歪ませながら出すこと。
ぐらいである。
あとはシャツやズボンがやたらにブカブカで、
しかも腰までズボンを降ろしていることぐらいだ。
その音楽どんなもんかなどと考えたことはない。

この件が徐々にジャズ界に広がり始めてきた。
先々月発売の『Jazz JAPAN』に口火を切った中山氏を含め
ジャズ界から2名とヒップホップ界から2名の座談会が特集された。
とはいっても雑誌からは音楽は聞こえてこない。
そこに「いーぐる」の連続講演で「ヒップホップ学習会」ということで
中山氏が講演をすることになることが決まった。
となれば兎にも角にも行くしかないでしょ。

ヒップホップは果たしてジャズの新しい道になりうるのか!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿